木の下でかくれんぼ
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#35 [ちむ◆kIFO7LoPgI]
「私、あなたのこと嫌いじゃないから教えてあげたのよ。頑張って逃げてちょうだいね。かなり危ないことするつもりみたいだから」
それだけ言うと、アンドウさんは教室から出ていった。
:08/03/18 14:22
:L704i
:I.TS6sAs
#36 [ちむ◆kIFO7LoPgI]
気づくと、教室にはわたし一人になっていた。
わたしは机に突っ伏し、見回りの警備員がくるまでひとり泣いた。
:08/03/18 14:22
:L704i
:I.TS6sAs
#37 [ちむ◆kIFO7LoPgI]
2
朝、教室に入るとアサミさんに声をかけられた。
その表情は愉快な玩具でも見つけたかのように生き生きとしていていた。
一晩中泣いて酷い顔になった自分が馬鹿らしく思える。
:08/03/18 14:50
:L704i
:I.TS6sAs
#38 [ちむ◆kIFO7LoPgI]
「今日の放課後、屋上にきてよ。大切な話があるの。絶対きてよね」
うん……。
渋々返事をしたわたしをアサミさんは鼻でフンと笑い、友達の元へと帰っていった。
椅子に座ると、無慈悲な冷たさを足に感じた。
:08/03/18 14:52
:L704i
:I.TS6sAs
#39 [ちむ◆kIFO7LoPgI]
クラスメイトの楽しそうなざわめきがいつも以上に不愉快だ。
わたしは机に突っ伏した。
もう全てが疎ましい。
:08/03/18 14:54
:L704i
:I.TS6sAs
#40 [ちむ◆kIFO7LoPgI]
「サエコさん、大丈夫?アサミになにか嫌なことでも言われたの?」
その後すぐに入れ替えでカミヤマくんが話しかけてきた。
その声は優しく、つい気を許してしまいそうになるものだった。
しかし、わたしの中の醜い警戒心がそれを拒む。
:08/03/18 15:20
:L704i
:I.TS6sAs
#41 [ちむ◆kIFO7LoPgI]
「別に……」
わたしは顔を伏せたまま返事をした。
きっとカミヤマくんはアサミさんと内通しているに違いないのだ。
そうでなかったら、わたしなんかと親しくするわけがない。
:08/03/18 16:17
:L704i
:I.TS6sAs
#42 [ちむ◆kIFO7LoPgI]
そう考えたとたん、わたし胸がチクリと痛んだ。
原因は考えたくもなかった。
「あっちいってよ」
わたしは涙声で訴えた。
:08/03/19 08:48
:L704i
:s9ELimn6
#43 [ちむ◆kIFO7LoPgI]
しばらくしてカミヤマくんの気配を感じなくなったので、去ったのだと思った。
しかし違った。
:08/03/19 08:50
:L704i
:s9ELimn6
#44 [ちむ◆kIFO7LoPgI]
唐突に、誰かに頭を撫でられた。
わたしが驚いて顔をあげると、カミヤマくんの優しい笑顔があった。
:08/03/19 08:55
:L704i
:s9ELimn6
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