〜運命のヒト(2)〜
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#171 [りく☆]
『夢……か…』
いや、はっきり言うなら過去の記憶だ。
オレが幼い頃、母親がでていった記憶……
消してしまいたい嫌な記憶だ。
あの頃はよく父親に怯えて、押し入れの中に隠れていた。両手てで耳をふさいで……父親と母親の喧嘩の声が聞こえないように…
:08/02/08 01:43
:SH903i
:cgoNqSYc
#172 [りく☆]
久しぶりの学校で疲れていたので、昼休みに屋上で仮眠をとっていたのだ。
おかげさまで嫌な夢を…嫌な記憶をみてしまった。
頬には涙が流れた感覚が残っていた。そんな頬をオレは制服で拭う。
:08/02/08 01:46
:SH903i
:cgoNqSYc
#173 [りく☆]
:08/02/08 01:59
:SH903i
:cgoNqSYc
#174 [りく☆]
『仮眠なんかとらなきゃよかった…』
つい愚痴がでてしまった。
あの記憶は、初めて母親の温もりを少し感じれた日でもあり、母親との悲しい別れの日でもある。
:08/02/08 22:22
:SH903i
:cgoNqSYc
#175 [りく☆]
母親は決して優しい人ではなかった。幼い頃の記憶だがはっきりしている。オレが親父から暴力を受けている時も、『もぉ止めたら』と冷静に言うだけだった。
そのあとに何か優しい言葉をオレにかけてくれるわけでもない。
ただいつも冷静な目で見ていた。
オレの記憶の母親はそんな人だった。
:08/02/08 22:23
:SH903i
:cgoNqSYc
#176 [りく☆]
…過去なんて
忘れたい……と言いたいが忘れられない。実際にこうやって夢にまででてくるわけだから。
そんな思いを胸に押し込め、オレは再び寝転がった。
屋上は立入禁止区域なため誰もいない。学校で唯一静かな空間だ。
:08/02/08 22:23
:SH903i
:cgoNqSYc
#177 [りく☆]
そんな安らぎある空間でオレは空を眺めていた。白い雲が青い空を早々と流れていく。そんな光景をただ眺めていた。
『ハァ…』
もはやため息しかでなかった。あんな夢を見るなら学校何てくるのではなかったと後悔しながら…。
:08/02/10 01:29
:SH903i
:Xl9AlgpY
#178 [りく☆]
…何で学校来たんだっけ?
ふと今、現実にもどった。
…オレは、結衣との約束を果たすために学校にきたんだ
思わず起き上がった。このまま逃げててはいけないと言い聞かせながら。
:08/02/10 01:30
:SH903i
:Xl9AlgpY
#179 [りく☆]
『ここにいたのか…』
少し疲れた声で滝沢が言ってきた。オレを探していたのだろうか、少し息が荒れている。
『悪い悪い……少し仮眠とってただけだよ。』
心配かけまいと明るく答えた。
『帰ったかと思ったし…』
そう言いながら滝沢は、オレの横にゆっくり座った。
:08/02/10 01:32
:SH903i
:Xl9AlgpY
#180 [りく☆]
『せっかく学校来たと思ったら、いなくなるし…
まぁ気にするなってほうが無理な話か。』
滝沢も明るい口調でオレに話しかけてきた。オレの過去について気を使ってくれているのだろう。何せかなり学校を休んでいたから……
よほどオレが過去についてふれてほしくないと思っていると、滝沢は感じているのだろう。
…本当はすべてを打ち明けたいのに…
:08/02/10 01:32
:SH903i
:Xl9AlgpY
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