.。改]恋愛成就の洞窟で。.
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#321 [桔妁]
ただし、恋と愛は恋愛となれば繋がるんじゃ。ある星では恋愛という単語が存在するらしいからのう。
浅瀬から深海まで知らんと、愛と恋は別物なんじゃ。
……俺にはさっぱりだな!
―――――――――
「―…っつうのが頼仲の話…。」
天弥は頭をポリポリ掻きながら繭の放をちら見した。
視線は繭がぼんやりと入る程度まで下を向いている。
:08/04/05 23:44
:SH903i
:☆☆☆
#322 [桔妁]
繭はと言えば、頭の中で記憶の影がちらっと動いていた。
私は、頼仲くんの話を"知っている"――…
「……!」
そうだ、あれは確か恋愛成就の洞窟の、言い伝え!!
「……そっか、そうなんだ…」
「?」
:08/04/07 02:58
:SH903i
:☆☆☆
#323 [桔妁]
恋愛の神様は、きっと昔から私の側にいた。
私は天弥の方へと、立ち上がり、振り向き、走った。
「……天弥、!」
「は?」
天弥は分からないと言った表情で繭を見た。
「……何?」
「…天弥は、どっち?」
:08/04/07 03:02
:SH903i
:☆☆☆
#324 [桔妁]
「な?」
「……恋と、愛なら!」
繭は若干顔を赤らめてはいるが、元から気の強い方なので目線は天弥へと向けられるまま、恥ずかしがる事もなく問う。
「どっち、?」
「………じゃあお前は。」
逆に聞かれれば繭はしばし悩み、言った。
:08/04/07 03:06
:SH903i
:☆☆☆
#325 [桔妁]
「…………―両方!!!」
「―…んだよ、欲張りだな…。さすが繭だな。」
きらきらと笑う繭に吹き出して天弥は言った。
「……でも、ま、俺も両方がいいかな…なんてな。」
「……あはは!天弥だって欲張りじゃん!!……?」
不意に、繭は倒れかかった。……酒の効果だった。
―――――――――
――
:08/04/07 03:09
:SH903i
:☆☆☆
#326 [桔妁]
――――…。
慶は天井の蜘蛛の巣をぼんやりと眺め、言う。
「寒いですね、部長…」
部長は何にも見えずにぼんやりと答える。
「あ、あぁ…」
柳園は思わずくしゃみが出てしまった。
「………クチョン!」
朝。朝日が綺麗な田舎の駅。
寝袋が三つ並んでいた。
:08/04/07 03:12
:SH903i
:☆☆☆
#327 [桔妁]
「なんでホテルとかホテルとかホテルとか予約しないんスか!?」
持ってきたおやつのチーカマを慶はかじり、吉原を見た。
慶が問う理由は、慶自身も確信を持ち、わかっている事であった。
「…赤字ですよ、ね、先輩。」
「なるべくね、コスト削減?みたいな………」
の割に自分達は、なんかぬくぬくした服ばかりを着ているのに腹が立つ慶。
:08/04/07 03:16
:SH903i
:☆☆☆
#328 [我輩は匿名である]
:08/04/07 03:31
:SH905i
:8aXwg6ZU
#329 [桔妁]
?(・ω・)
:08/04/12 03:05
:SH903i
:☆☆☆
#330 [てぃ-◆tr.t4dJfuU]
あげケx
:08/04/13 09:55
:auCA3A
:n.GeXkaU
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