木の下でかくれんぼ
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#51 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


わたしはアサミさんに近づいた。

今までのわたしなら目を反らしているところだが、けして反らさなかった。

⏰:08/03/27 19:37 📱:L704i 🆔:HTG3HFsY


#52 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


「アタシがなんでアンタを呼んだかわかる?」

アサミさんは怖い顔をして言った。

心臓の鼓動がもしかしたら風に乗って聞こえてしまうんじゃないかと思うくらい高鳴っていた。

⏰:08/03/27 21:21 📱:L704i 🆔:HTG3HFsY


#53 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


「……わたしとアサミさんが似てるから……気に入らないんだよね?」

アサミさんは眉をひそめた。

「違うわよ。どこまでも鈍感ね、アンタは。カミヤマくんのことよ。アンタ、カミヤマくんと付き合ってるんでしょう」

⏰:08/03/27 21:21 📱:L704i 🆔:HTG3HFsY


#54 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


わたしは首を横にふった。

わたしとカミヤマくんと付き合っているなんて誤解だ。

しかし、アサミさんの表情はけわしくなっていく一方だった。

⏰:08/03/27 21:24 📱:L704i 🆔:HTG3HFsY


#55 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


「アサミさん、わたし嘘なんてつかないよ。カミヤマくんとわたしが付き合ってるなんて誤解よ」

「下手な芝居は止めなさいよ!アタシ聞いたんだから!アンタなんかよりアタシのほうがカミヤマくんをずっとずっと好きなのにっ!」

⏰:08/03/27 21:25 📱:L704i 🆔:HTG3HFsY


#56 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


アサミさんは泣いていた。

なぜ泣くのか、わたしには理解ができない。

おろおろしている内に、アサミさんの手がわたしの両肩を掴んだ。

⏰:08/03/27 21:27 📱:L704i 🆔:HTG3HFsY


#57 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


落ち着いて、アサミさん。

そう言おうとした直後だった。



「アンタなんか!アンタなんか殺してやるっ!アンタみたいな、アンタみたいな捨て子なんか!」

⏰:08/03/27 21:29 📱:L704i 🆔:HTG3HFsY


#58 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


アンタミタイナステゴナンカ、コロシテヤル。アンタミタイナステゴナンカ、コロシテヤル。

まるで記号のように処理された言葉は、脳内で何度も再生された。

わたしの耳からは音が消え去り、目の前が真っ暗になる。

⏰:08/03/27 21:30 📱:L704i 🆔:HTG3HFsY


#59 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


……どうしてそのことを知っているの。

わたしがそうつぶやくと、アサミさんは勝ち誇ったような笑みを浮かべわたしに向けた。

⏰:08/03/27 21:32 📱:L704i 🆔:HTG3HFsY


#60 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


「あら、保護者の間じゃ有名なのよ。アンタは捨て子で、叔母夫婦に引き取られてるって。ママから聞いたのよ。でも生徒じゃあ知らない人がほとんどよ。どう?ばらされたくなかったら、カミヤマくんと別れなさいよ」

⏰:08/03/27 21:32 📱:L704i 🆔:HTG3HFsY


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