黒蝶・蜜乙女
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#450 [りん]
>>300->>400

⏰:07/07/23 22:23 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#451 [りん]
あらっ
>>300-400

⏰:07/07/23 22:24 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#452 [りん]
>>400-500

⏰:07/07/23 22:25 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#453 [向日葵]
りんさん

安価ありがとうございます

――――――――

セツナ「何故。」

蜜「着替えるんです。」

セツナ「見ててもいいじゃないか。一回見たし。」

馬――――鹿―――――!!!そんな問題じゃないんだよ!

蜜「駄目です!早く!!」

セツナ「意味が分からん。別にいいだろ。いつかそーゆーのを体験」

蜜「だぁぁぁぁ!!禁止ぃぃっ!!!!これは普通の恋愛小説――――!!」

⏰:07/07/24 00:44 📱:SO903i 🆔:cPiJXw2A


#454 [向日葵]
とりあえずセツナを無理矢理窓の方へ向かした。

セツナ「蜜。窓でお前が見えるんだが……。」

蜜「カーテンを閉めて下さいカーテンをぉっ。」

それでなくても一緒の部屋で着替えるなんて恥ずかしいことしなきゃいけないんだから……。

蜜「……。ターヤ先生は、一体何者なんですか?」

ジャージを履きながら聞いてみた。

セツナ「頭にクモの糸が乗ってあったろ。つまり蜘蛛族さ。」

⏰:07/07/24 00:48 📱:SO903i 🆔:cPiJXw2A


#455 [向日葵]
蜘蛛族……。
だから、裏切り者扱い。

昔、テレビで聞いた事がある。
元々昆虫だった蜘蛛は、昆虫世界を裏切り、今の様な異形の形をとったと。

ホントにそんなのあるんだ……。

セツナ「あんなのでも仲間は仲間だ。下手に攻撃もしたくない。向こうだって不利なことはしないハズだ。」

蜜「自然界も色々アグレッシブなんですね。さて…と。もういいですよ。」

そういうとセツナは振り返った。そして私をジロジロ見る。

⏰:07/07/24 00:57 📱:SO903i 🆔:cPiJXw2A


#456 [向日葵]
蜜「?何か変ですか?」

セツナ「大変可愛らしいが……トレーナーだと体のラインがわかりにくく」

蜜「ご飯食べるんでここで大人しくしてて下さいね。」

バタン

ったくエロ蝶々…。

タンタンタン……。

おばあちゃん「あ、来たわね。ささ、食べましょう。」

おじいちゃん「おー…。今日はハンバーグかい…。」

蜜「いっただっきまーす!」

⏰:07/07/24 01:02 📱:SO903i 🆔:cPiJXw2A


#457 [向日葵]
おじいちゃん「蜜。食べる前にいいかな?」

ハンバーグを口に運ぼうとした手を止めて、おじいちゃん達に向き直る。

蜜「な、何?」

ハッ!!ままままさか……。セツナとの事バレたとかっ?!

