あなただけを…
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#530 [あ]
:08/08/01 10:34 :SH905i :yQaW8Nno
#531 [あ]
:08/08/01 10:35 :SH905i :yQaW8Nno
#532 [ひ-こ]
:08/08/02 10:30 :PC :☆☆☆
#533 [ひ-こ]
よしくんはそう言い
優しく私の唇に触れた。
「もう,泣かないで。」
「…うん。
困らせてごめん。」
そこからはいつも通り
仲良く川で遊んだ。
何もなかったかのように。
:08/08/02 10:33 :PC :☆☆☆
#534 [ひ-こ]
私は部活に行っている
ことになっていたので
部活の終わる時間が
くるまで帰れない。
その時間まで
よしくんは私の相手を
してくれていた。
もう,愛なんてどーでもいい。
よしくんさえいてくれるなら…
そう思えた。
:08/08/02 10:38 :PC :☆☆☆
#535 [ひ-こ]
それからしばらくして
私は夏休みに入った。
私は毎日部活があったし
よしくんは高3で
受験生だったので
会える回数は少し減った。
でも,毎日の電話は
必ずしていたし
メールもずっとしていた。
:08/08/02 10:42 :PC :☆☆☆
#536 [ひ-こ]
そして迎えた8月15日
この日は毎年かかさず
行っているよしくんの
地元のお祭りだった。
小さい時はお祭りの日になると
軽トラックの後ろにのって
太鼓たたきながら
お祭り宣伝をしていた。
男親はみんな着ぐるみを
着て,暑いのに
がんばってたなぁ。
:08/08/02 11:02 :PC :☆☆☆
#537 [ひ-こ]
なんて昔を懐かしんでみる。
今はもうそんなことは
しないけど,私はどこの
お祭りよりもこのお祭りが
大好きだった。
なんせ,よしくんのお父さんの
おかげで矢倉の上で
太鼓叩けるんだもん。
やぐらの上にただいるのも
好きだった。
そこはいつも太鼓を叩く
おじさんたちが飲んでいる
ビールの缶があちこちに
転がっていた。
:08/08/02 11:06 :PC :☆☆☆
#538 [ひ-こ]
そして,汗だくに
なりながらも必死に
太鼓をたたいている
人たちの熱気。
なんだかそれが
心地よかったのだった。
それになんと言っても
ここのお祭りが他と
違うところは盆踊りである。
ほかのお祭りはいつも
やぐらの周りを婦人会の
おばちゃんが踊ってる
だけだが…
:08/08/02 11:09 :PC :☆☆☆
#539 [ひ-こ]
ここのお祭りは
小さい子から若者から
おじいさんまでみんなが
必ず踊っている。
もちろん,私も。
なぜかというと…
ダンレボの曲が流れるからだ。
こんなに盛り上がる盆踊りは
ここ以外ではみたことなかった。
:08/08/02 11:11 :PC :☆☆☆
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