黒蝶・蜜乙女―第2幕―
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#112 [向日葵]
二口ほど飲んだ所で、清の視線に気づき、ストローから口を離した。
蜜「何……?」
清「なぁんかさ……違うんだよねぇ……。」
蜜「?」
清はテーブルに身を乗り出して更に私を観察する。
私はなんだか悪い事をした気分になって少し身を引いた。
蜜「き、清……?」
清「なんか、蜜らしくない。」
私らしく…?
:07/08/19 01:38
:SO903i
:NfUWlfOw
#113 [向日葵]
清「蜜って、嘘つけないタイプだからさ、すぐ顔に出るじゃん?でも今はなんだか……仮面被ってるって感じ。」
蜜「仮面?」
清「ホントはどう思ってるか、読くなっちゃった。」
……。
仮面……か……。
そんなつもりはなかった。清とのお喋りがつまんない訳でもないし。
もしかして私、仮面を被って生活することに慣れちゃってるのかな。
だから、人間らしくなくなっちゃった?
:07/08/19 01:42
:SO903i
:NfUWlfOw
#114 [向日葵]
蜜「大人に近付いたって感じじゃない?」
清「うーんそうかもねー。」
あっさり肯定しちゃったよ。
でも、掘り出して聞こうとしない所が、清の良いところだよね。
蜜「清。」
清「んー?」
蜜「ありがと…。」
清は照れた様に笑うと、私の頭をくしゃくしゃ撫でた。
清「ぃよし!プリクラ撮りに行こう!今日は沢山撮ろうね!」
蜜「りょーかいっ。」
:07/08/19 01:46
:SO903i
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#115 [向日葵]
清が友達で良かった。
これからも友達だよね?
普段照れ臭くて言いづらいことを、落書きのメッセージスタンプで表した。
“いつもありがとう!アンタは心友や!”
そのプリクラは、私の携帯の裏に、密かに貼っておいた。
――――……
蜜「ただいまー。」
家に帰ると、既にいい香りがしていた。
この頃は毎日の様にラフィーユが料理を作ってくれる。
:07/08/19 01:50
:SO903i
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#116 [向日葵]
ラフィーユの料理の腕は日に日に上がっていって、冷蔵庫の僅かに残った食材でさえレストランに出てくるメニューの様に作った。
ちなみにラフィーユとオウマ君の進路は私と一緒。
なんかもう三人一緒って感じ。
オウマ「よっす蜜!お帰り!」
蜜「ただいま。二人ともご飯は済んだの?」
ラフィーユ「今日、蜂蜜を料理、作った。」
蜂蜜で?!
もしや密かに匂ってる甘い匂いはそれ?
:07/08/19 02:01
:SO903i
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#117 [向日葵]
蜜「ラフィーユすごいねぇ……。」
席に着きながらテーブルに広げられてる私の食事に思わず涎が口から出かけた。
ラフィーユ「意外、楽しい。」
オウマ「ラフィーがここまで楽しんでるの初めてだなぁ。」
へー。
それなら嬉しいな。
いただきますと礼をしてから私はほっぺが落ちそうな料理を堪能した。
・・・・・・・・・・・・・
蜜「んー!食べたぁ!」
:07/08/19 02:07
:SO903i
:NfUWlfOw
#118 [向日葵]
料理のお皿を全部空にして私は食事を終えた。
ラフィーユの料理は結構バランスとかを考えている料理で、私の嫌いなコンニャクとか椎茸とか使った料理め出たけど美味しく調理してくれたおかげで私に好き嫌いは無くなった。
ラフィーユすげぇ……。
オウマ「なぁなぁ蜜!」
オウマ君がキラキラ目を光らせてテーブルに身を乗り出しながら私に話かけてくる。
蜜「何?」
オウマ「明後日卒業式+ホワイトデーだっけ…?じゃん?」
:07/08/19 02:12
:SO903i
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#119 [向日葵]
蜜「ウン。そうだけど?」
オウマ君はラフィーユと顔を見合わせてからニヒッと笑って私にまた目を向ける。
オウマ「その後ボーリングでも行かね?」
私は目をパチクリした。
一回だけ三年になってからクラスの皆でやったけど……まさかボーリングとは。
オウマ君は運動神経がいいのか、説明を一回受けるとバンバンストライクの嵐。
女子に良いところを見せようとしたクラスの男子は面目丸潰れだった。
:07/08/19 02:16
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#120 [向日葵]
そしてその哀れな光景を目にしながら私は隣でガーターの嵐……。
蜜「私…、見とくだけでいいかなぁ……。」
オウマ「だぁいじょうぶ!俺がコツ教えるし!んで、その後は着替えてカラオケオールしようぜぇ!!」
すっかりこっちの生活に馴れ親しんだらしいオウマ君。
これじゃぁ普通の高校生。いやそれでいいんだけど……。
まぁカラオケなら私はまだ人並みにいけるので
蜜「ウン。盛り上がろうかっ!」
:07/08/19 02:20
:SO903i
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#121 [向日葵]
オウマ「おっし決まりぃ!んじゃあ俺風呂用意してくるー♪」
ピューっとはしゃぎながらオウマ君は行ってしまった。
私も明日の用意をしてすぐ寝れる様に準備しよっと。
あ、そうだ。
蜜「ラフィーユ!オウマ君もだけど、写真一杯撮ろうねぇっ!」
ラフィーユ「今?」
蜜「うぅん。明後日!制服姿で一緒に撮りたいし♪」
ラフィーユはフッと笑ってコクリと頷いた。
:07/08/19 02:25
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