黒蝶・蜜乙女
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#401 [向日葵]
セツナ「ルキの話をどこから聞いていたか知らないが、全くの誤解だ。あれは……ルキを遠ざける為に言っただけだ。」
蜜「遠ざける……為?」
私が眉を寄せるとセツナは苦笑した。
セツナ「続きがある。「そうだな…。最初はそうだったかもしれない。が、今は違う。次こんな事言ったら……女のお前であろうと覚悟しておけ。」……とな。」
私は眉を一旦戻してまた寄せる。
蜜「そんなのして……本当に遠ざかるんですか?」
:07/07/22 13:53 :SO903i :YGtAsc/E
#402 [向日葵]
セツナ「見れば分かるだろ。アイツは俺を好いてる。ならば嫌われることはしない。それぐらい分かってる。」
あー…久々俺様口調。
どうしたらそこまで自信満々に言えるんだ。
セツナは私の目をジッと見つめた。心臓が跳ねる……。
セツナ「運命じゃない訳ないだろ。言ったハズだ。お前は俺を求めるし、俺はお前を求める。決して蜜乙女だからじゃない。……ったく。何回説明すれば分かってくれるんだ。お前が可愛いといつも言ってるだろ。」
:07/07/22 13:58 :SO903i :YGtAsc/E
#403 [向日葵]
蜜「ハァ……。分かってますよ。……でも不安がよぎらないのは嘘じゃありません。」
セツナは私を見つめると身を乗り出して軽く唇に触れた。
セツナ「……信じろよ。」
セツナが囁く。甘く甘く私の頭を犯す。
セツナ「お前にまた大っ嫌いと言われた時は死にそうだったぞ。」
その時を思い出してるのか美しい顔が歪む。
蜜「……。それくらいショックだったんです。分かってるんでしょ?どれくらい……貴方を好いてるか…。」
:07/07/22 14:02 :SO903i :YGtAsc/E
#404 [向日葵]
私は溜め息をついた。
そしてセツナの骨ばった手を見つめて、左手の人差し指を掴んだ。
蜜「話を聞かなくてごめんなさい……。でも、ホントに蜜乙女でしか価値がないって言われたらと思うと……。」
握られていない方の手で、セツナはゆっくりと私を抱き寄せた。
セツナ「心配しなくても、蜜と言う1人の人間が好きだ。それをちゃんと分かっておけ。」
セツナの体温が心地いい……。指を掴む手を離して、キュッと抱きついた。
:07/07/22 21:43 :SO903i :YGtAsc/E
#405 [☆チーター☆]
きゃあイイイ
更新されてるぅぅ~~
貴重なスペース使ってごめんなさいソソ
:07/07/22 21:54 :auSA3A :feuVnaEw
#406 [向日葵]
セツナ「ったく。お前の頑固ぶりは疲れたぞ。一晩いるのは寒いし。」
蜜「……なんで…、すぐに撤回しに来てくれなかったんですか?」
セツナはその大きな両手で私の顔を包んでグイッと上を向かした。
セツナ「言葉に乗りきるのに頑張ってたんだ。また言われたらもう無理だと思った。」
なるほど……。
段々真相が見えて…きた?
蜜「……今度こそ…、もう言いません、から…。」
:07/07/22 22:05 :SO903i :YGtAsc/E
#407 [向日葵]
セツナ「誓うか?」
蜜「誓う?」
セツナは人差し指を私ね唇に軽く押し付けた。
セツナ「わかるか?」
蜜「わかりますがわかりません。」
そこで私はいつもの自分を出せた。
蜜「知ってますよね?私がそれ系苦手って…。」
セツナ「だからだろ。…誓えるのか?……誓えないのか…?」
出た出たー…。
Let's俺様。断れないの知ってて言うんだから……。
でも……。
蜜「他がいいです……。」
セツナ「なら俺から誓おう。」
セツナは抱き締めてた手を私の腰辺りまで下ろして私とセツナの間に距離を作った。
:07/07/22 22:33 :SO903i :YGtAsc/E
#408 [向日葵]
セツナ「絶対……お前を傷付けない。その口から、大嫌いなんて言葉を出させない。約束する……誓う。」
まっ……ぶしー……。
セツナが眩しい……。
それは反則だ。私は光を放つ術なんか持ってないのに。
セツナの胸元のセーターを引っ張って私の方へ引き寄せる。
そして、唇を押し付けた……。
蜜「……。誓いましたよ。いいですか?」
呆気にとられてたセツナは歯を見せて笑った。
:07/07/22 22:45 :SO903i :YGtAsc/E
#409 [向日葵]
チーターさん
すいません
気付きませんでした(゚□゚;)
ありがとうございます
――――
――――
セツナ「やっぱりお前は俺の花嫁にふさわしい!手放すことなど不可能らしい……。」
蜜「じゃあ……手放さないで下さい……。」
セツナは何故かクククと笑って顎をクイッと上へ向かせた。
セツナ「お前は無意識の内に俺を誘ってると気づいてるのか?」
さ……!誘ってるってっ―――― !!!!
:07/07/22 22:52 :SO903i :YGtAsc/E
#410 [向日葵]
蜜「苦手な奴が誘うわけないでしょぉっ!!!!」
セツナ「ハハハハ!蜜はやはり赤面しなきゃ始まらんなぁ!!」
ブスッとソッポを向くと、直ぐに片方の頬を包まれてセツナの方に向けられた。
セツナ「好きだ……。」
甘い言葉が私の脳へ、心臓へ……溶けていく。
蜜「はい……。」
セツナ「好きだ……。」
もう一度囁くと、唇を優しく押し付けてきた。
:07/07/22 22:56 :SO903i :YGtAsc/E
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