おじいちゃん「私達の事なんだが……。」

あ、なぁんだ……。

おばあちゃん「しばらく…外国へ行こうかと思うの……。」

蜜「……え?」

⏰:07/07/24 01:06 📱:SO903i 🆔:cPiJXw2A


#458 [向日葵]
おばあちゃん「私達、もう人生短いでしょ?一度、外国行ってみたくって…。少し堪能してこようかと思ってるの……。」

蜜「だ、大丈夫なの?」

おばあちゃん「私達は何も心配はないわ。ただ貴方よ。この家に一人…。」

まぁ別に……一人じゃないけど。
こっそり天井を見上げる。

蜜「私なら大丈夫よ。だってもうすぐ17歳!家事だってちゃんと出来る!だから楽しんできて全然いいよ!!」

おじいちゃん「それを聞いて安心したよ。ありがとう……蜜。」

⏰:07/07/24 01:10 📱:SO903i 🆔:cPiJXw2A


#459 [向日葵]
もう細くなってしまったおじいちゃんの手が私の頭を撫でた。

それからはほのぼのと晩御飯を済ませ、自室にまた戻ることにした。

カチャン

セツナ「お前また一人らしいな。」

ベッドに寝転んで足を組ながらセツナが言った。

蜜「ぬ……盗み聞き?!」

セツナ「暇だったんでな。結構スリルあったぞ。見付かるか見付からんかの狭間で。」

私は溜め息をついた。
聞かれたのなら仕方ない。また同棲(?)の始まりだ。

⏰:07/07/24 01:15 📱:SO903i 🆔:cPiJXw2A


#460 [向日葵]
セツナが上体を起こして私の手を引く。

セツナ「また二人で生活出来るぞ。」

嬉しそうに笑うセツナにやられた。
そりゃ嬉しくなくはないけど……。

蜜「そうですね……。ところでー…。この手なんです?」

セツナの手が腰辺りにある。
セツナがニヤッと笑った。

セツナ「まぁ嫌がるかもしれんが…俺も一応動物なんでなぁ……。食事の時間だ。」

⏰:07/07/24 01:19 📱:SO903i 🆔:cPiJXw2A


#461 [向日葵]
グルッ バフッ!!

世界が一転したかと思うと既にベッドの上。
私は横たわり、セツナは覆い被さっている。

蜜「別にこんな格好しなくても……っ!」

セツナ「そーゆー慌てる可愛い蜜を見る為だ。」

―――ドキン…

ホントズルイ……。

蜜「ん……。」

セツナの唇が私の唇を支配し始めた。
こうなったらもう無理だ。

⏰:07/07/24 01:23 📱:SO903i 🆔:cPiJXw2A


#462 [向日葵]
セツナ「蜜…少し口開けろ……。」

蜜「……っ!」

普段そんなの言わないくせに……っ!

私はそっと口を開く、と同時にセツナの舌が侵入してきた。

私の体、神経、臓器。全てが支配され始める。

蜜「……セッ…ツ……。」

言葉を出そうとすれば塞がれる。“黙って支配されてろ”とでも言うように。

やがてセツナが離れたと思ってホッとしていると、今日はそれで終りではなかった。

⏰:07/07/24 01:29 📱:SO903i 🆔:cPiJXw2A


#463 [☆チーター☆]
あげますト
待ってますイイ

⏰:07/07/24 14:49 📱:auSA3A 🆔:JuO1OoU.


#464 [なな]
本当に!
向日葵さンの小説

大好きデス

これからも
応援してる冫で

がムばッて下さLl-

⏰:07/07/25 00:03 📱:SH903i 🆔:9HlWsAhI


#465 [向日葵]
チーターさん
ななさん

ホントにありがとうございます


――――――――

意識がフワフワするのを確認しながら、セツナの顔が私の首近くに来ているのには気が付かなかった。

チゥゥ

蜜「ひっ!ちょ、セツナ!!何を……っ!」

セツナが首筋に吸い付いた。
セツナは顔をあげると意地悪そうな顔で笑った。

⏰:07/07/25 00:17 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#466 [向日葵]
セツナ「証付けただけ。」

蜜「あかあか証?!」

セツナを押し退けて鏡を見た。
すると……

蜜「んぎょあぁ!!」

変な声が出た。

蜜「なんちゅうもんを付けてくれたんですか!!」

首にはくっきりと赤い跡。つまりキスマークが……。

セツナ「誰にも手が出せない様にだ。上出来だろ。」
と笑いながら自慢する。

⏰:07/07/25 00:22 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#467 [向日葵]
蜜「こんなもの……風呂に入って消してやるー!!」

と言って勢いたよく階段を降り、風呂に入って力の限りゴシゴシ擦ったが、自分の肌を痛めるだけに終わってしまった。

洗面所の鏡を見ながらどうしたものかと考える。

『バンソーコーしかないかぁ…。ベッタだなぁぁ……。』

水分を充分に取った後、バンソーコーをペタリ。

『清にバレないといいんだけど……。』

ガチャ

入るなりセツナに笑われた。

⏰:07/07/25 00:29 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#468 [向日葵]
セツナ「どうやら無理で終わったらしいな。」

