危ナイ兄弟愛ノカタチ:)BL
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#419 [東脂ヤ転
「え・・・・・?」
「3時過ぎだったよ・・・お前が家に居ないって分かった時・・・・どれだけ・・・心配したか・・・」
いつもは大きく見える静兄が、凄く幼い少年のように見えた。
「何で・・・・圭吾なんだ・・・・!?」
静兄は苦しそうに言葉を続ける。
「俺は・・・・絶対・・・・」
静兄が俺を見つめる。
その瞳には、俺の姿だけが映っていた。
「お前を離さない」
唇が触れそうな距離で、静兄は低くく囁いた。
今の俺にはそれだけで、身体が熱くなった。
:08/03/27 08:11
:W52P
:☆☆☆
#420 [東脂ヤ転
静兄の声が、俺を犯していく。
静兄に抱かれたい、と身体が叫ぶ。
[やっぱり・・・静兄はズルいよ・・・・]
しかし心は、まだ静兄を信じきれずにいる。
「瞬さんだって・・・・静兄は離さないんだろ・・・!?」
俺は静兄から目を逸らすと強く言った。
「瞬は関係ない」
静兄は俺を真っ直ぐ見ながら言う。
:08/03/27 08:16
:W52P
:☆☆☆
#421 [東脂ヤ転
「でも・・・瞬さんは・・ッ」
「アイツは俺にとって、ただの従業員だ。
それは瞬の気持ちも変わらない」
俺は言い出せずにいた想いが込み上げてきて、静兄をまだ見れずにいる。
「でも・・・ッ・・・でも・・!!!」
そこまで言うと、涙が溢れてきて胸が軋んだ。
[もう・・・分かんないよ・・・・]
自分でも自分が分からなくて、俺は手で顔を覆った。
:08/03/27 08:49
:W52P
:☆☆☆
#422 [けーき]
:08/03/27 09:16
:SH703i
:jRaidbro
#423 [東脂ヤ転
「鳴・・・・」
静兄がいつもの優しい声で俺の名を呼び、俺の手を顔からどけさせる。
「お前が、"言葉"を望むなら、いくらでもくれてやる」
俺は黙って静兄を見つめる。
「お前が、"側にいて欲しい"と望むなら、飽きる程側にいてやる」
静兄の手が俺の涙をすくう。
「鳴・・・・だからお前は、」
静兄が微笑む。
「安心して俺の側にいろ」
:08/03/27 09:42
:W52P
:☆☆☆
#424 [くに]
:08/03/27 09:52
:SH904i
:jcBiko7w
#425 [東脂ヤ転
涙で、静兄が霞んで見えた。
今までになく、胸が温かくなってゆくのが分かる。
「それで?・・・鳴は何を望む?」
静兄が優しく俺のおでこにキスする。
その優しさが今はただ嬉しくて、また涙が込み上げてきた。
「・・・・・・全部・・・ッ」
俺は小さく呟く。
街灯で薄く照らされた静兄は、今までにも増してカッコ良く見える。
「全部、して欲しい・・・ッ」
1番言いたかった言葉を口にした瞬間、身体が燃えるように熱くなった。
:08/03/28 00:48
:W52P
:☆☆☆
#426 [東脂ヤ転
「クスッ・・・全部・・・って、随分と欲張りな義弟だなぁ」
静兄が愉し気に笑っているのをよそに、俺の身体は熱を増していく。
「全部って言ったら・・・全部なの!!
この約束が守れないなら、静兄を信用出来ないし」
いつもは言わないような子供っぽい台詞に、さすがの静兄も笑いをこらえている様子だ。
でも俺は真剣だった。
[俺は・・・静兄の全てが欲しいんだ・・・・]
:08/03/28 00:56
:W52P
:☆☆☆
#427 [東脂ヤ転
何て歪んだ愛情なんだろう。
俺にもこんな感情があるなんて、今初めて気付いた。
[でも、今更引き返せない・・・]
俺は静兄がこんなに好きだと、気付いてしまったんだ。
もう後には戻れない。
無かったことになんて、出来ない。
「じゃあ・・・その約束、全部守ってみせましょう」
静兄が真剣な瞳で俺に言う。
「それがお前の望みなら」
:08/03/28 01:08
:W52P
:☆☆☆
#428 [東脂ヤ転
その言葉を聞いた途端、何故か涙が溢れてきた。
安堵からか、喜びからかは分からなかったけど、その間静兄は俺を強く抱き締めてくれた。
「ごめん・・・俺・・こんなに泣き虫じゃなかったのに・・・」
「クスクスッ・・・お前、俺を誘ってんのか?
可愛い過ぎだろ、その台詞」
俺は真面目に言ったつもりだったのに、逆に静兄に笑われてしまった。
「ま・・・ッ・・またそうやってからかうだろ!?
大体俺なんか可愛いくないし!!」
照れ隠しの為に、ワザと強気で話す俺。
静兄の鼓動が、体温が、俺の不安を溶かしていく。
:08/03/28 09:42
:W52P
:☆☆☆
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