黒蝶・蜜乙女
最新 最初 🆕
#722 [向日葵]
セツナに詰めよって首筋の“証”を見せ付ける。

蜜「な…っ!これ、どっ!!」

セツナ「見ての通りだが?」

首を傾げると、セツナの髪の毛から水滴が垂れる。

蜜「なんで?!どうして!!」

セツナ「気にしなくてもお前が想像している様な事はしてない。」

と言って窓側の椅子に頭を拭きながら座る。
とりあえず胸を撫で降ろす。

⏰:07/08/02 01:58 📱:SO903i 🆔:fFIj0jDE


#723 [向日葵]
セツナが後ろで笑ってるのが聞こえた。

セツナ「期待通りにすれば良かったか?」

頭にタオルを乗せて、タオルの隙間から私を垣間見る。

蜜「結構です…。――うわっ!」

いつの間にかセツナは背後に立っていて、抱き上げられた。

セツナ「さぁ。寝るぞ。」

蜜「私ついさっき寝てたんですけど。」

セツナ「俺も眠くない。布団の中で語ろうじゃないか。」

⏰:07/08/02 02:05 📱:SO903i 🆔:fFIj0jDE


#724 [向日葵]
強制的に布団を被せられて、セツナは私に身を寄せて布団の中に潜る。

蜜「頭乾かしてくださいよ。風邪ひきますよ?」

セツナ「そんな柔わじゃない。」

と言って私の頭の下に腕を入れて更に身を寄せて来る。
ドキドキ胸が高鳴って仕方がない。

蜜「私いつ家に帰れるんですか?」

セツナ「どうせ春休みじゃないか。ならいいだろ。」

蜜「やっぱり落ち着きませんもん。あ!ってか私お風呂入ってない!!セツナ離れて!」

⏰:07/08/02 02:26 📱:SO903i 🆔:fFIj0jDE


#725 [向日葵]
でもセツナは離れてはくれない。
それどころかもう片方の腕できつく抱き締めてくる。

セツナ「そんな事しなくてもお前はいつだって芳しい。」

……。

蜜「なんか微妙。それって貴方の食欲面についてですよね?」

セツナはクスッと笑うと唇をオデコに押し当てる。

あ、かわされた。
分かった分かった。話を変えればいいんでしょ?

蜜「ここの皆さんはいい人ばっかりですね。ラフィーユにオウマ君、シオイさん……。」

そこで口を閉じた。

⏰:07/08/02 02:30 📱:SO903i 🆔:fFIj0jDE


#726 [向日葵]
セツナ「?…蜜?」

そういえば…ルキはどうしたんだろう。
確か助けてくれた時にはいたと思う。

だけどそれからは全然見ない。
それはおかしい。

蜜「セツナ…。ルキは…?」

セツナの腕がピクリと反応する。
セツナは私の目を捕らえる。

セツナ「罰として……監禁されてる。」

蜜「監禁?!」

セツナ「罰は元々受けなければならなかった。蜘蛛族と手を組み、あんな事をしたのだから。」

⏰:07/08/02 02:36 📱:SO903i 🆔:fFIj0jDE


#727 [向日葵]
蜜「でも……っ罰は与えにくいって前……。」

セツナの目が、厳しさを増す。

セツナ「それは蜘蛛族の場合だ。ルキは身内。ならば罰は執行される。」

蜜「監禁されたら蜜を吸えなくなるんじゃ……。」

セツナは小さく頷いた。
つまりそれって……餓死させる気……?

蜜「死なせるなんて…っそんなの駄目!お願い!助けてあげて!!」

私はセツナの胸元のシャツをギュッと握って必死に頼んだ。

⏰:07/08/02 02:40 📱:SO903i 🆔:fFIj0jDE


#728 [向日葵]
セツナ「あんな目にあったのに何を言ってる。」

蜜「でも……っ。」

セツナ「もう嫌なんだ。自分のふがいなさのせいでお前が泣く姿を見るのは……。」

セツナの顔が悲しみで歪む。
セツナは抱き締めていた手を私の顔に触れる。

蜜「セツナ…。」

私はその上から手を乗せた。

蜜「でもね?セツナ…。私だけ生きて、顔見知りの相手が死ぬのなんて嫌だ。」

セツナ「当然の報いだろ。」

⏰:07/08/02 02:45 📱:SO903i 🆔:fFIj0jDE


#729 [向日葵]
蜜「私ずっと考えてた……。歪みあうんじゃなくて、なんで仲直りをしないのかって。」

セツナは不思議そうに眉を寄せる。
私は続ける。

蜜「ターヤさんとの事だって話合えば済みそうだし、お互い分かり合う努力も必要だと思うんです。どうです?」

セツナ「あのなぁ蜜よ。それが出来てたらしてるさ。」

蜜「と言うことはしてないんでしょ?」

セツナはため息を吐いた。吐息が髪の毛を撫でる。

⏰:07/08/02 02:51 📱:SO903i 🆔:fFIj0jDE


#730 [向日葵]
――――――――

今日はここまでにします

⏰:07/08/02 02:52 📱:SO903i 🆔:fFIj0jDE


#731 [向日葵]
セツナ「お前はどこまで平和主義なんだ。」

蜜「……だって。」

私はセツナに背中を向けた。
広いベッドの真ん中。

寄り添って寝なくても広々と使えばいいのに。とか思うけど、背後から感じられる体温の主には敵いっこないわけで……。

私ってこんな甘い雰囲気醸しだすキャラだっけかぁ〜……?

そっぽを向いた私をセツナは後ろから抱き締める。
優しく力強い腕……。

セツナ「じゃあ明日…父上に会ってみるか?」

……え?

⏰:07/08/02 23:31 📱:SO903i 🆔:fFIj0jDE


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194