木の下でかくれんぼ
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#346 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
できることなら、私も早く家に帰って毛布にくるまりたかった。
でっち上げのラブレターを読み終えたらしいカミヤマミヤトは、フフフと笑い声をたててラブレターを破り捨てた。
私の足元に、無数の紙切れがゆっくりと舞い落ちる。
:08/09/25 21:01
:L704i
:XnE4DeII
#347 [我輩は匿名である]
:08/09/26 09:09
:SH905i
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#348 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
「フフフ……。残念、見つかっちゃったね……」
「…………」
カミヤマミヤトは私の足元に散乱した紙切れを見る。
:08/09/28 06:50
:L704i
:wERXz/mU
#349 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
「これをアサミの下駄箱にわざと入れておいて、怒りをかわせる気だったのかい? そうなんだろう? フフ……うまく考えたね。こういうのを悪知恵が働くっていうのかな……? まあ、結局失敗に終わっちゃったわけだけど……」
私は息を飲んだ。
「……貴方、どうして、ここに、……」
:08/09/28 07:01
:L704i
:wERXz/mU
#350 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
私は、身体から絞り出すように、声を震わせて、訊いた。
立っているのがつらい。
体の力をほんの一瞬でも緩めれば、瞬く間に崩れ落ちてしまいそうなくらいに脱力していた。
:08/09/28 07:20
:L704i
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#351 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
カミヤマミヤトは、唐突に、天井をあおいだ。
何かを考えているようだった。
しかし、すぐに視線を私へと落とした。
:08/09/28 07:22
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#352 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
「どうして、って、……面白いことを訊くんだね、アンドウさんは……。フフフ……。君なら絶対に、……何かをしでかしてくれると思っていたからだよ。でも、いいよ、あんまり怒ってないよ。このまま何もなしに忠告を聞いてくれるなんて、最初から期待してなかったからさ。呆れてるっていうのが本心かな……」
ウフフ。
フフフ。
カミヤマミヤトの笑い声がしつこくまとわりついて、頭から離れない。
:08/09/28 07:23
:L704i
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#353 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
「それで……」
彼は私に一歩近づき、間隔をつめた。
足がすくんで動けない。
彼の冷たく鋭い目線が私をとらえる。
:08/09/28 07:24
:L704i
:wERXz/mU
#354 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
「次は何をしでかすつもりなんだい……? フフフ……。君なら、舌の根の乾かぬうちに悪知恵をひらめくんだろうけどさ、……もうそんなことはさせないよ。遊びは終わりだ、アンドウナナミ」
寂しくないように、君の家族もろとも、殺してあげる。
労るように優しく、カミヤマミヤトは呟いた。
:08/10/04 16:49
:L704i
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#355 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
「せめてもの情けとして、今夜は家族と水入らずの一時をあげるよ。僕って優しいだろう? ……フフフ。けど、明日の朝、必ず、君を殺しにいくから」
「ちょっと、ふざけるのもいい加減にしてよねっ……! 謝るから、冗談でも殺すだなんて言葉、使わないでよ! 貴方、本当に、目がオカシイわ……。正気とは思えない……」
:08/10/07 22:57
:L704i
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