―温―
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#242 [向日葵]
静流は何か言いたそうにしてる。
でも私は出来るだけ目を開いて、静流を真っ直ぐ見た。
紅葉「私は寝る。静流は学校へ行く。両方の要望を聞いた条件よ。ね。」
静流はハァ……と息を吐くと、私を抱き上げた。
部屋へ連れて行くらしい。
勝手に寝るからほっといてくれればいいのに。
でも、結構体がヤバめなので実の所はとても楽だった。
:07/09/04 01:51
:SO903i
:GkaoQpe.
#243 [向日葵]
ゆっくり私を寝かすと、厚目の布団を私にかけてくれた。
そして微笑みながら私の頭を優しく撫でてくれる。
静流「じゃ、行って来るな。」
私は黙って静流を見る。
静流が三人に増えた……。三人の静流は部屋を出ていく。
階段を降りて、家のドアがパタンと静かに閉まった。
シーンと家が静まりかえる。
:07/09/04 02:00
:SO903i
:GkaoQpe.
#244 [向日葵]
ようやく息を我慢することなく出来る。
静流に心配かけまいと、本当は走った後みたいに息があがっていたけれど通常の呼吸をしようとなんとかやってのけた。
部屋に自分の息しか聞こえない。
最悪だ。ここ何年かのせいで虚弱体質になってる。
せめてもっと食事出来れば……。
相変わらず少量だけど食べれるレパートリーは増えつつあった。
:07/09/04 02:04
:SO903i
:GkaoQpe.
#245 [向日葵]
これも辛抱強く静流が付き合ってくれてるおかげだ。
そんな事をつらつら考えてると、私は眠りに落ちた。
―――――――……
痛い……。
知ってるこの夢。
母さんが見える。
笑ってる。冷酷な顔で。
何か言ってる。
「邪魔。アンタ邪魔。何で生まれたのよ。」
:07/09/04 02:08
:SO903i
:GkaoQpe.
#246 [向日葵]
あぁ……。
私また殴られてるんだ。
でも知ってる。
これは夢。
痛いけど、痛くない。
だから好きなだけ殴りなさいよ。
すると母さんは殴るのを止めた。
そのかわりまだ冷酷な顔で私を嘲笑ってる。
「アンタは本当に邪魔ね。」
知ってる。何回も言われたもの。
:07/09/04 02:10
:SO903i
:GkaoQpe.
#247 [向日葵]
「人の幸せを安々と奪うのが好きね。」
母さんの後ろに、一つの影が現れる。
あの人……彼女さんだ……。
虚ろな目をした彼女さんは、口だけしか笑ってない奇妙な笑い方をした。
双葉「静流は私のなのよ……。貴方、横取りする気……?」
―――ドクン
:07/09/04 02:14
:SO903i
:GkaoQpe.
#248 [向日葵]
違うと言いたいのに声が出ない。
そんなつもりはない。
ごめんなさい。
静流を好きになったのは確か。
でも決して引き裂こうだなんて事は……!
「嘘ばっかり。本当は思ってるんでしょ?」
母さんの声じゃないみたいに勘高い声で笑う。
違う。思ってない。
絶対!絶対に……っ!
もしそうなら、私はこの家を出る!
全ての原因が私ならば……っ!
:07/09/04 02:18
:SO903i
:GkaoQpe.
#249 [向日葵]
――――

――――
今日はここまでにします

:07/09/04 02:19
:SO903i
:GkaoQpe.
#250 [向日葵]
「約束だからね……。」
――――――――……
「!」
眠りから覚めた私はあり得ない程の汗をかいていた。
気持ち悪いけど体がダルいから服を着替えたくても起きる元気が全くない。
『約束だからね……。』
まだ耳にこびりついている彼女さんの言葉……。
私は夢の中で約束を交した。
所詮夢の中だと、切り捨てる事が何故か出来なかった。
:07/09/05 22:41
:SO903i
:uTSNz6sY
#251 [向日葵]
部屋の時計を見ると、時計の針は十二時を差していた。
あれから結構な時間眠ったらしい。
家は相変わらずシーンとしている。
「ケホッ……。」
喉がイガイガして変な感じ。水でも飲みたい。
着替えもしたいし、気合いを入れて体を動かす事にした。
鉛みたいに思い上、体の節々がなんだか痛い。
多分熱のせいだ。
なんとか体を起こして、引きずる様に体を動かす。
キィ……。
:07/09/05 22:46
:SO903i
:uTSNz6sY
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