【SSS】超短レス短編祭り!【飛び入り参加OK!】
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#300 [花蓮◆MGVVPl.NwM]
あげ。

⏰:08/04/19 17:51 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#301 [[保守ネタ]花蓮◆i9NT5SD3jQ]
急に静かになった。
今までの人の喧騒はとうに絶え、静寂が辺りを包み込む。
無音。
耳鳴りがするほどに。
私の周りには誰もいない。
いや、実際にはいるのかも知れない。しかし私からは何も見えない。
だが依然として姿の見えない視線を感じる。無数の視線は何も語らずにじぃっとこちらを見つめている……気がする。
姿は見えない。本当にそこに誰かいるのか。誰もいないのかも知れない。いいしれぬ不安が襲う。
心臓の鼓動が激しくなる。たった一言。その一言が私の口から出てこない。これを言ってしまえば全てが終わる。天国か地獄か。ついに私は沈黙に耐え切れずに口を開いた。
「ほ、保守」
視線が答えた。
「保守」
安心した、私は一人ではなかったのだ。

⏰:08/04/20 23:31 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#302 [◆vzApYZDoz6]
>>301
保守w
しかも描写が俺の好みでいいですねぇw

⏰:08/04/21 01:42 📱:P903i 🆔:8z2G5ess


#303 [我輩は匿名である]
>>301
すごwww

⏰:08/04/21 02:16 📱:P902iS 🆔:hoIzcJoI


#304 [花蓮◆i9NT5SD3jQ]
あげ。
どうでもいいかもしれんが、保守ネタって書くの難しいんだぜ?

⏰:08/04/23 21:03 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#305 [あだ名で読んでほしいシュール2]
「ねぇ、山中くん」

「なに? シ…オナスーさん」

「人、いないね」

「こんな時間だからな」

「…と言うわけで保守!」

⏰:08/04/26 03:28 📱:P903i 🆔:PDE7ZRVo


#306 [◆vzApYZDoz6]
上は俺です一応

⏰:08/04/26 03:29 📱:P903i 🆔:PDE7ZRVo


#307 [[ぬくもりを(1/3)]あに]
彼女の温かさは、俺の日だまりだった。

もう何年前になろうか。
家族だと思っていた人々に捨てられ、路上をさ迷っていた。空腹や寒さ、淋しさなどから俺は野垂れ死ぬ寸前だっただろう。
今生きていられるのは偶然、本当に偶然、彼女に出会ったのだ。
彼女は俺に手を差し延べてくれた。
手は凄く温かかった。

彼女は俺に名を付けてくれ、毎日その名を呼んでくれる。俺は幸せだった。

彼女と共に朝を向かえ、彼女を見送り、帰ってくるまでそわそわと待ち、「ただいま」と笑顔で帰って来た彼女と共に過ごし共に寝る。
そんな変わらない日々を送っていた。
俺は幸せだった。

⏰:08/04/26 21:55 📱:SH903i 🆔:Q/K8gp3M


#308 [[ぬくもりを(2/3)]あに]
彼女があまり外に出なくなった。
俺は一日中彼女といれて幸せだった。彼女の笑顔が減ってることにも気付かない程に。

彼女はあまりベットから下りなくなった。
俺は彼女の欲しい物を取ってあげることにした。彼女の役に立てて俺は幸せだった。

彼女は起き上がらなくなった。口から赤い液体を出すようになった。でも彼女は微笑みながら俺の名を呼ぶ。
頭を撫でてくれた手は以前より細くなっていたけど、温もりは変わらなかったから、俺は幸せだった。

⏰:08/04/26 21:56 📱:SH903i 🆔:Q/K8gp3M


#309 [[ぬくもりを(3/3)]あに]
ある日、彼女は俺を呼んだ。聴覚の優れてる俺じゃなければわからない程か細い声で。

俺が傍に寄るといつも通り頭を撫でてくれた。その手は少し震えていた。
彼女はまた俺の名を呼んだ。するり、と頭から手が滑り落ちた。 彼女はぴくり、とも動かなくなった。
垂れている手にほお擦りしても、その手は何故か冷たくなっていた。