首元を差しながら言う。

蜜「こんなわっかりやすいトコにつけないで下さいよ!!」

その時、セツナの目がキラリと光った。

一歩一歩歩み寄られて、私はお姫様抱っこをされた。

蜜「どわ!な、なん何ですかっ!!」

セツナはお姫様抱っこをしたままベッドに座る。
そして鼻先が触れるか触れないかのトコまで顔を近付けた。

⏰:07/07/25 00:34 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#469 [向日葵]
セツナ「じゃあ、どこがいい?」

その囁きは極上。甘すぎるくらい。
目は熱く、私を見つめる。
私は息をするので精一杯だった。

蜜「どこ……って……。」

セツナの人差し指が、私の胸元辺りにくる。

蜜「ちょ…っ!」

セツナ「こことか?」

蜜「やだ…っっ!!セツナ!やめて!!」

今のセツナだったらそんなことやって退けそうで恐い……。

⏰:07/07/25 00:39 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#470 [向日葵]
するとセツナはおもむろに息を吐いて手を胸元から外すと、長袖Tシャツの襟元まで移動させた。

セツナ「仕方ない……。ここで我慢する。」

すると襟を下へグイッ!と引っ張って、鎖骨に唇を当てた。

蜜「やっ…!セツナ!!やだぁっ!!」

セツナの吐息が、唇の温度、感触が、ダイレクトに体に伝わる。

セツナ「ここなら見えないだろ。」

舌をペロッと出してまた笑う。

⏰:07/07/25 00:44 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#471 [向日葵]
私は体温計がぶっ壊れそうなくらい体温が上昇していた。

蜜「こんな……こと……。」

セツナ「別に嫌ではないだろう?」

確かに……。
ハッ!!違う!!そうじゃなくて!!

蜜「襲わないって言ったじゃないですか!!」

セツナ「可愛いすぎるお前が悪い。悔しかったらブスになれ。」

んな無茶な。
いや可愛いくもないけど……。

⏰:07/07/25 00:47 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#472 [向日葵]
白旗を上げて降参すると、ゆっくりベッドに横たわせてくれた。
ご丁寧に布団まで掛けてくれる。

セツナ「明日も早い。もう寝ろ。」

セツナは寝ている私の近くに座った。

蜜「セツナは家に帰らなくていいんですか?」

セツナ「お前が眠ったら風呂に入って服を着替えにくらいは戻る。」

あ……行っちゃうんだ…。

私の顔にそう書いてあったかは定かじゃないけど、セツナはニヤッと笑った。

セツナ「離れて欲しくないのか?」

⏰:07/07/25 00:53 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#473 [向日葵]
蜜「…別に。」

セツナは可笑しそうにそっぽを向いて肩を震わすとまた私に視線を向けた。
今度は意地悪そうな顔じゃなく、私が好きなあの優しい顔だった。

セツナ「俺が一秒たりともお前から離れたくないのと一緒だ。」

そう言うと、私の頬に唇を当てた。
そして手を大きな手で包まれた。

蜜「おやすみ…なさい。」

好きな人…。私は改めて実感してしまった。

⏰:07/07/25 01:01 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#474 [向日葵]
――――――――……

次の日

清「蜜ー。アンタ今日日直でしょう?英語のノート集めて持って行けだってー。」

蜜「えー…。面倒くさいなぁ……。」

しかも英語って……。
あのターヤ先生。

まぁ密室にならない限り何もされないと思うけど……。

小川「大変そうだな…。手伝おうか?」

心配そうに小川君が声をかけてくれた。

⏰:07/07/25 01:05 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#475 [向日葵]
それがまた嬉しい。

蜜「だぁいじょーぶ!ありがとう。」

と言って私は英語教材室へ行った。

・・・・・・・・・・・・・

コンコン

ターヤ「はい。どうぞ。」

警戒しながらドアを開ける。

蜜「失礼しまー…す。」
先生は机に向かって何かをカリカリ書いていた。
そして椅子を回してこちらを向く。

⏰:07/07/25 01:10 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#476 [向日葵]
にっこりと笑う顔が胡散臭く見えるのは正体が分かってるからだろうか……。

ターヤ「ありがとう。ここに置いてもらえるかな?」

躊躇った。もし何かされたら……。

ターヤ「…どうかした?」

そこでセツナの言葉を思い出した。

セツナ[不利な事はしないだろ。]

そうだよね。だってこの学校にはセツナがいる。
私に何かあったならば、この人は即刻罰を受けざるを得ない。

⏰:07/07/25 01:14 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#477 [向日葵]
蜜「失礼します。」

私は部屋に踏み入れた。

その時。

ガラガラガラ!

