黒蝶・蜜乙女―第2幕―
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#145 [向日葵]
黒蝶・蜜乙女
*スペシャルチャプター*







春です!
桜です!
お花見です!

という訳でパンパカパーン!今日はお花見大かーい!(って言ってもお弁当は一人分……。)

こんにちは!
私は本山蜜。もうすぐ専門学生。

入学式前の春休み。私達はお花見に向かう事にしました。

⏰:07/08/23 00:58 📱:SO903i 🆔:KKHO/xOI


#146 [向日葵]
庭へ出るともう温かくなった陽射しが心地よくって、春眠暁を覚えずって言葉の意味がよく分かります。

私が背伸びをしていると、後ろに引力が。

蜜「わ!」

セツナ「準備出来たか?」

ご存知此方はセツナ。
私の……こ、恋人で、ついこの間、ようやく帰って参りました。

蜜「私はいいですけどラフィーユ達がお花摘みに行ってまだなんです。」

セツナの他に、この家には二名、一緒に住んでる人達がいます。

⏰:07/08/23 01:03 📱:SO903i 🆔:KKHO/xOI


#147 [向日葵]
その人達は、また来た時に説明を。

私がラフィーユ達の帰ってくる姿があるか空を向いていると、体が180゚回転してセツナの方へ向いた。

大体は、予想がつく……。今から何が起こるかは……。

セツナ「いつまで経っても慣れないんだな。」

ククッと可笑しそうに笑うセツナに対し、私は視線を色々な方向へさ迷わせた。

そんな私を、セツナは顎をクイッと上に上げると、ゆっくりと顔を傾け唇を重ねた……。

⏰:07/08/23 01:07 📱:SO903i 🆔:KKHO/xOI


#148 [向日葵]
まだこの段階はいいんだ……。問題は次。

蜜「――っ。ふぅ……っ!」

セツナの舌が、私の口内を荒らす。

朝から何やってんだとお思いのそこの貴方。
これは実は普通のくちづけではないんです。

セツナを含むその他二名は、人間じゃなく、黒蝶族と言う自然界でも頂点にいるなんだかファンタジーな世界の人間。

その人達には、“蜜乙女”と言う存在が稀にいて、私はその“蜜乙女”なのだ。

⏰:07/08/23 01:11 📱:SO903i 🆔:KKHO/xOI


#149 [向日葵]
それと今のくちづけと何が関係あるかって?

この人達はつまり蝶々な訳で、自分の“蜜乙女”の“蜜”を主食とします。

もし、“蜜乙女”がいない場合には、花の蜜等を吸って生活しています。
最近気付いたのは、蜜じゃなくて、私達が食べる物を食べれると言う事だ。

……ちょっと失礼。大分息が限界です。

蜜「ちょ……っ、長い!!」

私は無理矢理セツナを引き剥がす。
でも足に力が入らず、結局はセツナに抱えてもらう形になった。

⏰:07/08/23 01:15 📱:SO903i 🆔:KKHO/xOI


#150 [向日葵]
セツナに私から“蜜”を取るなと一回言った事があるけど、自分の運命の相手、つまり“蜜乙女”の“蜜”は、そこらの花よりも遥かに勝っていて、味は極上らしい。

蜜「蜜……吸い取る…の、に……どんだけ時間かか、って、んですか……。」

呼吸困難ながら必死に話す私を見ながらセツナは余裕で、愉快とでも言うようにニヤリと笑う。

セツナ「食事より愛のくちづけの方に時間を取ってしまったんだよ。相変わらず可愛らしいなお前は。」

この人はやったらサブい台詞を吐きなさる。
私も最初は呆気に取られっぱなしだった。

⏰:07/08/23 01:21 📱:SO903i 🆔:KKHO/xOI


#151 [向日葵]
随分一緒にいても、この美貌とサブい台詞にはやっぱり慣れない。

台詞には免疫がほんの少しついたものの、この神々しく美しい顔は無理だ。

更に優しくなるともう私は逆らえない。
色気のある顔をされれば逃げられない。
この人は自分の使い道をよく分かっている。
だからこそ……困る。

セツナ「何を黙っている。いつもの事だろ?……それとも……。」

そして何よりのSっ気満載!

セツナ「足りなかったとか……?もっとって言いたいのか?蜜も大分こちらに免疫ついてきたのだな……。」

⏰:07/08/23 01:27 📱:SO903i 🆔:KKHO/xOI


#152 [向日葵]
ズビシッ!
堪えきれず脳天チョップ。

蜜「もーいいですからっ!……あ!」

空から二つの影が舞い降りて来た。

オウマ「いよ!待たせたな!」

ラフィーユ「オウマ、選ぶ、遅い。」

さてさて、この二人をやっと紹介できます。

まずは元気なオレンジ頭の男の子オウマ君。

私の護衛の為にお城建設をきっかけにこちらへ半住み込み。
実は、もう一人の薄青い長い髪の毛のクールビューティ、ラフィーユの事が好きなのです。

⏰:07/08/23 03:19 📱:SO903i 🆔:KKHO/xOI


#153 [向日葵]
ラフィーユは、オウマ君と昔からの知り合いで、喋り方の事からオウマ君が(友達として)大切なのです。

ちなみに料理が半端なく上手いです。
食べないくせに。

蜜「じゃー…いこっかぁ!お弁当持ってきますね。」

お弁当を持った私は、セツナに抱きかかえられて上空へ。
上から見た街は桜であちらこちらがピンク色だった。

私達が向かう場所は皆がお花見して一杯の所じゃなく、とっておきの場所なのです。

⏰:07/08/23 03:23 📱:SO903i 🆔:KKHO/xOI


#154 [向日葵]
それはセツナとの秘密の場所だったあの山の中にあるのです。

だったと言った訳は、前にラフィーユとオウマ君をいれてしまったから、秘密では無くなってしまった。

それをセツナに言ったらそれはそれは拗ねて……。
Sっ気全開で迫られて大変だったんですよそれは……。

しばらく飛んでいくと、久しぶりの山が見えてきた。

蜜「わ、わぁ!何これぇ!」

⏰:07/08/23 03:31 📱:SO903i 🆔:KKHO/xOI


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