darkness;FROM OZ
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#52 [OZ]
「押し入れに居るよ」
僕は気宇を押し退けると、押し入れを覗き込んだ。
薄闇の中、理央は壁に背をつけ座っていた。
顔はボコボコに膨れ上がり、赤黒く固まった血がたくさんこびり付いている。
目の位置が変わっていた。
口にはご飯のようなものが詰め込まれている。
「どうして……」
僕は泣いていた。
お気に入りだった理央は、僕の分身に台無しにされてしまったのだ。
:07/07/22 11:18
:N700i
:☆☆☆
#53 [OZ]
「煩かったんだよ。
あのままじゃ、
お母さんたちに見つかっちゃうでしょう?」
気宇は淡々と言った。
馬鹿だと思っていた気宇は、まんまと僕を出し抜いて理央を奪った。
丁寧にあんな手紙まで書いて……。
僕はそっと理央に触れた。
肌が以上にやわらかい。
異臭は理央のものだったのか。
「理央さんは綺麗だから好きだった。
僕のそばに置いておきたかったんだ。
けどね、由宇……」
:07/07/22 11:23
:N700i
:☆☆☆
#54 [悠紀]
感想板は作らないんですか???
:07/07/22 11:27
:P901i
:☆☆☆
#55 [OZ]
僕は押し入れから出て、気宇を見上げた。
気宇の手には、どこからもってきたのか、金槌が握られていた。
「僕が一番好きなのは由宇なんだよ。
由宇が一番綺麗だし、頭がいいんだ。
僕には由宇だけいればいい。
いつも一緒にいよう?
押し入れからこっそり由宇を眺めるだけなんて嫌だよ……。
一緒に隠れよう?」
気宇は僕の手を握った。
冷たい手。
僕は無言のまま、振り下ろされてくる金槌を眺めた。
:07/07/22 11:29
:N700i
:☆☆☆
#56 [OZ]
悠紀さん
感想くれる人が
特にいないと思っていたので
作ってなかったんですけど
作ったほうが
いいですかね(´・ω・`)?
:07/07/22 11:35
:N700i
:☆☆☆
#57 [悠紀]
ぜひ作って下さい

この小説めっちゃ面白いからたくさん感想書かれますよ!!
感想板作ったほうが、こちらも読みやすくなると思いますし

:07/07/22 11:39
:P901i
:☆☆☆
#58 [OZ]
……………………
「由宇ー!
どうしたの?夕ご飯できたわよー。
居るんでしょ?」
母親がどたどたと音をたてながら階段を登る。
勢い良く由宇の部屋のドアを開けたはいいが、中には誰も居なかった。
「……由宇?」
なんなのこの匂いは?
母親は思った。
由宇の部屋からは、
何かが腐ったような匂いがしていた。
そんなに強い匂いではないが、嫌な気分になる。
:07/07/22 11:41
:N700i
:☆☆☆
#59 [OZ]
窓を開けていると、押し入れから笑い声のようなものが聞こえてきた。
「由宇なの……?」
母親は戸惑いながらも
押し入れを開けた。
鼻をつくような匂いがあふれ出る。
押し入れの中には、由宇がちょこんと座っていた。
母親は彼の名を呼ぼうとしたが、思い止まった。
少年の右目の下にほくろがあったからだ。
:07/07/22 11:47
:N700i
:☆☆☆
#60 [OZ]
由宇は目の下にほくろなど無い。
彼は由宇ではなかった。
ずっと前に死んだはずの男の子……
気宇。
少年はつぶやいた。
「見つかっちゃった……」
:07/07/22 11:51
:N700i
:☆☆☆
#61 [OZ]
END。
:07/07/22 11:51
:N700i
:☆☆☆
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