すごい勢いで戸が閉まった。
一瞬わからなかった。何故触れても無いのに戸が閉まるか。

しかし……見てしまった……。

蜜「ルキ……!!」

ターヤ「セツナの蜜乙女と聞いたからどんな者かと思えば……チョロイ。」

さっきまでの丁寧な喋り方が無くなった。

⏰:07/07/25 01:19 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#478 [向日葵]
ゆっくり振り向けば、数m先には思い通りに事が運び満足だと言わんばかりの笑みをターヤ先生は浮かべていた。

ターヤ「僕のこと、もう知ってるみたいだね。」

蜜 「ある…程度は……。」

ターヤ先生は机に寄りかかり腕を組んだ。

何も……して来ない?
私は逃げようと足を浮かした。……つもりだった。

蜜「!!な、んで……っ?!」

ターヤ「見えないのか?足に付いてるものが……。」

⏰:07/07/25 01:24 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#479 [向日葵]
恐る恐る足元を見た。
一見何も無いかに見える。けど。

蜜「……あっ。」

光の反射角度を変えれば分かる。キラリと何重にも巻き付いている細い糸。
それはターヤ先生の手に繋がってる。

ターヤ「だから馬鹿なんだよ。」

逃げるのは諦めるしかないらしい……。
でも

蜜「私は馬鹿ですが、馬鹿呼ばわりをしていいのはセツナだけです!!」

ターヤ先生は一瞬キョトンとしてから大声で笑った。

⏰:07/07/25 01:30 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#480 [向日葵]
ターヤ「ハッハッハッハッハ!!人間と黒蝶族の恋物語か!!そいつぁ可笑しい!!」
しばらくターヤ先生は笑っていた。
その笑い声が頭に響きながら、もしかすれば何かされてしまうと言う恐怖が私を襲う。

でもそれを悟られてはいけない。
私は出来るだけ強気で毅然とするよう努力した。

蜜「何故…私を狙うんですか……。」

ターヤ先生から笑いが収まる。だが口元はまだ笑みが溢れている。

不気味な笑い方…。見ていて吐き気がする。

⏰:07/07/25 01:35 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#481 [向日葵]
ターヤ「一つはアイツらが気に入らない。だから何かデカイ事をと思ってね。もう一つは……」

そこでターヤ先生の目が妖しく光った。

ターヤ「君に最高の食事を盗られたからさ。……ねぇ、本山蜜……?」

それは遠い昔。
セツナを助けた時だ。

ターヤ「せっかくあの天狗野郎を始末出来ると思ったのに……。つまらん。」

ターヤ先生が私に一歩ずつゆっくりと近づいてくる。

蜜「だからって何で……っ!」

ターヤ「僕達は余興を邪魔されるのが非常に嫌いでね。」

⏰:07/07/25 01:40 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#482 [向日葵]
蜜「私に何かするならば、セツナが黙ってはいませんよ。」

ターヤ「それが怖くて余興を楽しめはしない。ま、確かに厄介だがな……。要は……バレなければいいんだ。」

蜜「私を……どうする気……?」

ターヤ先生は、もうすぐそこ……。
ターヤ先生はニヤニヤ笑いながら私の首元に顔を近付ける。

ターヤ「なんだ……。バンソーコーなんか付けてるからてっきり手をつけたのかと思ったら……。」

ターヤ先生は“証”の上に貼ったバンソーコーを乱暴に剥がした。
そのせいで少し痛かった。

⏰:07/07/25 01:46 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#483 [☆チーター☆]
頑張って下さいト~~

⏰:07/07/25 01:49 📱:auSA3A 🆔:pIFQSZDc


#484 [向日葵]
蜜「……った…!」

ターヤ「君が……僕の初めての相手になれば……アイツどんなに怒るかなぁ……。」

耳元で囁かれて、セツナとはまた違う戦慄が背中を這上がる。

蜜「…っ!!やだ……。誰か……っぅむ!!」

叫ぼうとしたら、唇が重なった。

蜜「――――っ!!」

ガリッ!!

