・・悪魔なキミ・・
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#247 [みい]

「そうじゃなくて!!」


俺は思わず声を張り上げる。


「染谷先輩は…早瀬先輩のこと、どう思ってるんですか!?」


染谷先輩は、眉間に皺を寄せ、俺を見る。


「どう思ってようがお前には関係ねーだろ」
「関係あります。俺は早瀬先輩の彼氏ですから」

⏰:08/06/04 22:58 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


#248 [みい]

俺の最後の一言に、染谷先輩は目を吊り上げる。


「…彼氏?」
「はい、そうですけど?」


俺は彼氏なんだよ〜だ!!と自慢せんとばかりに胸を張る。


が、そんな俺を見て、染谷先輩は鼻で笑うと、携帯をいじりだした。

…なんだよ!!内心焦ってんだろ!!本当は早瀬先輩のこと好きなくせに!!!!

⏰:08/06/04 22:59 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


#249 [みい]

「単刀直入に聞きます」


俺は前置きをしてから、胸の中で限界まで膨れ上がった疑惑をぶつける。

「染谷先輩は、早瀬先輩のこと…好きですよね?」


染谷先輩の、携帯をいじる右手が止まる。
目だけが俺を捕らえる。


「さっきも同じようなこと言ったと思うけど、だったら何なの?俺が柚のこと好きだったら、お前に何の関係があるわけ?」

⏰:08/06/04 23:01 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


#250 [みい]

「さっきも言いましたけど、俺は彼氏ですから。知っておきたいだけです」


負けじと強気に出てみる。


染谷先輩は携帯を閉じ、顔をこちらに向けて言葉を放った。



「ああ、好きだよ」



…やっぱり好きなんじゃねーかよ。

⏰:08/06/04 23:02 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


#251 [みい]

「でも、やっぱお前には関係ねえな」


予想していたとは言え、やはり衝撃的な一言に俺がショックを受けていると、染谷先輩は続けて言う。


「…なんでですか?」


関係大アリでしょ?俺、あんたの好きな子の彼氏だよ?


「彼氏とか関係ねえんだよ。あいつは俺のだから」

⏰:08/06/04 23:03 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


#252 [みい]

…は!?!?何その所有物宣言!!


「早瀬先輩は俺の彼女なんです!!あなたのものじゃありません!!」


思わず身を乗り出して抗議する俺を、染谷先輩はうっとうしそうに横目で見遣る。


「あーはいはい、わかったから。もう目的は済んだっしょ?早く出てけ」


…なんて奴なんだ。なぜ言い返さない?好きなんだろ?

⏰:08/06/04 23:04 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


#253 [みい]

――*蓮Side*――

俺が邪険に帰宅を促すと、奴は何も言わずに、唇を噛み締めながら俺を見下ろした後、部屋を出ていった。


玄関のドアが閉まる音と同時に、俺は盛大に息を吐く。



『ああ、好きだよ』


柚の彼氏とやらにしつこく問い詰められ、気がつけば肯定の一言が口からこぼれていた。

⏰:08/06/04 23:06 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


#254 [みい]

弘樹に、室田に言われても、否定するのは容易なことだった。


だけど何だ。あいつが彼氏だと知った瞬間、体が急に熱くなった。


何となく気づいてはいたが、それが確信へと変わると同時に、無性に腹が立った。


それで、とうとう認めてしまったってわけか。無意識に奥へ奥へと隠し続けてきた、自分の本心を。


「まじかよ…」

⏰:08/06/04 23:08 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


#255 [みい]

思わず呟く。


会田の前では最後までペースを崩さなかったつもりだ。

いきなり帰れと催促したのは、これ以上あいつに何かを言われると、『俺』を保っていられなくなるかもしれないと判断したから。


…でも、

負ける気がしねえな。


そもそも、俺は勝ち試合にしか参加しねえ主義だ。

⏰:08/06/04 23:11 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


#256 [みい]

会田には悪いけど、やっぱあいつは俺のもんなんだよ。


だから、今は貸してやってるけど、そのうちすぐに返してもらうぜ?そのつもりでいろよ、会田。


………………………………
――*柚稀Side*――

今は楽しく会田君と屋上でランチ中♪のはずなんだけど…

なんだか会田君の様子がおかしい。話し掛けてもうん、とかああ、とかしか言わない

⏰:08/06/04 23:16 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


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