黒蝶・蜜乙女
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#655 [
ラナ
]
:07/07/30 00:38
:P901i
:OZTHkyIA
#656 [向日葵]
窓側の椅子に何故か私に背を向けて座っているセツナ。
光に当たって黒い髪が綺麗に輝いている。
それをぼぅっとして見ていた。
蜜「……セツ……ナ?」
セツナは反応しない。
何でか分からず、私は一歩だけ進む。
『まさか……今度こそ私の浅はかさに怒り狂ってるんじゃあ……。』
そう思うとせっかくの再開が少し憂鬱になってきた。
その時、セツナがため息をついて椅子を立ち、私の方を向いた。
:07/07/30 00:39
:SO903i
:bYIMQhCc
#657 [向日葵]
ラナさん

安価どうもです

――――

――――
セツナは苦しそうに椅子の背もたれを握りしめている。
どうしたんだろ……。
するとセツナは意を消した様にあっと言う間に私の前まで来た。
セツナの顔はまだ苦しそう……。
蜜「あの…、服ありがとうございました。とってもピッタシですよ。」
セツナが安心する様に笑顔で喋ってみた。
:07/07/30 00:43
:SO903i
:bYIMQhCc
#658 [向日葵]
グィッ! ギュウゥッ。
セツナが急に強く私を抱き締めた。
蜜「セツナ…っ。苦し……。」
セツナの背中をギブッ!!と叩いてみても力は緩まない。
セツナ「蜜…っ。」
搾り出すような悲痛な声に、私は胸がキュウッとなった。
待ち焦がれたセツナの体温が、今ここにある。
そう思うと急激に視界がボヤけた。
:07/07/30 00:47
:SO903i
:bYIMQhCc
#659 [向日葵]
蜜「セ、ツナァ……っ!」
私の声の変化に驚いてセツナは私の肩を持って引き剥がした。
セツナ「す、すまん。痛かったか?」
私は両手で顔を覆って首を横に振った。
セツナが心配そうに私を見ているのが見なくても分かる。
それが嬉しくて涙でボヤけてるのにセツナの顔を見ようとした。
セツナ「……蜜。泣くな。ゴメン。俺が守るって約束したのに怖い思いさせてしまった……。」
:07/07/30 00:51
:SO903i
:bYIMQhCc
#660 [向日葵]
そんなのどってことない。
だってセツナは助けに来てくれた。
それが何より嬉しくて……。
蜜「セツナ…。会いたかった……。」
名前を口にしたら更に涙が流れていった。
セツナは私の顔を両手で包んで涙を拭う様に瞼に唇を当てる。
あ……セツナの唇だ…。
私もセツナを確かめる様にセツナの顔を手で触れた。
セツナの頬、目、鼻、唇……。全てを指先でなぞった。
:07/07/30 00:55
:SO903i
:bYIMQhCc
#661 [向日葵]
いる…。
セツナが……。
それが嬉しくて、私は笑顔になる。
蜜「セツナだ……。」
一筋涙が流れたら、セツナの顔がちゃんと見れた。
セツナも笑っている。私の大好きなあの優しい目をして。
セツナ「あぁ。ここいる。いつだって絶対…側に……。」
私達は嬉しくて、何故かそれがくすぐったくて、オデコをくっつけて笑い合った。
:07/07/30 00:59
:SO903i
:bYIMQhCc
#662 [向日葵]
セツナが前に言ってた言葉。
[一秒たりともお前と離れるのは嫌だ。]
初めはそんな大袈裟なって思ってた。
離れてみて初めて分かる。セツナの言葉の意味。
私達は笑い合った後、またキツク抱き締め合った。
まるでさっきまで一緒にいれなかった分を取り戻すかの様に……。
私達の絆を確かめる方法……。こんな簡単に出来るんだ……。
:07/07/30 01:05
:SO903i
:bYIMQhCc
#663 [向日葵]
チャプター13:久々の平和
光が顔に当たる。
朝だ……。起きて学校行かなきゃ…。
意識を現実に近付けると枕なのに固く、それでいて温かい物が頭の下にあることに気付く。
『何…?コレ……。』
目をゆっくり開けると
蜜「っ?!」
セツナ「起きたか?」
:07/07/30 01:09
:SO903i
:bYIMQhCc
#664 [向日葵]
目の前には胸元まで開けられた白いシャツと肌。
更に上を少し向くとセツナの顔がドアップ。
蜜「セツナ……。あれ?学校……。」
セツナが眉を寄せる。
セツナ「何を言ってる。お前昨日までのこと覚えとらんのか。」
……昨日…。
――――ハァッ!!
とっさにセツナを見つめて顔に触れる。
セツナはその手を握って優しい微笑みを返してくれた。
:07/07/30 01:12
:SO903i
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