彼女の温もりが、消えた。

俺の日だまりが、消えた。

違うんだ、俺が彼女から温もりを奪いすぎてしまったんだ。 きっとそうだ。俺は彼女の脇に寝ころんだ。俺の温もりを彼女に。
そうすればきっと、

きっと、貴女は。

彼女の名を呼んだ。遠吠えが響いただけだった。

⏰:08/04/26 21:58 📱:SH903i 🆔:Q/K8gp3M


#310 [あに]

初参加の、あにです!
意味不明なものになっ
てしまいましたが(ω;)

皆さんの素敵な作品の
中に投稿は迷ったので
すが、しちゃいました
(´・ω・`)←
これからも、たまーに
載せるかもしれません
その時はよろしくおね
がいします(^ω^)w

⏰:08/04/26 22:01 📱:SH903i 🆔:Q/K8gp3M


#311 [紫陽花]
あにさん

よろしくお願いします!!
( ´∀`)

ついでに私も投稿しちゃおWw

⏰:08/04/26 22:33 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#312 [紫陽花]
「好きです……」

ここはとある学校の体育館裏。今まさにその学校の生徒であろう女が告白をしていた。

女の顔は林檎のように紅くなり、とても恥ずかしそうに俯いた。
それに比べて……男の方は右手で頭をかきながら困った顔だ。

「ごめん俺、君とは付き合えない……」

女はなおも下を向き続け、その華奢な肩は涙をこらえているのだろうか小刻みに揺れている。
「なんでかな…?好きな人でもいるの?」

女は絞り出すようなか細い声で男に問う。

今度は男の頬がほんのり赤らめながら話しだした。

「俺、守りたい奴がいるんだよ。たまに話しかけないと後ろの方に行っちゃって人目に付かない奴なんだけど、いろんな顔を見せてくれるんだ……だから俺が守ってやんないとな……!!」

「そっか!!ありがとう……」

それを聞くと女は走ってその場から立ち去った。


体育館裏には、もう夏の香りがしていた。


--ーendーーー

P.S.
一応保守ネタのつもりWw

⏰:08/04/26 22:34 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#313 [螺旋〜終わりなき戦い〜外伝]
黒と白の翼の男が戦っていた
黒の右のフックが
もろに顔面に当たった。
一瞬意識が飛びかけた。
「はっ、
やっぱお前迷ってんだな?」
「…かも…なっ!」
今度は白のハイキックが
当たる。
「ハハッ、いい気分だ。
お互い体力も限界だなぁ」
二人とも息が上がっている。
「次で決着付けようぜ?」
「同感だ。」
「「…ぅぉぉおおああ!」」
辺りを破壊するほどの衝撃波
が起こった。
立っていたのは、白い翼の男だった。
「俺は、もう誰にも負けられなかったんだよ…」
そう言い残し、飛び去っていった。
番外編
螺旋〜終わりなき戦い〜
でした。
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/8005/
本編もよろしく。

⏰:08/04/27 00:20 📱:P702i 🆔:94dxz066


#314 [我輩は匿名である]
>>313
展開早すぎじゃね?
もっと深く描写すべきじゃねーかな。
それと地の文が説明の役割にしかなってないのも問題だと思う。

⏰:08/04/27 01:11 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#315 [紫陽花]
>>312
タイトル付け忘れました;;;
タイトルは

守りたい奴(1/1)

ですm(_ _)m

⏰:08/04/27 08:20 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#316 [たいせー]
>>314
じゃあ本編読んで、
そっち長いけど

⏰:08/04/27 08:49 📱:P702i 🆔:94dxz066


#317 [花蓮◆i9NT5SD3jQ]
>>312
こういうのすごく好き

⏰:08/04/27 23:37 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#318 [◆vzApYZDoz6]
最近小説板にすらなかなか来れないけど一応スレ主ですw

参加増えてるw
いいねいいねw

あにさん、たいせーさん、その他の人も、もっとじゃんじゃん投下しちゃってくだされw
俺? 俺は忙しすぎて(ry

それから、このスレでは一応批評も受け付けますよ!(今勝手に決めましたがw)

批評してくれ、って人がいたら言ってくだされ。このスレに息を潜めて棲息する猛者があなたの作品を批評しますw
別にこのスレ内の作品でなくてもおk!なんでもありなんだぜ!
>>314さんみたいな批評人も大歓迎なんだぜ!


…べっ、別に過疎が嫌なわけじゃないんだから!

