☆ヒカリ☆BLです。
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#201 [YOU]
『んじゃ…行くのやめよっか?凛が乗り気じゃないみたいだし、残念』


俺はため息をつきながら背中をポンと叩いた


『ヤダ!!行く!!』

必死の形相で俺を見る。俺は勝ち誇ったようにいじめてやる…



『行きたくないんだろ?無理すんなって』


こうやって凛をいじめるのは正直楽しい…

⏰:08/03/26 21:16 📱:F905i 🆔:hTPDN1WI


#202 [YOU]
どんどん必死な顔になって…


最後には泣かせてしまう
俺ってSなんだなぁ…と我ながら呆れてしまう。


『ウソ!冗談だよ!言ってみただけ、旅行行こうよ!!ロク!!』


俺の両腕を持って目をキラキラ輝かせる凛を見ているのは楽しい。


それでも俺はまだ折れなかった。

⏰:08/03/26 21:23 📱:F905i 🆔:hTPDN1WI


#203 [YOU]
ベッドから起き上がり、タバコを吸いに行くために車いすに座った。


凛は突然の事にキョトンとしている。



次はどう出てくるかと思ったら看護婦が入ってきたと同時に、有り得ない声のでかさで…


『…ロクの意地悪――――!!』

俺はイジメがまた過ぎたことを後悔して、凛の元に戻った。

看護婦は後でまた来ると気を利かせてくれた。

⏰:08/03/26 21:28 📱:F905i 🆔:hTPDN1WI


#204 [YOU]
凛と言えば…3歳児の子供が泣きわめく勢いで泣いている。


『……ごめん…凛』

ベッドに伏せて泣いていた凛が急にピタッっと泣き止んで動かなくなった。


肩に手を置くと様子がおかしいよ…

首に手をやると熱い


急いでナースコールを押し、看護婦が熱をはかってみると39℃…



嘘だろ?俺がついておきながら…

⏰:08/03/26 21:32 📱:F905i 🆔:hTPDN1WI


#205 [YOU]
すぐに点滴の準備をされ、気を失った凛を俺のベッドで寝かせる事にした

俺はとりあえず一服しに行った。



喫煙ルームに入った途端、ノックされた。

振り返ると凛が懐いていた看護婦だった。


挨拶を交わし、俺の前に座ってきた。



『凛ちゃん、あなたが眠ってる間、いつも何してるか知ってる?』

俺は無言のまま看護婦を見て首を振った。


いつも?俺の隣で寝ていたような…

⏰:08/03/26 21:38 📱:F905i 🆔:hTPDN1WI


#206 [YOU]
『選択したり、あなたの身の回りは全部、凛ちゃんがしてくれてるのよ?』


俺はそれを聞いて激しくむせた…

そんなはずないだろ!?いつも一緒に寝て、俺より遅く起きる。



『あなたの少しでも役にたちたいって…いつも守ってきて貰ったから、少しでもって…』


あの…凛がそんな事を?胸の辺りがじわっと熱くなる。

看護婦が喫煙ルームを出て行くときに、

『もう少し、凛ちゃんに優しくしてあげてね?』

⏰:08/03/26 21:44 📱:F905i 🆔:hTPDN1WI


#207 [YOU]
と言われて、返す言葉がなかった。


それから病室に戻ると、凛が目を覚ましていた。
俺を見て、大きな瞳から涙を流している。


その姿を見て胸が痛んだ


なぜ…俺を呼ぶ?お前に何もしてやれないのに…



今から別れを告げなくてはならないのに…


『ロク…ロクぅ…ウッ…』

⏰:08/03/26 21:47 📱:F905i 🆔:hTPDN1WI


#208 [YOU]
俺は凛を抱きしめた。周りに看護婦がいても関係ない…

ここにいる…大丈夫だ…と言っても泣き止まないし離してくれない。


精神的に参ってるんだろう…全部、俺のせいだ。
睡眠薬を処方してもらい飲ませる事にした。
こんな興奮状態でいられたら熱が下がらなくなる


夜になって携帯が鳴った見知らぬ番号…

無言のまま出てみる。



『…もしもし?ロクさん?』


この声は…

⏰:08/03/26 22:14 📱:F905i 🆔:hTPDN1WI


#209 [YOU]
『雪か?』

受話器の向こうから「うん」と聞こえる。


どうやら香澄さんに聞いたらしい…
遅くなったけど見舞いに来たと…って、もう深夜の12時近くだぜ!?



すぐ降りると伝え、タバコと携帯を持ってフロアに降りた。

静まり返った真っ暗な中に雪は座っていた。


俺を見つけるとゆっくり立ち上がり礼をしてきた。


『お前、こんな時間になに考えてんだ。危ないだろ?』



『ごめん…でも、これ渡したかったから』

⏰:08/03/26 22:19 📱:F905i 🆔:hTPDN1WI


#210 [YOU]
雪がくれたのはお守りだった…


手作りの…


『早く元気になってね、じゃ…!!』



『ばか!こんな時間に一人で帰らせるわけにはいかないだろ!?着替えて来るから待ってろ』


ちょっと傷が痛むけど、大丈夫だろうと思い、雪を送ろうとした。

雪は大丈夫と言って帰ろうとする。


タクシーに乗って帰れ!と言ったらようやく首を縦に振った。別れ際に


『また、電話してい?』

⏰:08/03/26 22:24 📱:F905i 🆔:hTPDN1WI


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