木の下でかくれんぼ
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#200 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

それに、校内を徘徊することで昨夜の《後をつけてきた人物》の足取りを掴めるかもしれない。

誰かは大体予想がついてはいるが、一応念のためだ。

人一人殺したのだ、手抜きは出来ない。

⏰:08/05/11 16:15 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


#201 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

「いいね、午後の授業が清々しい気分で受けられそうだ。……そうそう。こんなに天気がいいと、死体の腐敗が進んじゃうね。こんな日に殺人をした人は運がない」



「…………え?」

⏰:08/05/11 16:17 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


#202 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

死体の腐敗。その単語を耳にした瞬間、わたしは凍り付いた。

………………。

まさか、昨夜の《後をつけてきた人物》はカミヤマくん?

馬鹿な。カミヤマくんが何故わたしの行動を監視していなければならないのか分からない。

⏰:08/05/11 16:18 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


#203 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

「ど、どういう意味……?」

声が震える。

動揺したわたしを見て、カミヤマくんは小さく声を出して笑った。

額に嫌な汗が伝う。

「冗談だよ。僕、サスペンスが好きでさ、いつもこんな事を考えているんだ。もしかして、気分を害してしまったかな?」

⏰:08/05/11 16:20 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


#204 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

……冗談?

本当に冗談なのだろうか。わたしの中で疑問が葛藤する。

この男、虫一匹殺せないような顔してこんなことを考えていたなんて恐ろしい。

どちらにせよ、カミヤマくんへのイメージがマイナスに変わったのは確かだ。

⏰:08/05/11 16:21 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


#205 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

「……いえ、少し驚いただけよ。まさかカミヤマくんがそんな事を考えていたなんて思いもしなかったから、動揺してしまったの……」

「そう? いつもこんなことばかり考えてるんだよ。それに……」

⏰:08/05/11 16:49 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


#206 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

……カミヤマくん。

わたしが怯えきった声でその名を呼ぶと、カミヤマくんはわたしの方へと手を伸ばした。

その手はわたしの顔を撫でた。氷のようなカミヤマくんの手の冷たさが、肌を通して直接伝わってくる。

⏰:08/05/11 16:50 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


#207 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

「君のこともね」

そう言うカミヤマくんの顔は、わたしが知っているソレではなかった。

目は冷たくわたしを見据え、口からは笑みが消えた。まるで別人だった。
背筋に悪寒がはしる。

⏰:08/05/11 16:51 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


#208 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

「……カ、カミヤマくん……」

一体どうしてしまったの。

わたしはカミヤマくんから一歩、また一歩と遠ざかる。

カミヤマくんはそれに合わせ、わたしとの距離を縮めていく。

何故逃げてしまうのか分からないが、わたしの中の何かがけたたましく警鐘を鳴らしていた。

⏰:08/05/11 16:54 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


#209 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]

「アサミを殺したのは君なんだろう?」

何故、そんなことをいきなり言い出すの。

もう訳が分からず、わたしは必死に首を横に振る。

いや、来ないで。わたしアサミさんをコロシテなんかない。

わたしの見開いた目がカミヤマくんをとらえた。

笑っていた。

⏰:08/05/11 16:55 📱:L704i 🆔:5YNNSfM6


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