〜運命のヒト(2)〜
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#247 [りく☆]
『カイさんって人と彼女の関係は確かなのか?』

『あぁ…本人が言っていた』

滝沢の確認に、記憶を辿りながら答えた。

『ならなんで美里は嘘を……

もしかしてお前の知らない何か別の真実があるんじゃないか?』

頭を抱えていた滝沢が、思いついたように言った。

⏰:08/08/22 01:01 📱:SH903i 🆔:XTS191aU


#248 [りく☆]
『オレより美里を信じるのかよ。オレの話聞いただろ。優希がオレに許しを得ようとするなんてありえない。』

少し感情的になって答えてしまったオレを見て、滝沢は再び視線を前に戻した。

⏰:08/08/22 01:01 📱:SH903i 🆔:XTS191aU


#249 [りく☆]
『オレの知らない真実…』

ふと滝沢から言われた言葉が口からでてきた。今まで考えた事のない思考だ。

『お前が言ってる事を疑ってるわけじゃねぇが……何か気にならないか?もしかしたら何か分かるかもしれないし。少し調べてみないか?』

⏰:08/08/22 01:02 📱:SH903i 🆔:XTS191aU


#250 [りく☆]
『何やってるの?』

屋上に入る入口の扉から声が聞こえた。扉は閉めてあるから顔はわからない。しかし、聞き覚えのある声だった。あの声は間違えない……祥子だ。

オレと滝沢はお互い同時に扉に視線を移した。

『祥子か……。あいつ誰と話してるんだ?』

⏰:08/08/22 01:35 📱:SH903i 🆔:XTS191aU


#251 [りく☆]
扉が閉まっているため、祥子がオレ達を確認できるはずがない。それをわかったうえでの滝沢の発言だった。

つまりオレ達が話している時、誰かが扉のそばにいたのだ。

『話を聞かれた…』

思わず口からでた言葉だった。滝沢達以外には知られたくない過去だったからだ。

⏰:08/08/22 01:44 📱:SH903i 🆔:XTS191aU


#252 [りく☆]
『勇貴とりく知らない?』

祥子は再び扉のそばにいる誰かに語りかけていた。しかし、相変わらずその相手は黙っている。
恐らくオレ達に存在を知られたくないのだろう。

オレは過去を知られたことに、ただショックを受けていた。

⏰:08/08/22 01:52 📱:SH903i 🆔:XTS191aU


#253 [りく☆]
『祥子のやつ、オレ達を探してるみたいだぜ。

…おいっ、りく。大丈夫か?』

呆然と立ち尽くしたオレに慌てて滝沢が話しかけてきた。滝沢も瞬時にオレがショックを受けている原因を察知したのか、それ以上何も言ってこなかった。
滝沢はオレの肩を軽く叩き、扉の方へと歩きだした。

⏰:08/08/22 01:56 📱:SH903i 🆔:XTS191aU


#254 [りく☆]
『祥子!!
オレとりくならここにいるぜ。

ついでに盗み聞きしてる奴も出てこいよ。』

少し怒った口調で滝沢は扉に向かって言った。彼もオレの話を聞かれたことに腹をたてていた。

『そこにいるんだ♪

ってか盗み聞きって……美里あんた何やってんの?』
驚いた口調で話している祥子の声が聞こえた。

⏰:08/08/22 02:02 📱:SH903i 🆔:XTS191aU


#255 [りく☆]
『美里がいるのか?』

驚きを隠せない滝沢が声を上げて言った。
それと同時に扉が開き、慌てて入ってくる祥子と、戸惑いを隠せずにいる美里の姿が見えた。

『別に…盗み聞きしてたわけじゃぁ』

目線にやり場のない美里が、俯きながら言った。

⏰:08/08/22 02:05 📱:SH903i 🆔:XTS191aU


#256 [りく☆]
『別にいいじゃん。
勇貴がりくに愛の告白でもしてたら別だけど♪』

何も知らない祥子は笑いながらオレ達を見ていた。

『何バカ言ってんだよ。ってか愛の告白は違うから』
呆れた様に滝沢が祥子に言い返した。祥子もベロを出して、冗談だよと言わんばかりの表情で滝沢を見ていた。

⏰:08/08/22 02:10 📱:SH903i 🆔:XTS191aU


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