〜運命のヒト(2)〜
最新 最初 🆕
#291 [りく☆]
後ろで祥子が何か言っているのがわかったが、構わずオレ達は廊下を歩いていく。




『りく……お前も気がついたろ?』

病院の屋上へとたどり着いたオレ達は、煙草をくわえながら話していた。

⏰:08/08/23 01:15 📱:SH903i 🆔:dLuGxfF.


#292 [りく☆]
『あぁ……あいつとは付き合い長いからな。よくわかるよ。』

口から流れでる煙りを見ながら答えた。

『ジィが言っていたことは間違いじゃないな。


そんなに深刻なのかよ……卓也の病気……。』

⏰:08/08/23 01:16 📱:SH903i 🆔:dLuGxfF.


#293 [りく☆]
フィルターを噛みながら滝沢が吐き捨てるように言った。

オレも滝沢も祥子も……卓也が無理に元気に振る舞っていることぐらいわかっていた。普段の卓也なら看護婦にあんな態度はまずとらない。
きっと卓也自身も自分の病気の深刻さに気がついているのだろう。

⏰:08/08/23 01:16 📱:SH903i 🆔:dLuGxfF.


#294 [りく☆]
だからその恐怖感から逃れるためにあんな行動をとっているのだ。
オレ達に入院したことを言わなかったのも、卓也自身の気持ちが落ち着いてなかったからだろう。でないと、オレ達の前で弱い自分を見せてしまうから。卓也は昔から自分の弱みを見せるのを嫌うタイプだ。

⏰:08/08/23 01:17 📱:SH903i 🆔:dLuGxfF.


#295 [りく☆]
『多分…卓也が落ち着いたのが最近なんだろうな。だからジィはオレ達を連れてきても大丈夫と判断したんだろう。
それまで独りあの病室で病気に怯えていたのか……』

独りで悩むことがどれだけ辛いか……オレには嫌なくらいわかった。そぉ思いと思わずぼやいてしまった。

⏰:08/08/23 01:17 📱:SH903i 🆔:dLuGxfF.


#296 [りく☆]
『気がついておられましたか…。』

オレと滝沢以外誰もいなかったはずの屋上に、気がつけばジィが立っていた。

『ジィ……いたのかよ』

灰皿に煙草を押し付けながら滝沢が言った。ジィはただ笑いながらオレ達を見ている。

⏰:08/08/23 23:23 📱:SH903i 🆔:dLuGxfF.


#297 [我輩は匿名である]
更新されてて嬉しいです//
これからもがんばって下さい

⏰:08/08/24 01:08 📱:PC 🆔:2Gb.qc0I


#298 [りく☆]
匿名さん

ありがとうございます更新遅れてますが、読んでくれたら嬉しいです

⏰:08/08/25 16:26 📱:SH903i 🆔:KFcVEDsQ


#299 [りく☆]
『卓也の病気はそんなに深刻なのか…?』

何も語らないジィにオレが問い掛けた。ジィは少し困った様に下を向き、しばらく沈黙を守った。

⏰:08/08/25 16:27 📱:SH903i 🆔:KFcVEDsQ


#300 [りく☆]
『原因不明なんです。
どんな治療をすればよいのか…どんな薬を処方すればよいのか……まだわかっていません。坊ちゃんのお父様がアメリカに行ったのも、すべては治療方法を見つけるため……』

下を向いたままゆっくりジィが語った。オレ達はただジィを見ながら黙って聞いていた。

⏰:08/08/25 16:27 📱:SH903i 🆔:KFcVEDsQ


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194