危ナイ兄弟愛ノカタチ:)BL
最新 最初 🆕
#634 [さき]
更新されてる

頑張ってくださぃね?

⏰:08/06/21 21:50 📱:SH902iS 🆔:0sktQpJ.


#635 [東脂ヤ転
さきサンへ(^^)★
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3324/
★*☆*★*☆*★*☆「じゃあ逆に、何で有り得へんって思うんですか?」
使い終わった皿やらコップやらを洗い始めながらイッチーは俺に尋ねる。
「何で・・・って理由はなんぼでもあるやん!
例えばやなぁ明は俺のこと毛嫌いしとるし、俺の前で笑ったことなんかないし・・・」

いくら思い返してみても明が俺のことを好きだなんて、思い当たる節もない。そりゃそうだ。
俺はずっと、明に嫌われてると思ってたから。

⏰:08/06/23 08:53 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#636 [東脂ヤ転
「・・・っていうか!お前は明からいつそんな話を聞いたんや!?」

未だ動揺しながらそう言うと、涼しい顔でイッチーは笑う。

「明さんは何にも言ってませんよ?
まぁ・・・見てたら誰でも気付くと思いますけど」

出たよ、イッチーの"見てたら分かりますよ"発言。

[見てて気付けたら苦労せぇへんわ!!!!]

腹立つほど爽やかな笑顔のイッチーを見ながら、俺は思わずそう叫びたくなった。

それと同時に俺の頭の中はぐるぐると色んな思想が駆け巡る。

次に明と会う時、俺はどんな顔すれば良いんだ・・・!?

⏰:08/06/25 09:16 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#637 [東脂ヤ転
「それより圭ちゃん、これから静さんの家行くって言ってませんでした?」

「あ、ほんまや忘れとった」

昨日はあんな形でクビを言い渡されてしまったから、俺はこれから静の家に謝りに行こうと思っていたのだ。

時計を見ると11時半過ぎ。出発するには丁度良い時間だ。

「ハァーー・・・ほなそろそろ行くわぁ〜・・・コーヒーご馳走さぁん」

俺はそう言うと重い腰を上げてイスを引く。

「ちょ・・・ッ!!めちゃくちゃテンション低いじゃないっすか!
僕のせいちゃいますよね!?」

イッチーは心配しているような口ぶりの割に、思いっきり笑いながら俺の肩を叩く。

⏰:08/06/25 11:24 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#638 [我輩は匿名である]
>>1-50
>>51-100
>>100-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350

⏰:08/06/26 23:53 📱:P703i 🆔:o3hhYymM


#639 [東脂ヤ転
[のん気やなぁ〜誰のせいでテンションだだ下がりやと思ってんねん!]

そんな事を思いながら、俺はまたひとつ溜め息をついてテーブルに目をやると、携帯に着信があったことに気付く。

不信に思い携帯を開くと、着信の欄に何度か同じ名前が表示されていた。
"ナオ"

昨日店でヤろうとしていた子の名前だ。

⏰:08/06/27 10:30 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#640 [東脂ヤ転
「もしかして明さんからメールですか?」

イッチーが嬉しそうに携帯を覗き込むので、それを避けるように俺は素早く携帯を閉じた。

「いや、おかんからやったわ!」

「・・・・・・圭ちゃんのお母さんって今どこにおるんやったっけ?」

「・・・フランス」

墓穴掘ったぁぁぁぁ!!!!
俺のおかんは仕事でフランスと日本を行き来する生活を送っている。

おかんとも仲が良いイッチーも、もちろんそのことは知っていた。

とっさについた嘘は・・・大失敗である。

⏰:08/07/02 08:46 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#641 [東脂ヤ転
「そんな嘘つくってことは・・・圭ちゃんまだ色んな男と付き合ってるんですね?」

「・・・・・・はい」

こういう時のイッチーは本気で怖い。
下手したら多分俺のおかんより怖いんちゃうかって思う。

「もー・・・ほんまに知りませんよ!?」

シュンとしている俺を見かねたのか、イッチーはそれ以上強くは言わず、ドアを開けながらそう言った。

開いたドアからは少しキツめの風が流れ込む。

⏰:08/07/03 17:35 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#642 [東脂ヤ転
「イッチー堪忍(カンニン)な。俺って寂しがり屋やから、誰かが側に居てくれなアカンのよ。」

ドアを押さえながら目をしかめているイッチーに俺は笑いかけて、力なくそう言う。

生ぬるい風邪が、俺の長い髪をからかうように掠めていく。

⏰:08/07/10 08:35 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#643 [東脂ヤ転
「圭ちゃん」

手を振ってその場を立ち去ろうとしたその時、イッチーが小さな声で俺を呼び止めた。

「その"誰か"を・・・圭ちゃん、間違えてはりますよ。」

「・・・・・・え?」

瞬間、今日一番の風邪が吹き、イッチーの帽子を攫っていく。

静とは違う真っ直ぐな黒髪が風に揺れ、静とは違う瞳が俺を刺す。

「またのお越しを、お待ちしてます」

何か言わなきゃいけなかったのに加えて先に、イッチーに笑顔でそう言われてしまった。

俺が何も言えなかったのはきっと、俺が見て見ぬフリをし続けてきた事を・・・完全に見抜かれていたからだ。

⏰:08/07/10 08:59 📱:W52P 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194