校内戦争
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#28 [ふむ]
これは明らかに状況がおかしい。
もはやテロではない。
どうみても月城高校に用があるとしか思えない。
今後の展開が全く予想出来なかった。

「一体何なんだ…」

小さな声で呟いた。
何がどうなっている?
司は思いつく限りのあらゆる可能性を考えていった。

⏰:08/01/01 20:38 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#29 [ふむ]
テロではない…。
おそらく奴らは月城高校に用がある。
基地か…?
月城高校を拠点とした基地を建設したいのか?
…いや、ならば今日は…否、今日から学校はないはずだ。
おそらく先生たちにすら伝えられていなかったのだろう。
それに奴ら軍隊はクーデター側の反乱軍のはずだ。
…何を考えている?
考えれば考える程わからなくなってくる。
それにさっきの音…当たってほしくないが銃声のような音は?

⏰:08/01/01 20:44 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#30 [ふむ]
結局何もわからぬまま、放送が流れだした。

《月城高校の諸君、状況が飲み込めず困惑していると思う》

機械から発せられる声は無機質なものであった。

クラス中の皆は驚きを隠せなかった。
なぜなら、クラスの大半はこの声を一度は聞いたことがあるのだ。

⏰:08/01/01 20:52 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#31 [ふむ]
それは約一ヵ月前の5月11日…。
そう、クーデターの日だ。
その日の夜、聞いた。

ある者はテレビで…、
ある者はラジオで…、
この声を聞いていた。
クーデターの主犯…鬼島彰一郎その人の声であった。

⏰:08/01/01 20:53 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#32 [ふむ]
《単刀直入に用件を言おう…》

放送は止まる事なく進む。
彰一郎本人が来ている可能性は低い。
恐らくテープか何かに録音して再生しているのだろう。
彰一郎の声を聞いた者のほとんどが、悪い予感がした。

《学年別に殺し合いをしてもらう》

言葉を、失った。

⏰:08/01/01 20:58 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#33 [ふむ]
生徒たちの騒つきを無視して放送は続く。
男が一喝して騒めきを静した。

その内容は予想を遥かに上回るものであった。

⏰:08/01/01 21:09 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#34 [ふむ]
ルールは…
一年vs二年vs三年で殺し合いをする。
期限は一週間。
その間に他学年を全滅させる事。
一週間を過ぎても他学年が一人でも残っていた場合、つまり二学年以上校内に残っていた場合は校舎ごと爆破する。
範囲はグラウンド等を含む学校の敷地内全域。
敷地から出ることは許されない。
出ようとすれば学校を2m間隔で囲んでいる兵士に射殺される。
食料は朝に学年別に支給される。
兵士に攻撃することはクラスの全滅を意味する。

⏰:08/01/01 21:09 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#35 [ふむ]
《初めに言っておくが…君たちに拒否権は無い!》

強い口調で言い放たれた。
その後、放送は注意事項に移った。

⏰:08/01/01 21:12 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#36 [ふむ]
二日を過ぎても殺し合いが開始されない場合、家族が殺される事。
武器等は支給されないため、各自で用意する事。
校舎内には超小型隠しカメラが593個ある事。

家族が殺される、というのが重く響いた。
これが拒否権が無い、の意味らしい。
汚い奴だ…!
司は思い切り拳を握った。

⏰:08/01/01 21:16 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


#37 [ふむ]
《本日の午後12時から開始する。終了は一週間後の同時刻とする》

見れば、時計の針はすでに10時15分を指していた。

《それまでは開始時間までは作戦でも立てるといい。…健闘を祈る》

そこまで言うと放送が切れた。

⏰:08/01/01 21:21 📱:N900iS 🆔:☆☆☆


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