他人の情事(18禁)
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#538 [兎]
>>512-525続き
「メタボとなに話してたの?」
席に着くなり小声で聞いてくるかなみ。
「あー…かなみに手ぇ出すなっつったんだ」
「やだぁっ岸本ったらぁ」
かなみは嬉しそうに身をくねらす。
嘘も方便とはよく言ったもんだ。
飯も食ったし、一足先に帰らせてもらうとするか。
授業はまた二時間残っちゃいるが、ホームルームまでいる時間は俺にはない!
メタボ佐藤に『頼んだぞ』と一声かけて学校を後にした。
:08/08/31 20:17 :N905i :☆☆☆
#539 [兎]
俺は白百合女学園の正門前であの子が出てくるのを待った。
早く着いたのかまだ誰も出てこない。
十分、二十分、三十分…なかなか出てこない。
めんどくせぇ、明日も朝いるだろーから帰るか。
俺は明日も同じ電車に乗る。
:08/08/31 20:17 :N905i :☆☆☆
#540 [兎]
「すいません通ります、どいてください。
おーい岸本くんっ、岸本くんっ!すいません通してください」
メタボ佐藤が人並みをかきわけ俺の前に顔を出す。
「おーメタボ、どーだった?」
「バッチリ黒だったよ。
そのお影で僕のも元気になっちゃった…」
頭をかきながらペロッと舌を出すメタボ佐藤。
朝からみたくない絵面だな、ちょっと引いたわ。
:08/08/31 20:18 :N905i :☆☆☆
#541 [兎]
メタボの奥に目をやると、あの子はまたドアの横で痴漢に耐えている。
毎日同じ場所同じ時間。
もしかしてあーゆうプレイなのか…?とさえ思えてくる。
それを確かめるため近づいた。
:08/08/31 20:19 :N905i :☆☆☆
#542 [兎]
「お、お願いです、やめてください…」
「気持ちいだろ?
はぁはぁ…おじさん我慢できないよ…ふう…」
ガタガタ震える彼女。
とても演技には見えない。
とりあえず俺も同じ駅で降りるか。
〇〇駅〜〇〇駅〜
ドアが開くと同時に走りだす彼女を追い、改札を出たところで声をかけた。
:08/08/31 20:19 :N905i :☆☆☆
#543 [兎]
「おいっ」
手首をつかむと彼女は、ビクッと身を震わせた固まった。
「な、なんですか…?」
消え入りそうなかぼそい声で俺を見る。
「あんた、これ落としてったろ?」
制服の内ポケットから生徒手帳を取り出し見せた。
「あ…それ…」
「あんたんだろ?」
「はい。探してたんです。
ありがとうございます」
俺の手から生徒手帳を取ろうとしたが
「あ、あの…放してもらえませんか?」
まだ生徒手帳を渡すつもりはない。
:08/08/31 20:20 :N905i :☆☆☆
#544 [兎]
「見ちゃったんだよね〜」
この言葉だけで彼女の顔色が変わる。
「なっ、なにをっ」
「電車のドアの横に立ってたろ?」
「……っ!?」
だいたい理解したようで俺から目を逸らした。
:08/08/31 20:21 :N905i :☆☆☆
#545 [兎]
「あんたあーゆーのが好きなの?」
「ちっ、違います!
そんなわけないでしょ!!」
「ならなんで毎朝同じとこにいるんだよ?」
「それは…」
「ふーん。
それなら俺がひとはだ脱いでやろーか?」
彼女の話を最後まで聞き助けることを約束した。
まぁ、もともと恩を売るた…いや、助けるために動いてたけどな。ひひひっ。
彼女を無事学校に届けてから俺も学校に向かう。
:08/08/31 20:22 :N905i :☆☆☆
#546 [兎]
「あら、堂々と遅刻してくるなんていい度胸ね、岸本くん」
あちゃー一時間目は英語の授業だったか…。
「寝坊しちまってさ、悪かったよねもっちゃん」
根元先生、通称ねもっちゃんは英語の先生であり担任だ。
「出席に書き替えなきゃなんないじゃない」
ねもっちゃんは、俺に言ってるのか独り言なのかわからないトーンでぶつぶつ言ってから授業を再開した。
:08/08/31 20:22 :N905i :☆☆☆
#547 [兎]
昼休みにメタボを連れて屋上に向かう。
「どんな感じだ?」
メタボからデジカメを受け取り画像の確認。
もちろん痴漢のだ。
アニメオタクのメタボ佐藤。写真の腕だけはいい。
「これ取るために始発でこの駅向かったんだよ?
