.。改]恋愛成就の洞窟で。.
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#322 [桔妁]
 

繭はと言えば、頭の中で記憶の影がちらっと動いていた。

私は、頼仲くんの話を"知っている"――…

「……!」

そうだ、あれは確か恋愛成就の洞窟の、言い伝え!!


「……そっか、そうなんだ…」

「?」

⏰:08/04/07 02:58 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#323 [桔妁]
 
恋愛の神様は、きっと昔から私の側にいた。

私は天弥の方へと、立ち上がり、振り向き、走った。

「……天弥、!」

「は?」


天弥は分からないと言った表情で繭を見た。

「……何?」

「…天弥は、どっち?」

⏰:08/04/07 03:02 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#324 [桔妁]
 
「な?」

「……恋と、愛なら!」


繭は若干顔を赤らめてはいるが、元から気の強い方なので目線は天弥へと向けられるまま、恥ずかしがる事もなく問う。

「どっち、?」

「………じゃあお前は。」


逆に聞かれれば繭はしばし悩み、言った。

⏰:08/04/07 03:06 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#325 [桔妁]
 
「…………―両方!!!」

「―…んだよ、欲張りだな…。さすが繭だな。」


きらきらと笑う繭に吹き出して天弥は言った。

「……でも、ま、俺も両方がいいかな…なんてな。」

「……あはは!天弥だって欲張りじゃん!!……?」



不意に、繭は倒れかかった。……酒の効果だった。

―――――――――
――

⏰:08/04/07 03:09 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#326 [桔妁]
 
――――…。

慶は天井の蜘蛛の巣をぼんやりと眺め、言う。

「寒いですね、部長…」

部長は何にも見えずにぼんやりと答える。

「あ、あぁ…」

柳園は思わずくしゃみが出てしまった。

「………クチョン!」


朝。朝日が綺麗な田舎の駅。

寝袋が三つ並んでいた。

⏰:08/04/07 03:12 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#327 [桔妁]
 
「なんでホテルとかホテルとかホテルとか予約しないんスか!?」

持ってきたおやつのチーカマを慶はかじり、吉原を見た。

慶が問う理由は、慶自身も確信を持ち、わかっている事であった。

「…赤字ですよ、ね、先輩。」

「なるべくね、コスト削減?みたいな………」


の割に自分達は、なんかぬくぬくした服ばかりを着ているのに腹が立つ慶。

⏰:08/04/07 03:16 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#328 [我輩は匿名である]
mbga.jp/..

⏰:08/04/07 03:31 📱:SH905i 🆔:8aXwg6ZU


#329 [桔妁]
?(・ω・)

⏰:08/04/12 03:05 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#330 [てぃ-◆tr.t4dJfuU]
あげケx

⏰:08/04/13 09:55 📱:auCA3A 🆔:n.GeXkaU


#331 [さちほ]
あげ\(^^)/x

⏰:08/04/13 16:48 📱:W51P 🆔:/vzgfFLU


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