木の下でかくれんぼ
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#141 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

どれもくだらないものばかりだった。

仲の良かった女子達でさえも、アサミさんのデタラメな噂に目を輝かせ喜んで食らいついている。

⏰:08/04/29 14:41 📱:L704i 🆔:vX8MJVrM


#142 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

不意に、アサミさんと仲の良かった女子グループのひとりと目が合う。

するすると視線を下げ手首を見てみると、友情の証、といってアサミさんとお揃いでつけていたブレスレットが目に止まった。

わたしは簡単に断ち切れたその友情とやらを鼻で笑う。

⏰:08/04/29 14:43 📱:L704i 🆔:vX8MJVrM


#143 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

お前達の言う友情とやらは、明らかなデタラメな噂に食いつき合うことを指すのか?

⏰:08/04/29 14:45 📱:L704i 🆔:vX8MJVrM


#144 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

「くだらないわ」

お前達の下劣な想像でアサミさんを汚すんじゃない。

アサミさんは、もっと華麗で美しい死に方をしてくれた。

わたしは目をつむり、アサミさんの最期の姿を思い出す。

⏰:08/04/29 14:46 📱:L704i 🆔:vX8MJVrM


#145 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

身体中、血だらけになりながら命乞いするアサミさん。

それが叶わず、わたしに生きながら屋上から突き落とされ断末魔の悲鳴をあげるアサミさん。

⏰:08/04/29 14:47 📱:L704i 🆔:vX8MJVrM


#146 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

最高に興奮した。

一生のあらゆる快楽を一度に味わったようだった。

それは殺した相手がアサミさんだったからかもしれないし、そうではないかもしれない。

しかし、今となってはどちらでもよいことなのである。

⏰:08/04/29 14:58 📱:L704i 🆔:vX8MJVrM


#147 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

感想、ご意見お待ちしています
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2635/

⏰:08/04/29 15:11 📱:L704i 🆔:vX8MJVrM


#148 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

「サエコさん」

声の主はカミヤマくんだった。

ガールフレンドのアサミさんが行方不明になったというのに、いつも通りの優しい笑顔と眼でわたしを見据えていた。

困惑など影も形もない。それに驚きを覚えた。

⏰:08/04/29 17:07 📱:L704i 🆔:vX8MJVrM


#149 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

「アサミが行方不明になって一週間経ってしまった……。何か怪しいと思わないかい?」

「……ええ。自宅にも連絡を入れないなんて、アサミさんったら何をしているのかしらね」

「僕にも言えない事情でもあったのかもしれない……。早く無事な姿を見たいところだよ」

⏰:08/04/29 17:08 📱:L704i 🆔:vX8MJVrM


#150 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

カミヤマくんは小さな溜め息を吐いた。

アサミさんを心配する言葉に特別な感情は一切感じられない。

アサミさんが消えて、クラスメイトで一番悲観し嘆くのはカミヤマくんだとばかり思っていた。

しかし実際は違った。

⏰:08/04/29 17:09 📱:L704i 🆔:vX8MJVrM


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