とーかったなぁー」
「あ?あー悪かったな、助かったよ」
メタボの肩をトンッと叩いた。
:08/08/31 20:23 :N905i :☆☆☆
#548 [兎]
「にひひっ、すごいの取れたよ!これ見てっ?」
機嫌をよくしたメタボは一押し写真を見せてきた。
「はああぁぁああ!?」
あんのオヤジ、スカートの中に手ぇ入れてやがる!
「おいメタボ、明日またあの電車に乗れ!
始発で来い!わかったな?」
目ぇ付けたのは俺のが後だが腹が立ち、メタボの返事を聞くことなく屋上を後にした。
:08/08/31 20:24 :N905i :☆☆☆
#549 [兎]
「岸本さーん」
ガードレールに腰掛けている俺に手を振り、ハァハァ息を切らせ走ってくるゆかり。
「待ちました?」
「いや、今きた」
今日も授業をサボり白百合学園にきた。違うのはゆかりが俺を認識してること。
なんでか話の流れで迎えにくることになったんだよな?
:08/08/31 20:25 :N905i :☆☆☆
#550 [兎]
あ、明日の打ち合せだ!
肝心なことすっかり忘れてたぜ…。
打ち合せ、ゆかりにしてもらうことは一つ。
痴漢にあってもらうだけ。
そのあとのことは俺とメタボの仕事。
たいした打ち合せをすることなく俺らは別れた。
:08/08/31 20:25 :N905i :☆☆☆
#551 [兎]
「岸本くん遅いよー」
朝からメタボと遭遇。
いや、待ち合わせてたんだが…朝一でこいつの顔はさすがにキツイ。
「間に合ったからいーだろ」
いつもより早起きしたせいで、ここにくるまで何十回アクビしたことか!
「行くぞ、メタボ」
俺の地元の駅からゆかりの待つ駅へと向かう。
:08/08/31 20:26 :N905i :☆☆☆
#552 [兎]
駅に着くとホームにゆかりの姿。俺らは少し離れたドアから電車に乗り込む。
オヤジが乗ってくるのは次の駅って言ってたな。
その間に動きやすいポジションを探した。
〇〇駅〜〇〇駅〜
ドアが開くと、スーツ姿で油ギッシュなオヤジが乗り込みゆかりの後ろに付いた。
「はぁはぁ…今日もちゃんと乗ってたね。
おじさん今日は我慢できそーにないよ…」
:08/08/31 20:27 :N905i :☆☆☆
#553 [兎]
オヤジの腕が伸びスカートの上からケツを触る。
「やめてください…け、警察に行きますよ…?」
「はぁはぁ…行きたきゃ行けばいい。
その代わり、わかってるよね?」
「…っ!」
ゆかりは唇を噛んでくやしさに耐えた。
:08/08/31 20:27 :N905i :☆☆☆
#554 [兎]
「わかってくれればいいんだよ」
再びオヤジの腕が動く。
「ひっ!?
や、やめてっ…やだっ…」
オヤジの太くて短い指が制服の上からゆかりの胸を鷲掴みにしたんだ。
「おじさん今日は我慢できないって言ったよね?」
「やだっ…触らないで…」
「騒ぐなっ!
すぐに気持ち良くなる」
俺が目でメタボに合図を送ると首を縦に振った。
十分撮れたらしい。
なら、そろそろ反撃させてもらうぜ!
>>538-554更新分
>>537安価とお願い
:08/08/31 20:31 :N905i :☆☆☆
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