容赦なく、唇を噛んでやる。

⏰:07/07/25 01:49 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#485 [向日葵]
先生の口から血が流れた。

ターヤ「ククク。やっぱりそうでなくちゃな。だが……。」

髪の毛を掴まれて首筋が露になった。

蜜「いっ……!!」

首筋に微かな痛みが走る。……そして。

蜜「か……らだ……。」

動かない。
まるでセツナの痺れる鱗片みたいだ。

ターヤ「クククク……。さぁて……。始めようか?」

⏰:07/07/25 01:54 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#486 [向日葵]
チャプター10:油断







動かない私の体を、先生はいとも簡単に持ち上げ、机に横たわらせた。

蜜「やめ……て……。」

痺れて上手く声が出ない。
泣きそう…。でも泣いてやるもんか。

ターヤ「余興を邪魔したら……どうなるかわかってるよね?」

ニヤリと笑ってターヤ先生は近づいてきた。

ターヤ「次噛んだら……わかるよね?」

⏰:07/07/25 01:57 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#487 [向日葵]
チーターさんありがとうございます

――――――――

そして先生の唇が重なった。
気持ち悪い……。いますぐに噛んでやりたい……。でも、恐怖で出来ずにいる。ついには舌まで入り、口内を荒らされる。

蜜「……っ。――!」

気付けば先生が制服に手をかけていた。

このままだと……っホントに……っ!

セツナァッッ!!

・・・・・・・・・・・・・

清「あ、セツナ先輩。」

⏰:07/07/25 02:01 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#488 [向日葵]
清が教室前で待つセツナを発見した。

セツナ「あぁ。蜜を知らないか。」

清「あー、蜜なら日直の仕事で英語教材室に行ってます。」

セツナはそれを聞いて驚きを隠せなかった。

セツナ「なんだってっ?!」

その時だった。

――セツナァッッ!!――

!!

セツナ「蜜!!」

⏰:07/07/25 02:06 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#489 [向日葵]
セツナはある方向へと視線を向ける。

清「どうしました?」

セツナ「蜜が、危険な状況に侵されてる匂いがする……っ!」

さっきの蜜の声でその匂いが分かった。

ダッ!!

清「セツナ先輩?!」

セツナは急いで蜜の元へと向かう。

セツナ『蜜っ!!』

―――――……

制服のボタンを少し胸が見えるくらいまで開けられた。

⏰:07/07/25 02:10 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#490 [向日葵]
ターヤ「ふぅん。ガキと思ったのに体は綺麗だね。」

谷間近くから首を舐め上げられた。

蜜「……っひぃ!」

舌の感触が気持ち悪い。
触らないで。辞めて……。

だけどそんな言葉は通用しなかった。

ターヤ「そろそろ快楽へ導いてあげようか?」

聞いてるくせにこっちの意見なんか聞く気すらない。
またゆっくりとボタンが開けられる。

⏰:07/07/25 02:15 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#491 [向日葵]
蜜「や……め……。」


声にすらならなくなってきた。
痺はマシになるどころかどんどん強くなる。

ターヤ「いずれやめろなんて言えなくなるよ。苦しそうな声だって瑞ぎに変わるさ。」

心の中で首をブンブン振る。そんな訳ない。絶対にない。
私に触れていいのは……


セツナだけなんだから……っ!!

ダァァァン!!!!

ドアが壊され、床に大きな音を立てて倒れる。

⏰:07/07/25 02:20 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#492 [向日葵]
セツナ「ターヤ……。」

『セツナ……っ!』

ターヤ「ったく……ゲームオーバーか。」

セツナ「軽口たたくんじゃねぇよ!!」

ドゴォッッ!!

