○ビー玉ラバーズ○
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#385 [向日葵]
「楽しい?」

んな事ある筈ないでしょうがお兄さん……。

「楽しい。水族館好きですから。」

あ、最後のいらなかった。

桜井君を見ると「そっか」と微笑んでいた。
水族館好きと言ったのが良かったらしい。
その笑顔を見て、ちょっと胸の痛みがおさまった……。

だけど……。

「あ、あの、止めて下さいっ……。」

⏰:07/11/12 02:18 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#386 [向日葵]
桜井君と顔を見合わせて「ん?」と言ってから振り向いた。
すると神崎さんが絡まれていた。

「いいじゃん1人っしょ?遊ぼうよ。」

「連れがちゃんといますから……っ!」

ありゃりゃりゃ……!大変!助けなきゃ!

「ちょっと!」

桜井君が叫んだ。

神崎さんの方に近づいていくと、2人の間に入って、絡んでいた奴を睨みつける。

⏰:07/11/12 02:22 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#387 [向日葵]
「コイツ、俺のですから。触らないでくれます?」

―――――ギィィンッ!!

……あいったー……。そりゃないよ桜井君。すっごく痛い……。
いくら、助ける術だとしても……それは……キツイ……。

2人は何だかいい雰囲気になっていた。
それは私が望んでいたもの。

そりゃ守りたくなるよね……。
クリクリして潤んだ瞳。長くて細い手足。華奢な体。正に守られる為に作られたような……。
それに比べて……。

⏰:07/11/12 02:25 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#388 [向日葵]
私は水槽を見た。
憐れにも、可愛くない自分がそこにはいた。

黒いだけの髪。パンパンなほっぺ。逆に守ってあげれそうな太い体……。

完敗だ……。
もしかしたら桜井君。今日は私にさよならを言う為に呼んだのかな?
神崎さんと付き合うからって……だから私を無理矢理誘ったのかな……。

「……ろ。千広っ。」

「え……。」

いつの間にか2人は目の前にいた。

あ、どうしよ……涙……出そう……。

⏰:07/11/12 02:30 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#389 [向日葵]
「ご、……ごめんなさい!実は急用があったの忘れてて、今から……帰らなくちゃ……っ。2人は、仲良く回ってくれて構わないから!じゃ、また!」

私は出口の方まで早歩きで行った。

「千広!」

やだ……っ。追いかけないで……。

人の間をぬって、私は出口へ向かう。
早く……っ早く出口……。
「待って千広!」

肩を掴まれた。
私は止まるしかなくなった。

⏰:07/11/12 02:33 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#390 [向日葵]
「どうしたの?何か変じゃない?」

「……ごめん。本当、用事があるから……。」

私は手を振りほどいてまた歩いて行った。

あぁ……馬鹿だ私。
何期待してたんだろう。
いつも期待して、裏切られる事分かってるじゃない……。
それなのに……。

馬鹿みたい……。

こんな時に、音楽が聞けないだなんて……。

水族館をやって出れた。
太陽が真上だ。

太陽なんか……太陽なんか……。

⏰:07/11/12 02:37 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#391 [向日葵]
眩しい太陽なんか……

「大っ嫌いだ……。」

私はいつまでも闇の存在だ。
それを改めてしらされた。

所詮デブスには恋なんて出来っこなかったんだ。
恋なんて、でしゃばった事、しちゃいけなかったんだ……。

「う……っうぅぅ……っ。」

消えたい……こんな私なんか……っ!


大嫌いだ…………っ!!

⏰:07/11/12 02:39 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#392 [向日葵]
――――――……

「チーロール!」

「お!おっはよーぅ!」

数日後。
失恋した私は意外にも元気だった。
色々あったモヤモヤが消えたせいかな……?

電車の時間を、ちょっとずらしたり、帰る時間の調整で、桜井君に会う事は、ここ何日か無かった。

「今日の帰り買い物行かない?」

「いいよ。私も漫画買いたいし!」

漫画を読んで、また妄想を膨らませながら夢に浸っておこう。
その方が……何倍も現実より楽だもの……。

⏰:07/11/12 02:45 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#393 [向日葵]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「暁子ちゃん。帰ろ!」

「ごめんチロル!一回寮に戻らなきゃいけないから校門で待ってて!」

「ウン。分かった。」

私は校門へ向かった。

漫画何買おうかなぁー。
あんまーいラブストーリー読みたいなぁ。って言ってもいつも甘いの買っちゃうんだけどね……。

「音楽聞きながら待つか!」

イヤホンをつけて、携帯をいじる。
音楽で、私の耳は塞がれた。

⏰:07/11/12 02:49 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#394 [向日葵]
と思った。

スポッ

「?もー!暁子ちゃんったら」

「誰が暁子ちゃんだよ。」

――!!
桜井君がいた。
音楽で自分の世界にいた私は、彼に全く気付かなかった。

「やっと会えたし……。何避けちゃってくれてるの?」

「……避けてなんかない。たまたまでしょ?しょっちゅう会ってる方がおかしいんですよ。」

⏰:07/11/12 02:52 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


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