⏰:08/04/28 03:04 📱:P903i 🆔:t.R.uy96


#319 [◆vzApYZDoz6]
つうか俺のIDすげw

⏰:08/04/28 03:05 📱:P903i 🆔:t.R.uy96


#320 [紫陽花]
評価してもらえるなら感想板作ってみたらどうですか?(・∀・)

⏰:08/04/28 07:00 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#321 [紫陽花]
>>320

私はナナシさんの心の叫びを見落としていました;;;

>>320 はスルーしてください
(´・ω・`)

⏰:08/04/28 08:32 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#322 [◆vzApYZDoz6]
あげる

⏰:08/05/01 04:10 📱:P903i 🆔:3Wr6QsRI


#323 [花蓮◆i9NT5SD3jQ]
「待ってたわ」
部屋に入ると同時に声がかかった。薄暗い部屋の中、彼女の声が普段より透き通って聞こえる。電気はついていない。窓から差し込む月光だけがここに唯一光をくれる。
「何の様だ」
不機嫌さを隠す事なく尋ねる。
しかし実際には理由など聞くまでもない。彼女が私を呼ぶ時の理由など一つだけだ。今までも、そしてこれからも、未来永劫変わらない。
「いつものヤツよ。それよりそんなに怒らないでくれる? 私までイライラするじゃない」
口調こそ荒々しいが表情に怒気は見られない。相変わらずよくわからない奴だ。
「わかったわかった。じゃあさっさとやるぞ」
軽くため息をつき、思考を打ち切る。これから行うことに比べたら何の価値もない。
「じゃあやるよ?」
そう言い彼女は私の方を向いて綺麗に笑った。何度見てもこの表情には慣れない。だが不思議と心が落ち着いていくのを感じる。そして彼女と私の口から言葉が発せられる。
「保守」
――世界が光に包まれた。

⏰:08/05/04 00:20 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#324 [花蓮◆i9NT5SD3jQ]
さて、久しぶりの投下なんだがもうネタが切れてしまった。
誰かオラにネタを分けてくれ!

⏰:08/05/04 00:22 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#325 [◆vzApYZDoz6]
俺は人混みが嫌いだった。
それぞれが好き勝手に行動し、耳障りな騒音を作り出す。
それぞれが好き勝手に行動し、人の視界を妨げる。

俺は、そんな人混みが嫌いだった。

人混みから離れるために、街の外れへ向かう。
できるだけ静かな場所へ、一直線に。
少し歩けば、雑音が薄れ人も少なくなっていく。

代わりに、家が多くなる。

どれも同じ大きさ、同じ外観で、表札が違う。
新築の頃は使われていた家も、しばらく時が経てば住民は少なくなっていく。

そんな家の群れを眺めながら歩いていると、ある一軒の家の表札に目が止まった。
なにか、心が惹かれる表札。
家の中を覗いてみたが、すでに住民は誰もいないらしい。

それもそのはず。ここは街の一番端、街の入口から最も遠い場所だ。
人なんているわけがない。

だが、なぜか心が惹き付けられる。
前の住民達の生活跡を見ていると、とても楽しそうな風景が頭に浮かんだ。
もっと早くこの家を見つけていれば、俺もこの中に入れたのだろうか。

俺は、この家の住民に戻ってきてほしいと思った。
戻ってきたら俺も仲間に入りたいと思った
そのためなら何でもしてやろうと思った。

一通り家の中を見渡して、ゆっくりとドアを閉める。
息を整え、少しの期待を込めて呟いた。

「保守」

ドアから手を離し、再び表札を眺めながら歩きだす。
口元には、微かに笑みが浮かんでいた。

⏰:08/05/05 13:59 📱:P903i 🆔:Dlid82FI


#326 [度忘れではない(3/3)◆vzApYZDoz6]
携帯電話を紛失した。
多分、昼寝してる間に無くなったのだろう。
目が覚めて、とりあえず時間を確認しようと思ったところで気が付いた。

「あれ…おかしいなー」

しばらく自分が寝ていたリビングを探してみるが、どうにも見付からない。

仕方ないので家電から携帯電話にかけて探す事にした。
バイト帰りでそのまま寝てしまったためにマナーモードにしたままだが、一応震えるんだしどうにかなるだろう。
そう思って、家の子機からダイヤルする。

