ダイスキ。
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#20 [乱]
‥‥‥。

(ど‥どうしよ‥

和紀‥‥怒ってる‥?)


冷や汗が流れ出す―‥

和紀の顔を見ることが出来ず茜はうつむく。

「‥ッあのさぁ‥さっきの‥俺の気のせい?」

やっぱり、ちょっと怖い声になっている。

茜は首を横にふった。

そしてゆっくり和紀を見る
「俺‥なんかしたっけ?」
淋しそうな目‥

⏰:07/12/21 19:12 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#21 [乱]
私はおもいっきり首を横に振った。

「なら‥なんで?
お前が理由もなくシカトするわけないじゃん‥」

和紀はまだ真剣な顔をしている。

“違うよっ
勝手に私が嫉妬しただけ”

なんて言えるわけもなく、茜はまたうつむいてだまりこんでしまった。

‥‥‥‥。

二度めの重い沈黙

⏰:07/12/21 19:18 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#22 [乱]
和紀‥今どんな顔してるのかな‥

困らせてごめん‥


―好きっていう気持ちが溢れ出しそう―‥

伝えたいよ‥

でも、、フラれて仲良しの立場を失いたくない

和紀にとって私は気軽に話せる女友達だから。

好きなんて言ったらもう
「おはよ!」
さえ言ってくれないかも‥

そう考えたら怖くなって


私はいつの間にか涙を流していた。

⏰:07/12/21 19:26 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#23 [乱]
グイッッ!!

腕を引っ張られ、はっと気付くと和紀に抱きしめられていた。


‥えっっ!?!?

茜は驚いて声を失う。
何が起きたのか分からなかった。

「なんかあったのなら言えよな、、

幼なじみなんだし

シカトとかそーゆーの‥

傷つく‥」


見上げると和紀の悲しそうな顔

⏰:07/12/21 19:33 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#24 [乱]
また‥一段と和紀の事が好きになった。

「‥うん、ありがと

えっと‥
シカトしちゃってごめんね!!」

茜は抱きしめられているまま小声で言った。

キーン コーン ‥

結構時間がたっていたらしい。

1限のチャイムがなってしまった。

ゆっくり茜を離し


和紀は少し微笑んで茜の頭をくしゃくしゃっとなでる。

⏰:07/12/21 19:42 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#25 [乱]
「良いよ‥。じゃーまたな!笑」

大好きなあの笑顔で和紀は去っていった。

************
廊下を歩く中、自分の顔がほてってるのに気付いた。

あー‥でも和紀本当かっこよかったなぁ‥

もうこれ以上好きになれないってくらい好き、大好き。


もうシカトなんてしないよ‥!

⏰:07/12/21 19:53 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#26 [乱]
教室に戻ると美佳と、仲良しの早百合(サユリ)が茜の元へ走って来た。


美佳「あっかねー
どこ行ってたの!?」

早百合「いきなりいなくなったからびっくりしたよ笑」
茜「あ‥はは!ちょっとね///」

茜の顔はほんのりと紅くなる。

美佳・早百合「うわっ!!あやしー!!」

茜「えーと‥今度話す!」
茜はたじたじだった。

⏰:07/12/22 16:37 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#27 [乱]
美佳と早百合は不服そうな顔をしていたが

美佳が思い出したようにしゃべり出した。

美佳「ってか聞いた?!アノコト!」

‥?何の事だろ‥

早百合「本当びっくりだよね!笑」

二人ともやけにテンションが高い。

茜「‥え、何の話?」

茜はおそるおそる聞いた。

⏰:07/12/22 16:42 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#28 [乱]
二人はにまーっと笑いながらわざとコホンッと咳ばらいをする。

まるで何かの重大発表。

かなり茜をじらした後、こう言った。


「後期から‥本当の共学になるって!!!」

‥‥‥‥。

すぐに理解が出来ない。

⏰:07/12/22 16:47 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#29 [乱]
「‥‥‥‥え!?

―‥ぇええええ!?!?」
驚きのあまり茜はポカーンと口を開けた。

そんな茜の様子に早百合と美佳は爆笑だった。

⏰:07/12/22 16:50 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


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