・・悪魔なキミ・・
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#441 [みい]
「…すぐ戻ってくっから。な?」
それでも首をぶんぶんと横に振る私。蓮にとっての"すぐ"と、私にとっての"すぐ"は、かなり差がある…気がしたから。
少しの間のあと、「柚、」と呼ばれて顔を上げた。
「バスタオルと、親父さんの服。貸して」
蓮はそう言いながら、靴を脱ぎ始める。
:08/07/22 01:31
:SH905i
:rH5bUJqA
#442 [みい]
私は急いでバスタオルを取りにお風呂場へ向かった。
………………………………
「入んぞ」
うちのお父さんのTシャツと短パンに着替え、髪を乾かした蓮が部屋に入ってくる。
や、やばい…。この空間に二人きりって、なんか思ってたより遥かに緊張する…。
:08/07/22 01:32
:SH905i
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#443 [みい]
がしかし、そんな私を尻目に蓮は、
「じゃ、おやすみ」
と言って私のベッドに寝転がる。
「ええっ!?ってちょっと!乙女のベッドにずかずかと上がらないでよ!」
あ、ありえない…!無神経にもほどがある!
てゆうか私の緊張って一体…;
:08/07/22 01:34
:SH905i
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#444 [みい]
「駅から走ってきて疲れてんだよ。お前のせいだろうが」
蓮は目を閉じたまま答える。
「だっ、だからってねえっ…!」
反論しかけたら、蓮は起き上がり、ずいっと私に顔を近付けた。そして私の顎を掴む。
「まあ…その疲れをお前が癒してくれるっつーなら、話は別だけど?」
:08/07/22 01:38
:SH905i
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#445 [みい]
そう言いながら私の唇に指を這わせる蓮に、私はお決まりの赤面。
「嘘だよ、ガキが相手だとやらしい気分にもならねえ」
蓮はくくっと笑うけど、私は…そういうこと言われると、やっぱちょっとショックだったりする。
同じようなこと、付き合う前にも言われたことあるし…それって私が女として魅力ないってことですよね…。
:08/07/22 01:40
:SH905i
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#446 [みい]
そんなことを考えてへこんでいる私を知ってか知らずか、
「まあ、そんなガキ相手にたまに欲情してる俺もかなりやべえけどな」
なんて、衝撃的なことをさらっと言う蓮。
「よっ、よくじょうって…!//」
「なに、意味知らねえの?教えてやろうか、欲情ってのは…」
わーかーるーかーらーーっ!//ストップ説明!!
:08/07/22 01:43
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#447 [みい]
「ふあ〜あ…まじ眠い。電気消せよ」
「ちょっ…本当にそこで寝る気!?」
ベッドの上で大きなあくびをする蓮に批難の目を向ける。
「ああ。俺はここに"いてやってる"身だからな。当たり前」
こんの変態俺様男〜〜っ!
…仕方ない、私はリビングのソファだな…。床でなんか固くて寝れたもんじゃない。
:08/07/22 01:44
:SH905i
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#448 [みい]
部屋の電気を消し、掛け布団を頭から羽織って部屋を出ていこうとすると、
「…どこ行くんだよ」
真っ暗な部屋に響く、降りしきる雨の音と蓮の声。
「どこって、リビング…」
「それじゃ俺が来た意味ねえじゃん。ここに来い」
蓮は自分が寝ている隣を、乱暴に手で叩いた。
:08/07/22 01:46
:SH905i
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#449 [みい]
おっ、同じベッドにですかっ!?//
「いっ、む、無理!//」
「なんで」
なんでってそんな…そんな、1つのベッドに男女2人でなんて…//
「別に俺はどっちでもいいけど。お前があっちで一人で寝て、雷様にへそ取られても関係ねえし」
「ひぃぃいいいっ!!!!」
そ、それだけはまじ勘弁っ!!!!
:08/07/22 01:47
:SH905i
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#450 [みい]
というわけで覚悟をきめた私は、無言のままベッドに近付く。
暗闇の中、蓮の顔が見える。蓮は、予想と反して真面目な表情をしていた。
「…よ、欲情しないでね」
「ごくごくたまにしかしねえから。心配すんな」
あ、さようでございますか…。
そんなに『ごくごく』を強調しなくてもいいじゃんかよ…;
ギシ、と軋む音をたて、私はベッドに上がり込む。
:08/07/22 01:50
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