木の下でかくれんぼ
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#102 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


わたしとアンドウさんはとりあえず職員室に行き、先生に特別な動きがなかったか調べにいくことにした。

「きっと残っている先生は少ないわ」

アンドウさんがそう言った時だった。

わたしは職員室から出てくる人影を見つけた。

⏰:08/04/06 14:03 📱:L704i 🆔:SMgbg5T6


#103 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


カミヤマくんだった。

驚く暇もなくカミヤマくんはすぐにわたし達を見つけると、真っ直ぐこちらに走ってきた。

どうすればいいの、どう対応すればいいの!

唐突な展開にどうしようもないほど鼓動が高まる。

⏰:08/04/06 14:05 📱:L704i 🆔:SMgbg5T6


#104 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


「サエコさんとアンドウさん!いいところにいてくれたよ!」

カミヤマくんの柔らかくて優しい声が中庭に響く。

アンドウさんが飛びはねるようにカミヤマくんの方へと振り向いた。

⏰:08/04/06 14:18 📱:L704i 🆔:SMgbg5T6


#105 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


「か、カミヤマくん……!」

手を振りながらわたし達の名前を呼んだ時、ようやくアンドウさんはカミヤマくんの存在に気付いたようだ。

不意打ちをくらい、目を丸くし驚きを隠せないでいる。

⏰:08/04/06 14:19 📱:L704i 🆔:SMgbg5T6


#106 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


「二人とも、アサミ見なかった?」

髪をかきあげ、笑顔でカミヤマくんは言った。

アサミさんがどこへ消えたかなんて、そんなことわたし達が知るわけがない。

逆にこちらが訊きたいくらいだ。

⏰:08/04/06 14:22 📱:L704i 🆔:SMgbg5T6


#107 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


「み、見てないよ。どうして?」

動揺で声が震えた。

しかしそんなことはカミヤマくんが気付くはずもなく、カミヤマくんは、おかしいなぁどこにいるんだろう、とだけ呟いた。

⏰:08/04/06 14:22 📱:L704i 🆔:SMgbg5T6


#108 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


「今日はアサミと一緒に帰る予定だったんだ。なのにアサミはどこを探してもいないんだ。だからって無断で先に帰るわけにもいかないし……。サエコさん達なら知ってるかなと思ったんだ」

「そうだったの……。アサミさん、どこにいるんでしょうね……」

⏰:08/04/06 14:23 📱:L704i 🆔:SMgbg5T6


#109 [ちむ◆kIFO7LoPgI]

アサミさんがカミヤマくんとの約束を破るなんて信じられなかった。

約束を破ってまで校舎内で一体なにをしたかったのだろうか。

それを訊くべきアサミさんの姿はどこにもなく、地団駄を踏むばかりである。

⏰:08/04/06 16:01 📱:L704i 🆔:SMgbg5T6


#110 [ちむ◆kIFO7LoPgI]

「カミヤマくん、わたし達はもう帰るね」

「そう……。僕はもう少しアサミを探してから帰るよ。二人とも、どうもありがとう」

「どういたしまして」

⏰:08/04/07 08:46 📱:L704i 🆔:Z502MtOA


#111 [ちむ◆kIFO7LoPgI]

カミヤマくんの横をすり抜け、玄関へと向かった。

振り向くとアンドウさんが驚いた目でわたしを見ていた。

わたしは鼻で笑う。

⏰:08/04/07 09:12 📱:L704i 🆔:Z502MtOA


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