darkness;FROM OZ
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#125 [OZ]
けれど、時間が経つにつれて、長谷川さんは可夜を疎ましく思うようになった。
新しい孫ができた今、手足のない孫などいらなくなってきたのだ。
可夜は頭がいかれてしまい、まともに話すことすらままならない。
可愛い孫としての機能を何も果たさなくなった。
それどころか奇声をあげたり、大声をあげるようになってしまった。
:07/09/17 20:21
:SH703i
:☆☆☆
#126 [OZ]
僕も何かを怪しみ初めて、ついに長谷川さんは心を決めた。
庭に穴を掘った。
人を埋められるくらい大きな穴を。
そして今日、可夜は死ぬはずだった。
「足腰が悪いのかと思ってました……」
僕の言葉は、静まり返った部屋に間抜けに響いた。
:07/09/17 20:28
:SH703i
:☆☆☆
#127 [OZ]
長谷川さんは完全に力を失い、何も答えなかった。
可夜が再び喚き出した。
「……助け…て!痛い……。殺して……あのばあさんを……。殺せーーーーーーーーっ!!」
僕は片手で可夜を抱きながら、空いた手で落ちていた包丁を拾いあげた。
長谷川さんはその様子を見ると、ゆっくりと目を閉じた。
:07/09/17 20:37
:SH703i
:☆☆☆
#128 [OZ]
「母親に……なりたかった……」
しゃがれた声がゆっくりとそう告げた。
僕は重いっきり包丁を持った手を振り上げ、一気に振り下ろした。
「ギャーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
部屋中に可夜の悲痛な叫びが轟く。
僕は可夜の痩せ細った体に包丁を突き立てていた。
:07/09/17 20:41
:SH703i
:☆☆☆
#129 [OZ]
僕は何度も何度も可夜を刺した。
長谷川さんは呆然とその様子を眺めている。
長谷川さんへの憎しみの思いは消えていた。
母親になれずに、人生を孤独に生きてきたことを哀れに思った。
それに比べ、可夜の人間と思えぬ出で立ちや叫びに苛立った。
:07/09/17 20:47
:SH703i
:☆☆☆
#130 [OZ]
誰が彼女をそのようにしたかなど関係なかった。
この夜、僕は生まれた。
:07/09/17 20:49
:SH703i
:☆☆☆
#131 [OZ]
―――――――――…
僕は自分の部屋から庭を見ていた。
相変わらずじめじめとしているが、穴は綺麗に埋められていた。
「みのる君!ご飯が出来たわよー!」
下の階から老婆の声が響き渡る。
「今行くよ!お母さん」
:07/09/17 20:54
:SH703i
:☆☆☆
#132 [OZ]
:07/09/17 20:56
:SH703i
:☆☆☆
#133 [OZ]
:07/09/17 21:00
:SH703i
:☆☆☆
#134 [冬嘩]
怖かった…
お疲れ様でした★
怖かったけど
とても面白かったですx
やっぱリ主サンは
文才ありまくりですね~
本当に尊敬します!!
次も頑張って下さいケ
:07/09/17 23:36
:W52SA
:cOOmk4dc
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