○ビー玉ラバーズ○
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#545 [向日葵]
ビー玉ラバーズ*スペシャルストーリー*
*―温―*
寒……。
そりゃそうか。もう12月だ。
なのにベランダに出る馬鹿がどこにいるんだろうか。
……いやここにいるんだけども……。
:07/12/04 01:24
:SO903i
:☆☆☆
#546 [向日葵]
「コラ紅葉!!」
襟を後ろから掴まれ、私は強制的に部屋へ連れていかれた。
「あのね静流。私は猫じゃないの。こんな扱いやめてもらえないかしら。」
襟を正しながら私は静流を睨みつけた。
静流は肩をすくませて呆れたように私を見る。
「似たようなもんじゃん。紅葉猫っぽいし。」
その言葉に、少し頭がイラッとした。
私が静流宅へ拾われてから約半年が過ぎた。
:07/12/04 01:28
:SO903i
:☆☆☆
#547 [向日葵]
そして今始めての冬を迎えようとしている。
一応自己紹介しておくと、私の名前は紅葉(くれは)。15歳。
梅雨の時期、虐待を受けた挙句ゴミ捨て場に捨てられた私を拾ってくれたのが、さっき私に失礼なことをした静流(しずる)(17歳)の父だった。
それから色々あって、まぁ……私と静流は恋人同士でもある。
「静流君。紅葉ちゃん。今年のイルミネーションどうするの?」
ボサボサした髪に丸眼鏡。この人こそ、拾ってくれた張本人、源さん(げんさん)だ。
:07/12/04 01:34
:SO903i
:☆☆☆
#548 [向日葵]
「いるみねぃしょん?」
明らかに棒読みだ。
それもその筈。
私には何のことだかさっぱり分かってないからだ。
いや、イルミネーションの意味くらいは分かるけど、イルミネーションがどうかしたのかと言う話であって……。
「毎年12月中に街の方でイルミネーションやってるんだ。結構有名でデートスポットとかに選ばれてるんだよ。」
デートスポット……っ?!
静流の説明に私は鳥肌がたった。
:07/12/04 01:41
:SO903i
:☆☆☆
#549 [向日葵]
私にそんなうすら寒い場所へ行けと……っ?!
冗談じゃない……!
そんなスポットで注目されてる所なんかまっぴらゴメンだ。
「紅葉行かない?丁度もうすぐクリスマスだし。」
「私仏教だからいかない。」
「お前は中年のババアか……。何だその理屈。」
クリスマスなんて、とうの昔に飽きた。
と言うか……虐待を受け始めてからは、イベント事とかどうでもよくなった……。
「ってか静流前言ってなかったっけ。クリスマスの日は強制参加のクラスクリスマス会があるって。」
:07/12/04 01:47
:SO903i
:☆☆☆
#550 [向日葵]
――――――

――――――
今日はここまでにします(◎・ω・◎)
>>283に感想板がありますんで、よければ感想お願いします

:07/12/04 01:47
:SO903i
:☆☆☆
#551 [向日葵]
アンカーです
>>1-100>>101-200>>201-300>>301-400>>401-500>>501-551
:07/12/04 07:55
:SO903i
:☆☆☆
#552 [向日葵]
:07/12/04 07:56
:SO903i
:☆☆☆
#553 [向日葵]
「そんなん強制とかいいながら来ない奴だっているよ。ま、俺は抜けるの簡単だろうな。なんてったって主催者は香月だから。」
香月さんは静流の友達で、私の良き理解者。
香月さんには、返せきれない程の恩がある。
「私は行かないわよ。クリスマスだなんとお子様がやる事じゃない。」
「俺よりお子様が何を言うか。いいじゃん。行こうよ。ベランダからの景色ばっかじゃつまんないっしょ?」
「別に。」
素直ないい子じゃない私に、静流は段々イライラしてきたみたい。笑顔が堅い。
:07/12/06 00:33
:SO903i
:☆☆☆
#554 [向日葵]
「これだけ頭下げてんのに行かないってかお前は。」
「頭下げてないじゃない。」
さてそろそろ限界らしい。
静流の口の端がピクピク痙攣し始めた。
ケンカしたい訳じゃないけど、私は“イルミネーション”なんか行きたくもない。
「たまには自分が折れてやろうとかさ……思わない訳?」
「折れて自分の特になるならとっくの昔に折れてるわよ。」
:07/12/06 00:37
:SO903i
:☆☆☆
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