木の下でかくれんぼ
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#248 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]
「どうしてその愛を正しい道で示してはくれなかったの……? すべてが歪んでしまった後でしか、示すことはできなかったの……? わたし達は……わたしは……」
涙を拭いながら発した言葉はあまりにか弱く、カミヤマくんに届くことなく空気と同化していった。
:08/06/15 19:53
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#249 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]
「お……おいっ!」
教師が錯乱状態のままわたし達に声をかけた。
「お、おお、お前たち、これは一体どういうことなんだ!? 何故アンドウがこんな……」
教師はわたしの肩を掴み、アンドウさんを見て叫んだ。
:08/06/15 19:55
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#250 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]
わたし、知りません。知りません。逃げて先生。ここから逃げて。
涙で視界がぼやけ、教師の顔がよく分からない。
しかし、教師に向かって降りおろされる金槌は鮮明に見えていた。
:08/06/15 19:55
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#251 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]
「カミヤマ、お前は何か知って……」
そう言ったとたん、教師の頭蓋に金槌が深くめり込んだ。
ぐええ、と唸り声を上げながら目の焦点が定まらぬまま教師はわたしの足元へと倒れ込んだ。
教師の頭部から噴き出す鮮血はあまりにもくっきりとしていて、わたしの目を覚まさせた。
:08/06/15 19:57
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#252 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]
「さあ」
わたしの目の前に白い手が差し出された。
「行こう。長い序章は終わった。ここから僕らの運命が始まる」
ぬらぬらとした鮮血を被ったその手を、わたしは強く握りしめた。
:08/06/15 19:58
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#253 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]
これからどうなるかは分からない。
けれどわたし達にはもう立ち止まることはできなかった。
足裏から血が流れようとも息が切れようとも走り続けなくてはならない。
:08/06/15 19:59
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#254 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]
わたし達は走り出した。
グラウンドを駆け抜け、雑木林を駆け抜けた。
道すがら、美しく輝く夕日を見た。
走るわたしの頬を撫でる風を感じた。
大地を踏み締め、わたしを生かしてくれている大宇宙の意思と愛を感じた。
運命を切り開く喜び、生きる喜びを噛み締めながら、わたし達は今にも沈まんとする夕日の光の中へと溶けていった。
:08/06/15 20:00
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#255 [ちむ◆Hi9o8eIXuA]
:08/06/15 20:09
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#256 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
:08/08/16 09:34
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:be.0TE3Q
#257 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
ここからは「木の下でかくれんぼ」の外伝を「鬼が哭くよるに」と同時進行で書いていきます。
新スレを立てるのは勿体ないと思い、わざと立てませんでした。
ですので、本編と混ざりあっていて読みにくいことも多いと思いますので、アンカーのみココに書き込むのを許可します。
恐れいりますが、感想等は感想板にお願いします。
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2635/
:08/08/17 16:37
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:P3f9E//o
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