僕⇒俺
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#706 [氷雨]
アイスクリームの上にはカシスやカシスのソース、ハーブや生クリームが乗っていて甘党には堪らない品に仕上がっている。

「お待たせ致しました、こちらが《カシスホワイト》になります」

店員はにっこり笑い、小宮に渡す。

小宮ははちきれんばかりの笑顔で、それを受け取った。

「こちらが《カシスオレンジ》でございます」

⏰:08/06/08 02:32 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#707 [氷雨]
俺にもにっこりと笑い、アイスクリームを差し出す。

「ありがとう」

俺もにっこり笑い返し、アイスクリームを受け取る。

高かったけれど、やっぱりアイスクリームはそれに見合った物だ。

「うんまっ!!」

小宮はもう半分以上を食べ終えていた。

呆れながらも店を出る。

⏰:08/06/08 02:35 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#708 [氷雨]
最後に……

「HARUと一緒のください!」

そう聞こえたような気がしたけれど、勘違いだと誤魔化した。


小宮はものの数分でジェラートを完食。

今、現在……俺の《カシスオレンジ》を食い入るように見つめている。

「食べる……?」

⏰:08/06/08 02:39 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#709 [氷雨]
そう意地悪く尋ねた。

「いっ……いらないっ!!」

小宮は意地を張って食べようとしない。

「小宮の為に買ったのに…」

そう呟くと、ぷいっと反対を向いていた顔は俺を覗き込み…

「じゃあ、いるっ!」

嬉しそうに《カシスオレンジ》を食べた。

満足そうに食べているのを見たら、笑いがこみ上げてきた。

⏰:08/06/08 02:45 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#710 [氷雨]
「何、笑ってんの!?」

小宮は怒った風に言うけれど、アイスクリームを食べるたびに幸せそうに笑う。

「何もないよ」

にっこり笑い、誤魔化すと…小宮もアイスクリームを食べながらにっこり笑っていた。




そして、いつの間にか時間は10時を過ぎていて、帰ることになった。

⏰:08/06/08 02:53 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#711 [氷雨]
「それじゃ、小宮ありがとう!楽しかった!!」

俺は手を振りながら喋る。

「俺もっ!!つか、早く告白しろよっ、また月曜ーー!!」

小宮はポロッと肝心な事を叫び、走り去っていった。

ドクンと胸は跳ねたけれど、もう覚悟は決まっていた。

『有言実行』そう心に決め、帰路を早足で進んだ。

⏰:08/06/08 02:58 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#712 [氷雨]
俺は自分でも意外だったけれど、帰宅と同時にある事を思い付いた。

メールじゃなく明日、会いに行こう。と………


きちんと想いを瞳を真っ直ぐに見て。

出掛けていたら?なんて考えずに…何故か会えるような気がしていたから。


「明日だ……」

そう呟くと瞳を閉じた。

⏰:08/06/08 03:08 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#713 [きい]


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>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

⏰:08/06/08 13:40 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#714 [ふう]
あげx

⏰:08/06/10 19:54 📱:W54T 🆔:☆☆☆


#715 [は]
あげ

⏰:08/06/11 18:47 📱:D903iTV 🆔:☆☆☆


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