「……あれー…?」

結果、どうにもならなかった。
ドコモの携帯でよかった。
契約しない限り留守番電話サービスは受けられないので、留守電になることもない。

などとズレた事を考えながら、家の中をしらみ潰しに歩き回る。
リビングやダイニングは粗方探し終えたし、残るは自室しかない。
だがバイトから帰ってきて1度も自室には入ってないし、さすがにないだろう。
「まいったなこりゃ…」


さて、どうするべきか。
もう1時間ぐらいは探しただろう。
外では陽が傾きかけて、ゆっくりと地平線へ沈んでいっている。
焦りと疲れがどっと吹き出てきた。

⏰:08/05/06 02:49 📱:P903i 🆔:bpkRP9FQ


#327 [度忘れではない(2/3)◆vzApYZDoz6]
「…もう疲れたな」

早く小説板に行きたいのに。
mixiがやりたいのに。
悶々としながら、とりあえず休憩するために自室に戻る。
自室のドアを開けると、ベッドの脇に大量に積まれた漫画が目に入った。

「よう」

続いて、積まれた漫画をベッドに転がって読みふける妹。
何をやってるんだ、と突っ込む前に、積み上げられた漫画の上に俺の携帯を発見した。

「あー! てめ、それ俺の携帯じゃねぇか!」

声を張り上げながら手を伸ばす。
だがその前に、妹が無駄に意地悪い笑みを浮かべながら携帯を取り上げてしまった。
そのままベッドから立ち上がった。

「どうよ、携帯電話のない生活ってのは? あん?」

口の悪い女だ。
玄人じみた台詞なのは、俺に説教でもしてるつもりだからなのだろうか。
何やら教訓めいた事でも伝えたいらしい。

「すごく…つまらないです」

「だろ? 人間は、便利のために作ったものに、逆に振り回されることもあるんだぜ?」

⏰:08/05/06 02:49 📱:P903i 🆔:bpkRP9FQ


#328 [度忘れではない(3/3)◆vzApYZDoz6]
演説めいたその言葉は、どこかで聞いたような気がした。

何故だろうと考えている俺の視線が、ふと妹が持つ漫画『さよなら絶望先生』に向く。
そういえば『さよなら絶望先生』にそんな台詞があった気がする。

その後は、妹の付け焼き刃の説教を延々と聞かされた。
全体的に漫画をパクっていた気もするが、『人と人との触れ合いが大切だ』という信念は伝わってきたように思う。

結局、なぜか俺が謝って説教は終了した。
返してもらった携帯をすぐさま開いて確認する。
どこもいじられていなかった。

続いて、習慣的にパソコンを立ち上げる。
起動中のディスプレイを眺めているあいだ、こんなんだから妹に説教されたんだな、と自嘲した。


ちなみに妹はかなりの機械オンチで、携帯すらロクに操作できずよく俺に泣き付いてくる。

⏰:08/05/06 02:50 📱:P903i 🆔:bpkRP9FQ


#329 [◆vzApYZDoz6]
久々に普通ネタ投下w


>>326は(1/3)ですね、間違えた

⏰:08/05/06 02:51 📱:P903i 🆔:bpkRP9FQ


#330 [[元気玉(1/2)]紫陽花]
「こら――!!テレビばっかり見てないで宿題しなさい」

「うぇ――――い」

少年は母親と思われる女性にあからさまに上辺だけの返事をして視線をテレビへと戻した。
少年は宿題もせずに一体何を見ているのか?
広いリビングに設置されたテレビの映し出されているのは……

ドラゴンボール


ドラゴンボール
それは多くの人をその独自の世界の虜にさせ、世界中を魅了した有名な漫画……。
少年の年齢は9〜10歳ほどだろうか。世代こそ違うがこの少年もこの漫画に魅了された一人のようだ。

アニメの中では一番のクライマックスをむかえているようで少年も握り拳を作っている。

『オラに元気を分けてくれ!!』

テレビの中の主人公が叫ぶ。
それと同時に場面は人々が両手をあげているところに変わった。先ほどの叫びに答えるように一人また一人と両手を天高く、大空に向かってあげだす。

⏰:08/05/06 08:09 📱:F905i 🆔:3F5UizrQ


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