黒蝶・蜜乙女
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#471 [向日葵]
私は体温計がぶっ壊れそうなくらい体温が上昇していた。
蜜「こんな……こと……。」
セツナ「別に嫌ではないだろう?」
確かに……。
ハッ!!違う!!そうじゃなくて!!
蜜「襲わないって言ったじゃないですか!!」
セツナ「可愛いすぎるお前が悪い。悔しかったらブスになれ。」
んな無茶な。
いや可愛いくもないけど……。
:07/07/25 00:47
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:0Mc92U2I
#472 [向日葵]
白旗を上げて降参すると、ゆっくりベッドに横たわせてくれた。
ご丁寧に布団まで掛けてくれる。
セツナ「明日も早い。もう寝ろ。」
セツナは寝ている私の近くに座った。
蜜「セツナは家に帰らなくていいんですか?」
セツナ「お前が眠ったら風呂に入って服を着替えにくらいは戻る。」
あ……行っちゃうんだ…。
私の顔にそう書いてあったかは定かじゃないけど、セツナはニヤッと笑った。
セツナ「離れて欲しくないのか?」
:07/07/25 00:53
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#473 [向日葵]
蜜「…別に。」
セツナは可笑しそうにそっぽを向いて肩を震わすとまた私に視線を向けた。
今度は意地悪そうな顔じゃなく、私が好きなあの優しい顔だった。
セツナ「俺が一秒たりともお前から離れたくないのと一緒だ。」
そう言うと、私の頬に唇を当てた。
そして手を大きな手で包まれた。
蜜「おやすみ…なさい。」
好きな人…。私は改めて実感してしまった。
:07/07/25 01:01
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#474 [向日葵]
――――――――……
次の日
清「蜜ー。アンタ今日日直でしょう?英語のノート集めて持って行けだってー。」
蜜「えー…。面倒くさいなぁ……。」
しかも英語って……。
あのターヤ先生。
まぁ密室にならない限り何もされないと思うけど……。
小川「大変そうだな…。手伝おうか?」
心配そうに小川君が声をかけてくれた。
:07/07/25 01:05
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#475 [向日葵]
それがまた嬉しい。
蜜「だぁいじょーぶ!ありがとう。」
と言って私は英語教材室へ行った。
・・・・・・・・・・・・・
コンコン
ターヤ「はい。どうぞ。」
警戒しながらドアを開ける。
蜜「失礼しまー…す。」
先生は机に向かって何かをカリカリ書いていた。
そして椅子を回してこちらを向く。
:07/07/25 01:10
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#476 [向日葵]
にっこりと笑う顔が胡散臭く見えるのは正体が分かってるからだろうか……。
ターヤ「ありがとう。ここに置いてもらえるかな?」
躊躇った。もし何かされたら……。
ターヤ「…どうかした?」
そこでセツナの言葉を思い出した。
セツナ[不利な事はしないだろ。]
そうだよね。だってこの学校にはセツナがいる。
私に何かあったならば、この人は即刻罰を受けざるを得ない。
:07/07/25 01:14
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#477 [向日葵]
蜜「失礼します。」
私は部屋に踏み入れた。
その時。
ガラガラガラ!
すごい勢いで戸が閉まった。
一瞬わからなかった。何故触れても無いのに戸が閉まるか。
しかし……見てしまった……。
蜜「ルキ……!!」
ターヤ「セツナの蜜乙女と聞いたからどんな者かと思えば……チョロイ。」
さっきまでの丁寧な喋り方が無くなった。
:07/07/25 01:19
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#478 [向日葵]
ゆっくり振り向けば、数m先には思い通りに事が運び満足だと言わんばかりの笑みをターヤ先生は浮かべていた。
ターヤ「僕のこと、もう知ってるみたいだね。」
蜜 「ある…程度は……。」
ターヤ先生は机に寄りかかり腕を組んだ。
何も……して来ない?
私は逃げようと足を浮かした。……つもりだった。
蜜「!!な、んで……っ?!」
ターヤ「見えないのか?足に付いてるものが……。」
:07/07/25 01:24
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#479 [向日葵]
恐る恐る足元を見た。
一見何も無いかに見える。けど。
蜜「……あっ。」
光の反射角度を変えれば分かる。キラリと何重にも巻き付いている細い糸。
それはターヤ先生の手に繋がってる。
ターヤ「だから馬鹿なんだよ。」
逃げるのは諦めるしかないらしい……。
でも
蜜「私は馬鹿ですが、馬鹿呼ばわりをしていいのはセツナだけです!!」
ターヤ先生は一瞬キョトンとしてから大声で笑った。
:07/07/25 01:30
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:0Mc92U2I
#480 [向日葵]
ターヤ「ハッハッハッハッハ!!人間と黒蝶族の恋物語か!!そいつぁ可笑しい!!」
しばらくターヤ先生は笑っていた。
その笑い声が頭に響きながら、もしかすれば何かされてしまうと言う恐怖が私を襲う。
でもそれを悟られてはいけない。
私は出来るだけ強気で毅然とするよう努力した。
蜜「何故…私を狙うんですか……。」
ターヤ先生から笑いが収まる。だが口元はまだ笑みが溢れている。
不気味な笑い方…。見ていて吐き気がする。
:07/07/25 01:35
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