*THE GOD OF DEATH*
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#184 [ま-イ子]
「ハア、ハア‥‥ッ」

後ろから迫る恐怖に
私は振り向く隙もない程
無我夢中で走った

―‥カラカラカラッ!


(―何かを
‥引きずる音ッ‥?)

走りながら
音の正体を考えた

――――金属だ

.

⏰:07/09/05 12:07 📱:SH903i 🆔:yJVbg4vE


#185 [ま-イ子]
(‥金属‥‥‥?
‥‥‥あ‥着いたッ!)

先に見えるのは私の家
一目散に走り込み
ドアに手を掛けた


―――カラカラカ‥‥


(‥‥‥え‥?)

音 が 止 ん だ

.

⏰:07/09/06 08:13 📱:SH903i 🆔:JP5noDns


#186 [ま-イ子]
私は自然と
ドアに掛けた手を止め

ゆっくりと後ろを
振 り 返 っ た


「‥‥‥な、んだ‥‥」


そこには何の影も
見当たらない

安堵した私の足は
小刻みに震えていた

(‥馬鹿みたい‥‥)

.

⏰:07/09/06 17:58 📱:SH903i 🆔:JP5noDns


#187 [ま-イ子]
自分を自嘲し
一息付いた後
扉に手を掛けた













――――ヒュッ‥ズシュッ


.

⏰:07/09/06 20:31 📱:SH903i 🆔:JP5noDns


#188 [ま-イ子]
「‥‥‥‥?」

風を斬る音と
"何か"の音

その正体は解らず
私は手に力を入れる


―――ポタ...ポタ...


「‥‥ え ? ‥」

真紅のそれが
滴り落ちる
私の、腕、から----

.

⏰:07/09/06 21:50 📱:SH903i 🆔:JP5noDns


#189 [ま-イ子]
右手首から下が
綺麗に切断されている
そこから紅い血が
噴き出す


「――――ッ!!
イやァッ‥ンぐッ!?」


痛みと恐怖から
奇声を発する前に
"何か"によって
口を塞がれた


.

⏰:07/09/06 22:00 📱:SH903i 🆔:JP5noDns


#190 [ま-イ子]
涙でぼんやりとしか
見えない それは、

私の口を
塞いでる"それ"は
間違いなく、

私の 手 だ


「ッウゥ―――!!?」


これは夢だ、と
思い込むしかない私に
現実からの
言葉が降り注ぐ

.

⏰:07/09/06 22:07 📱:SH903i 🆔:JP5noDns


#191 [ま-イ子]
「こんにちは、神崎。
あ、今は只の標的ね」









目の前には
不敵に笑う女




―――――桜井なつ

.

⏰:07/09/06 22:32 📱:SH903i 🆔:JP5noDns


#192 [ま-イ子]
ここまでが第3章になります(∀)
休憩
誰か見てますかね

⏰:07/09/06 22:33 📱:SH903i 🆔:JP5noDns


#193 [ま-イ子]
THE GOD OF DEATH

>>1-2

第1章
>>3-76

第2章
>>81-138

第3章
>>143-191

.

⏰:07/09/06 22:54 📱:SH903i 🆔:JP5noDns


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