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#732 [
Mr.RabbIts!
]
一階まで下りた三人が着いたのは保健室だった。
―ガララ…ッ
「田辺くーん」
藤堂が呼ぶタベくんとやらはどうやら不在らしく、保健室には誰も居なかった。
「ちっ。まーたどっかフラフラしてんなアイツ」
教師とは思えない言葉遣いで文句を言った後、抱えていた晴樹を近くの椅子に座らせた。
:08/09/23 20:25
:P704i
:XsPlb1Ps
#733 [
Mr.RabbIts!
]
すぐそばの椅子に自分も座ると、晴樹の顔を覗き込む。
「どこが痛む?」
「…は…?」
初めの印象とはうってかわって優しい藤堂の態度に、晴樹は戸惑った声を上げた。
「保険医が居ねーんだ。めんどくせーけど俺が手当てしてやるから、さっさと痛む所があるか答えろ」
:08/09/23 20:35
:P704i
:XsPlb1Ps
#734 [
Mr.RabbIts!
]
前言撤回。
藤堂のやる気がない上に、なぜかかなりの上から目線の物言いに晴樹はムッとした。
「…おい、訊いてんだけど」
「…痛むトコなんてねーよ。オマエが勝手に連れてきた…」
バシッ
「いってぇ!?」
憎まれ口をきく晴樹の背中を藤堂は容赦なく叩いた。
:08/09/23 20:41
:P704i
:XsPlb1Ps
#735 [
Mr.RabbIts!
]
「しょーもねぇ事言ってねーで、さっさと背中みせろ」
「〜〜〜っ!」
痛みで目にうっすら涙をためて睨み付てくる晴樹の表情に、目を見開く藤堂。
なんだ、コイツ…
ほんとうに男かよ。
藤堂は少し高鳴った鼓動に戸惑いながら、晴樹に背中をみせるように促す。
:08/09/23 20:49
:P704i
:XsPlb1Ps
#736 [
Mr.RabbIts!
]
そんな藤堂に渋々といった感じだが、晴樹は背中を向けて服をめくった。
晴樹が服をめくった瞬間、藤堂の鼻をあまい匂いがかすめた。
晴樹の体臭だろうか、藤堂は思わず頭を抱える。
…おいおい、コイツどこまで…
「……おい?」
一向にさらした背中みてくれない藤堂に、晴樹から不満そうな声が届く。
藤堂はハッとして「あぁ」とかテキトウに返すと、晴樹の背中に直に触れた。
:08/09/25 23:50
:P704i
:aG7.vU.c
#737 [
Mr.RabbIts!
]
「……っ!」
晴樹は藤堂のヒヤリとした手のひらの感覚に、ぶるりと震えた。
「痛むか?」
その様子を見て心配そうに藤堂が晴樹を覗き込む。
「だ、いじょーぶだし。」
なんだか急に恥ずかしくなって、ぷいっと藤堂から目を反らして言うと藤堂に椅子を反転させられた。
:08/09/25 23:54
:P704i
:aG7.vU.c
#738 [
Mr.RabbIts!
]
「っうあ?!」
クルクル回るようにできている丸椅子は、ギシッと大袈裟に音を立てて藤堂と晴樹が向き合うカタチにさせた。
「なっ、なんだ…っ」
「大丈夫じゃねーよ。ずっと…」
藤堂はそこで言葉を切ると、晴樹に向かって手をのばした。
顔に向かってのびてくる藤堂の手に戸惑い、晴樹はギュッと目を瞑った。
:08/09/25 23:59
:P704i
:aG7.vU.c
#739 [
Mr.RabbIts!
]
「ずっと、ココに皺寄ってんぞ」
その藤堂の言葉に瞑っていた目を開くと、藤堂の指が晴樹の眉間をツンツンとつついていた。
晴樹がなにか言おうと口を開いた時、保健室の扉が勢いよく開いた。
―ガラララッ
「はぁー。入学式ってなんであんなに疲れるんだろ……って、ん?」
今入ってきた男は、晴樹と藤堂を交互に見比べて固まっている。
:08/09/26 00:05
:P704i
:HUfH7UfI
#740 [
Mr.RabbIts!
]
「げっ…た、田辺くん……」
晴樹に触れていた手をすばやく引っ込めながら、藤堂は何やら怯えた表情を見せた。
藤堂に呼ばれた田辺らしき彼は、俯いていて上手く表情が見れない。
「…僕の保健室で、なにやってんのかな?」
そう言って顔を上げた田辺はすこぶる笑顔だったが、後ろのオーラになにかどす黒いものを感じた。
:08/09/26 00:09
:P704i
:HUfH7UfI
#741 [我輩は匿名である]
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152-200
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:08/09/26 06:04
:F703i
:lG3gWd0c
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