黒蝶・蜜乙女
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#878 [向日葵]
なんてったってセツナは長の息子。
それそれなりの責任とか、重圧とかあるんだろうな……。

なのに私に構いっ放しで大丈夫なんだろうか。

部屋についてベッドに勢いよく横になる。
ベッドのスプリングで少し体が浮いた。

明日もこんな調子だったらどうすればいいんだろ。
セツナがまた私のせいで怪我するのは嫌だなぁ……。

もんもんと嫌な事を思い出していると、階下からオウマ君の声がした。

と同時にセツナがドアを開けた。

⏰:07/08/11 00:46 📱:SO903i 🆔:RnaAmrBg


#879 [向日葵]
ガチャ

オウマ「待てよセツナ!まだ話終わって」

バタン

蜜「い、いいんです……か?」

セツナに聞いてみると、セツナの顔色がなんだか優れかった。
笑ってるけど目がどこか悲しそうで……。

セツナ「いいんだ。それより、俺は今から寝る。」

蜜「今からですか?」

セツナはボスッとベッドに横になる。
私はそれを見てならば部屋を出ようと思った。……が。

⏰:07/08/11 00:50 📱:SO903i 🆔:RnaAmrBg


#880 [向日葵]
クンッと服を引っ張られて部屋から出ていくのを許されるなかった。

セツナ「蜜。添い寝しろ。」

添い寝?
いつも勝手になったら寝てる癖に。

私がえー……って感じで見ていると、強制でベッドへ引きずりこまれた。

蜜「ちょ、制服シワになる!」

セツナ「気にするな。後でアイロンかければいいだろ。」

人事だと思ってこの人は…ったく…。
アイロンは面倒くさくて嫌いなんだよぅ!

⏰:07/08/11 00:55 📱:SO903i 🆔:RnaAmrBg


#881 [向日葵]
セツナは満足して私をしったり抱きかかえると、私も眠らせ様とさせてるのか子供をあやす様に背中をポンポンと優しく叩く。

蜜「ちょっと…私は寝ませんよ。」

セツナ「蜜の寝顔見ながら寝たいから寝ろ。命令。」

横暴反た―――い!!!!

でも早く寝ないとこの手からは逃れられそうもない…。私はなんとかして寝ようと試みる。

セツナを見てみると、まだ瞳には憂いが残ってる様に感じられた。

⏰:07/08/11 00:59 📱:SO903i 🆔:RnaAmrBg


#882 [向日葵]
ソッとセツナの顔に指先を触れる。
でも憂いは更に深まってしまった。

蜜「何か……ありましたか?」

セツナは何も答えない。
ただ私の背中を叩き、私を見つめ、悲しげの瞳で微笑むだけ。

何かを伝えたいの?
でも何を?

蜜「セツナ……?」

名前を囁くと、空間があった体は完全に密着し、セツナの腕の力が強まるだけだった。

セツナは黙って私が寝るのを待っている。
早く寝ろとせかされてる気さえした。

⏰:07/08/11 01:04 📱:SO903i 🆔:RnaAmrBg


#883 [向日葵]
私は目を閉じ、セツナの体温と息遣いに耳をすませた。

それだけで充分眠気はやって来る。
でも何故か寝たくなんかなかった。

いつも寝る時はセツナの暖かい笑顔を見てから寝るのに、今日はこんな寂しげな顔を見てから寝なくちゃならないなんて。

後から気付いた。





これは警鐘だったんだ……。


私はゆっくりと眠りへと誘われていった……。

⏰:07/08/11 01:07 📱:SO903i 🆔:RnaAmrBg


#884 [向日葵]
最後にセツナが何か言った。
聞かなきゃならなかったのに、起きてからでいいやって思って私は眠気に身を任せた。





――――
――――――――
……

蜜「ん……んー……。ん?」

あれ?今何時だろう。
携帯携帯……。

……待って。
それどころじゃない。

⏰:07/08/11 01:10 📱:SO903i 🆔:RnaAmrBg


#885 [向日葵]
蜜「セツナ……?」

隣にいたハズのセツナが




いない。

胸が不規則に動き始める。
落ち着いて。大丈夫。
きっと私が寝てるから気を使って下に行ったんだよ。

でも何故、胸騒ぎが止まらないの?

早歩きで下まで行き、リビングに続くドアを開けた。

―――でも。

⏰:07/08/11 01:13 📱:SO903i 🆔:RnaAmrBg


#886 [向日葵]
シー……ン。

リビングには暗闇独特の静寂しかなかった。

蜜「セ……セツナ……?」

ギシッ

後ろに誰かいる気配がして、期待を込めて振り向いた。

ラフィーユ「蜜。」

でもそこにいたのはクールな美貌を持った彼女と爽やかなオレンジ色の髪の毛をした青年だった。

蜜「ラフィーユ、オウマ君……。セツナを、知らない…?」

⏰:07/08/11 01:16 📱:SO903i 🆔:RnaAmrBg


#887 [向日葵]
二人は黙り込む。

それで分かった。

……セツナはいない。

蜜「なん、で……?だって普通に過ごしてたじゃない。……え?……ラ、ラフィーユ……?」

声が震えない様に、そう心がけたら言葉がたどたどしくなった。

半泣き状態でラフィーユに一歩近づく。
クールな彼女の顔に、緊張が走るのが分かった。

蜜「ラフィーユったら!」
半狂乱でラフィーユの腕をガシッと掴むと、オウマ君が停めに入る。

⏰:07/08/11 01:21 📱:SO903i 🆔:RnaAmrBg


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