ガタガガターン!!

セツナは先生を顔が変形するくらい力一杯殴り、先生は本棚に当たった。

ターヤ「クッ、ククククク……。仕方ないなぁ…。君が来たなら、退くしか出来ないようだ。」

笑いながら、ターヤ先生は教室から出て行った。

⏰:07/07/25 02:24 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#493 [向日葵]
私は横たわったまま、動けない。

セツナ「蜜、動けないのか……?」

私は口パクで「ハイ」と答える。
セツナは首筋の噛まれた跡に唇を押し付けた。

最初何をしてるか分からなかったけど、毒素を抜いてくれてるのが分かったのは数秒して体が動いた時だった……。

セツナ「蜜……。」

セツナが抱き寄せようとするのを私は止めた。

蜜「ダメ……っ。先生が…いっぱい触った……っ。」

⏰:07/07/25 02:28 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#494 [向日葵]
そこで初めて涙がボロボロ出てきた。

蜜「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ!!!!……っ私は……馬鹿ですっっ。ゴメンナサイ!!」

服が乱れたままなんて気にしないまま私は顔を覆って泣き崩れた。

そんな私にセツナは着ていたブレザーをかけて持ち上げた。

蜜「や!セツナ…っ。触っちゃダメ」

セツナ「黙ってろ。」

セツナの口調が厳しかった。……やっぱり怒ってる。

⏰:07/07/25 02:32 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#495 [向日葵]
私は顔をまた覆って泣いた。

なんて私は甘かったんだろう。
セツナがあれだけ注意してくれたのに……っ。

風が吹いたので屋上に着いた事が分かった。
そしてその風が強さを増したので空中に舞っているのも分かった。

私達はなにも喋らなかった。

・・・・・・・・・・・・・・

家に着く。
おばあちゃん達は外国への用意の為いないのは朝から知っている。

⏰:07/07/25 02:36 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#496 [向日葵]
――――――――

今日はここまでにします

⏰:07/07/25 02:36 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#497 [向日葵]
セツナはどこへ行くのかと思ったら、向かった先はお風呂場だった。

シャー……

シャワーを湯船にある程度溜めると、制服のまま私を湯船に入れた。

蜜「え……。」

そしてセツナも一緒に入ってくる。

するとセツナは、私を抱き寄せて背中を擦ってくれる。

蜜「駄目…セツナ。先生が……。」

セツナ「だから洗ってやってるんだろ。」

⏰:07/07/25 10:53 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#498 [向日葵]
抑揚のない口調。
まだ怒ってると私は感じとった。

蜜「ゴメンナサイ……。」

私は堪えきれなくなって謝った。
するとセツナは手を止めて私の肩をガシッと掴んで見つめた。

セツナ「なんでお前が謝るんだ!悪いのはアイツと…………守れなかった俺だろ…。」

私はまた泣き出してしまった。

蜜「だって、私が浅はかだったか、ら……。」

セツナ「そんな事ない…。素直なトコがお前のいい所だろ……。」

⏰:07/07/25 10:57 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#499 [向日葵]
セツナは私の顔を両手で包んだ。
今から何をするかは予測がつく。

蜜「駄目…先生が……。」

セツナ「まだ感触が残ってるか?」

私は静かに頷く。
もう服がびしょびしょになってしまった。

セツナ「なら、俺の事だけ考えていろ…。」

そう言うと、優しく唇を重ねた。

最初は拒絶した。
嫌だ、先生とした後セツナとしたくはないって。

⏰:07/07/25 11:04 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


#500 [向日葵]
でもセツナは決して止めようとはしなかった。
それどころか更に深くなっていく。

蜜「セツ……っ」

口を開けばその上から唇が重なる。
まるで「セツナのくちづけ」を覚えさせるかの様に……。

……ようやく唇が離れた。

蜜「……ハァッ…。」

セツナ「他は?どこ触られた?」

私は喋らず指で噛まれた場所、服の至る所、そして……谷間近くから首筋を差した……。

⏰:07/07/25 11:09 📱:SO903i 🆔:0Mc92U2I


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