〜運命のヒト(2)〜
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#164 [りく☆]
"ポンッ"
優しく頭に手を置かれた。
その状況が信じられず、思わず目を開けた。
『ごめんね』
目の前に微かに見える人が言う。
眩しくてあまり直視できない。
:08/02/08 01:32
:SH903i
:cgoNqSYc
#165 [りく☆]
『本当にごめんね』
また謝った。
優しい声を震わせながら…
そして、その手はオレから離れていき、姿を消していく。
何となく嫌な予感がした。
:08/02/08 01:33
:SH903i
:cgoNqSYc
#166 [りく☆]
『待って!!』
オレの呼び掛けにも振り向かない。どんどん歩き進んでいく。
『行かないで!!』
どんどん遠ざかっていく。
オレは狭い空間から身を乗り出した。
何処に向かって歩いているかわかったから…
:08/02/08 01:34
:SH903i
:cgoNqSYc
#167 [りく☆]
『独りにしないで!!』
とうとう玄関にいってしまった。オレの呼び掛けに耳をかたむけることもなく
"ガチャ……"
『お母さん!!!!!』
"パタンッ"
扉が
閉まった…
:08/02/08 01:35
:SH903i
:cgoNqSYc
#168 [りく☆]
『おか…あ……さん
…独りに…しないで…』
『諦めろ…』
冷静な低い声がオレに言う。
オレに恐怖を与える声…
:08/02/08 01:36
:SH903i
:cgoNqSYc
#169 [りく☆]
オレは独りになった
…見捨てられたの?
受け入れたくない現実。
:08/02/08 01:37
:SH903i
:cgoNqSYc
#170 [りく☆]
『うぁぁぁぁぁ……』
叫びにもならない泣き声で
オレは泣いた。
…置いてかないで
独りにしないで
『お母さん!!!!』
………………
……………
………
……
…
:08/02/08 01:38
:SH903i
:cgoNqSYc
#171 [りく☆]
『夢……か…』
いや、はっきり言うなら過去の記憶だ。
オレが幼い頃、母親がでていった記憶……
消してしまいたい嫌な記憶だ。
あの頃はよく父親に怯えて、押し入れの中に隠れていた。両手てで耳をふさいで……父親と母親の喧嘩の声が聞こえないように…
:08/02/08 01:43
:SH903i
:cgoNqSYc
#172 [りく☆]
久しぶりの学校で疲れていたので、昼休みに屋上で仮眠をとっていたのだ。
おかげさまで嫌な夢を…嫌な記憶をみてしまった。
頬には涙が流れた感覚が残っていた。そんな頬をオレは制服で拭う。
:08/02/08 01:46
:SH903i
:cgoNqSYc
#173 [りく☆]
:08/02/08 01:59
:SH903i
:cgoNqSYc
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