〜運命のヒト(2)〜
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#167 [りく☆]
『独りにしないで!!』
とうとう玄関にいってしまった。オレの呼び掛けに耳をかたむけることもなく
"ガチャ……"
『お母さん!!!!!』
"パタンッ"
扉が
閉まった…
:08/02/08 01:35
:SH903i
:cgoNqSYc
#168 [りく☆]
『おか…あ……さん
…独りに…しないで…』
『諦めろ…』
冷静な低い声がオレに言う。
オレに恐怖を与える声…
:08/02/08 01:36
:SH903i
:cgoNqSYc
#169 [りく☆]
オレは独りになった
…見捨てられたの?
受け入れたくない現実。
:08/02/08 01:37
:SH903i
:cgoNqSYc
#170 [りく☆]
『うぁぁぁぁぁ……』
叫びにもならない泣き声で
オレは泣いた。
…置いてかないで
独りにしないで
『お母さん!!!!』
………………
……………
………
……
…
:08/02/08 01:38
:SH903i
:cgoNqSYc
#171 [りく☆]
『夢……か…』
いや、はっきり言うなら過去の記憶だ。
オレが幼い頃、母親がでていった記憶……
消してしまいたい嫌な記憶だ。
あの頃はよく父親に怯えて、押し入れの中に隠れていた。両手てで耳をふさいで……父親と母親の喧嘩の声が聞こえないように…
:08/02/08 01:43
:SH903i
:cgoNqSYc
#172 [りく☆]
久しぶりの学校で疲れていたので、昼休みに屋上で仮眠をとっていたのだ。
おかげさまで嫌な夢を…嫌な記憶をみてしまった。
頬には涙が流れた感覚が残っていた。そんな頬をオレは制服で拭う。
:08/02/08 01:46
:SH903i
:cgoNqSYc
#173 [りく☆]
:08/02/08 01:59
:SH903i
:cgoNqSYc
#174 [りく☆]
『仮眠なんかとらなきゃよかった…』
つい愚痴がでてしまった。
あの記憶は、初めて母親の温もりを少し感じれた日でもあり、母親との悲しい別れの日でもある。
:08/02/08 22:22
:SH903i
:cgoNqSYc
#175 [りく☆]
母親は決して優しい人ではなかった。幼い頃の記憶だがはっきりしている。オレが親父から暴力を受けている時も、『もぉ止めたら』と冷静に言うだけだった。
そのあとに何か優しい言葉をオレにかけてくれるわけでもない。
ただいつも冷静な目で見ていた。
オレの記憶の母親はそんな人だった。
:08/02/08 22:23
:SH903i
:cgoNqSYc
#176 [りく☆]
…過去なんて
忘れたい……と言いたいが忘れられない。実際にこうやって夢にまででてくるわけだから。
そんな思いを胸に押し込め、オレは再び寝転がった。
屋上は立入禁止区域なため誰もいない。学校で唯一静かな空間だ。
:08/02/08 22:23
:SH903i
:cgoNqSYc
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