〜運命のヒト(2)〜
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#51 [りく☆]
"ワンッ"
また
チロが吠えた………呆然と立ち尽くしているオレに
『チロ…今日はどうしたんだ!?』
あきらかにいつもと違っておかしいチロを心配しながら語りかけた。
:07/10/09 00:24
:SH903i
:stC9XALo
#52 [りく☆]
犬が吠えることなんて当たり前だが……チロは例外で、全く吠えないはずなのに
『チロもオレに失望したのか?』
チロを抱き抱えながら、言葉のわかるはずもないチロに語りかける。
:07/10/09 00:29
:SH903i
:stC9XALo
#53 [りく☆]
『なぁ〜チロ』
"ワンッ!!"
また語りかけようとしたオレに、一喝いれるかのように吠えた。今度は今までで1番大きな鳴き声だった。そんなチロを、オレは思わず離してしまった。
ぃゃ…むしろチロから離れていった
:07/10/09 00:34
:SH903i
:stC9XALo
#54 [りく☆]
そんな突然のチロの行動に驚いたオレは、よろけドアに寄り掛かった。
『あっ!!!!』
その時だった。
オレが玄関のドアに寄り掛かかったとき、わずかにドアが開いたのだ。
その隙間をチロをすりぬけていった…
『こらっ……チロ!!!!』
逃げ出すチロにオレは叫ぶ……
:07/10/09 00:40
:SH903i
:stC9XALo
#55 [りく☆]
今まで逃げ出すことなんてなかったのに…
今日のチロは明らかにおかしい。吠えたり、逃げ出したり……
少し呆然としながらも、オレはチロを見失う前に慌てて追いかけた。
:07/10/09 00:42
:SH903i
:stC9XALo
#56 [りく☆]
オレがどれだけ追いかけても、チロは今までに見たことないようなスピードで走り、逃げていく。
『チロ……待てよ!!』
オレの呼びかけなど余所に、まるで何かに導かれているかのようにチロは見慣れない道を走って行く。
そんなチロをオレは必死に追いかけた。
:07/10/09 00:46
:SH903i
:stC9XALo
#57 [りく☆]
住み慣れた街だが……オレの知らないような裏道をオレは走っていた。
全く知らない訳ではないが……懐かしいような、知らないような……よくわからない道だった。
そんな裏道をチロは躊躇(ちゅうちょ)なく走っていく
やがて……静かな草原にたどり着いた
:07/10/09 00:49
:SH903i
:stC9XALo
#58 [りく☆]
今までの景色に明らかに溶け込んでいない風景だった……明らかに浮いている。そんな場所だった。
やがて辺りは霧に包まれ、周りが見えなくなっていった。
『霧かよ……』
嫌な思い出が湧き出てくる……しかし今はそんなことを気にしている場合ではない。
オレはチロの名前を叫び続けた
:07/10/09 00:52
:SH903i
:stC9XALo
#59 [りく☆]
いくら呼んでもチロはみつからない…。
オレはただ草原を歩きつづけた。
『どこいったんだ!?』
"ドンッ"
『痛って!!』
チロを探しながら歩いていたら、何か硬いものにぶつかった
:07/10/09 00:55
:SH903i
:stC9XALo
#60 [りく☆]
あまりの痛さに思わず一回頭を抱え座り込んでしまった。そして、痛みが引いた後、原因を確かめるため硬いものに目をやった。
『嘘だろ…』
自分の目が信じられなかった。
無理もない
ありえないものが目の前にたちはだかっている。
:07/10/09 01:00
:SH903i
:stC9XALo
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