木の下でかくれんぼ
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#75 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


静かに目をつぶると、生ぬるい涙が頬を伝った。

叔母さん、叔父さん、ごめんなさい。

本当にごめんなさい。

⏰:08/03/31 22:41 📱:L704i 🆔:ewm6Hs66


#76 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


「サエコさん……」

か細い声が風に乗って聞こえてきた。

見ると、扉にもたれかかって口を押さえるアンドウさんがいた。

⏰:08/03/31 22:44 📱:L704i 🆔:ewm6Hs66


#77 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


酷く怯えた顔をしている、おそらく先ほどのアレを見てしまったのだろう。

扉が閉まった時、階段下まで確認したのに……いったいどこに隠れていたのか。

⏰:08/03/31 22:44 📱:L704i 🆔:ewm6Hs66


#78 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


けれど、もうすべてに興味がない。

どうせ明日にはアサミさんがすべてを町中に伝えるだろう。

わたしは終わりなのだ。


そう、……終わりなんだ。

⏰:08/03/31 22:47 📱:L704i 🆔:ewm6Hs66


#79 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


「た、……大変なの……下で……下で、アサミさんが……」


屋上から飛び降りて、死んでるの。

アンドウさんは再び口を押さえた。

わたしはアンドウさんの言う意味が分からず、黙り込んでいた。

⏰:08/03/31 22:47 📱:L704i 🆔:ewm6Hs66


#80 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


「……いきなり何を言い出すの。アサミさんならもう下に降りていったわよ」

「ほ、本当よ!下の花壇に倒れてるのよ……とにかくあれを見て!」

⏰:08/03/31 22:49 📱:L704i 🆔:ewm6Hs66


#81 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


アンドウさんはフェンスに身を乗り出して真下を指差した。

ため息をついた後、わたしも遅れて下を見た。

⏰:08/03/31 22:50 📱:L704i 🆔:ewm6Hs66


#82 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


「あれ…なに…?」

視線の先には、

……頭が……

あまりに不自然な方向にネジ曲がり、うつ伏せに倒れたアサミさんがいた。

⏰:08/03/31 22:52 📱:L704i 🆔:ewm6Hs66


#83 [ちむ◆kIFO7LoPgI]



「そ、そんな……!」


もう、何もかもが唐突すぎる。

上手く考えが回らないっ……!

⏰:08/03/31 22:53 📱:L704i 🆔:ewm6Hs66


#84 [ちむ◆kIFO7LoPgI]


……アサミさんが、屋上から飛び降りて死んだ?

今までわたしが屋上にいたというのに、そんな馬鹿なことがあるわけがないし行えるわけがない。

⏰:08/04/04 09:47 📱:L704i 🆔:53ZqndD.


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