黒蝶・蜜乙女
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#518 [向日葵]
「随分といい格好ですわね。」
いきなり声がしたから私は窓の方を見た。
蜜「ルキ。……さん。」
窓枠に美脚を組んでルキが座っていた。
ルキ「まったく残念ですわ。貴方の純潔が奪われればセツナは私の元へ帰ってくると思っていたのに。」
蜜「……。やっぱりセツナを盗られた腹いせに……?」
ルキは窓枠から降りて私の元へ歩いてくる。
黒く短いワンピースと網タイツが美脚をさらに際立たせる。
:07/07/26 01:29
:SO903i
:Khd7S3Xo
#519 [向日葵]
ルキ「これで勝ったおつもりかしら?」
蜜「こーゆーのって勝敗で決めるんですか…?」
ルキ「知りませんの?恋は戦争並に激しい者ですのよ?潰れるか…………潰されるか。」
そんな……。
間違ってる。この気持ちを、そんなゲームみたいにしてはいけない……!
蜜「私は超が付くほど恋愛初心者ですけど……ルキさんは間違ってますよ。」
ルキは顔を赤くして綺麗な顔を歪めた。
ルキ「黙れっ!たかが人間の小娘の分際でっ!!」
:07/07/26 01:35
:SO903i
:Khd7S3Xo
#520 [向日葵]
びっくりした。
いきなり小娘発言。
人(人か?)は怒ると口調が変わる。
……なんで私こんなに冷静なんだろう。
ルキ「貴方に……私の何かを分かってたまるもんですか!!私は……ずっと…。」
蜜「ルキ…さん……。」
ギンとルキが睨んできた。
ルキ「お前ごときが…私の名を呼ばないで。」
よっぽど嫌われている。
それもそのハズ。見るからにルキは、セツナが……。
:07/07/26 01:40
:SO903i
:Khd7S3Xo
#521 [向日葵]
ルキ「これで終わったなんて思わないで。次は……もっと酷い事を」
蜜「待って。」
おかしい…。
この人は黒蝶族のハズ。
ならば何故、蜘蛛族なんかに……。
蜜「貴方は……誰?」
ルキは冷たい目で私を見ると、フッと笑った。
ルキ「黒蝶族よ。何?蜘蛛族と手を組んでおかしいとでも思ってるの?」
私は肯定を無言で返した。それもルキは分かったらしい。
:07/07/26 01:45
:SO903i
:Khd7S3Xo
#522 [向日葵]
ルキ「私は許されるの。だって、ターヤは正真正銘、兄なんだもの。」
――――っ!!
蜜「え……。」
ルキ「ではごきげんよう……。」
バサァ……。
ルキは私に衝撃だけを置いて帰ってしまった。
兄?そんな事あり得るの?!だって自然界の法則では絶対あり得ないじゃない…っ!
よく考えれば似てなくもない……。じゃあホントに……?
:07/07/26 01:49
:SO903i
:Khd7S3Xo
#523 [向日葵]
――――

――――
今日はここまでです

:07/07/26 01:50
:SO903i
:Khd7S3Xo
#524 [☆チーター☆]
あげます
:07/07/26 13:28
:auSA3A
:meJCZDCA
#525 [向日葵]
チーターさん

ありがとうございました


――――

――――
・・・・・・・・・・・
セツナ「ルキとターヤ?」
私はクッションを抱いてベッドに座り、つい先程帰ってきたセツナにさっきの事を聞いた。
蜜「兄弟って…ホントですか?」
セツナ「あぁ…。らしいな。」
セツナは言葉を濁した。
何か触れてはいけない様な……。
:07/07/27 01:18
:SO903i
:JoVeGh86
#526 [向日葵]
蜜「聞いては……いけませんか?」
一応了承を得ることにした。
セツナは机に軽く腰かけて足と腕を組むと短く息を吐いた。
セツナ「確かにアイツらは兄弟だ。しかしこれはあまり触れないことになっている。何故だか分かるか?」
分かるハズもない私は首を横に振った。
セツナの目が険を帯びる。
セツナ「あっては駄目なんだ…。黒蝶族と蜘蛛族が恋に落ちるなんて。禁じられている。なのに2人は子供を生んだ。それがルキとターヤだ。」
:07/07/27 01:25
:SO903i
:JoVeGh86
#527 [向日葵]
蜜「禁忌を…犯してしまったんですね……。」
セツナは無言で頷く。
セツナ「だからルキは蜘蛛族と何かあっても咎められないし、ターヤを咎めるのも難しいんだ。」
蜜「だから私を……。」
セツナ「何だって?」
蜜「私を閉じ込めたのはルキなんでー…すーって……言いませんでした、っけ?」
見る見る内にセツナの顔が険しくなった。
セツナ「お前…何故それを早く言わなかった。」
:07/07/27 01:30
:SO903i
:JoVeGh86
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