☆ヒカリ☆BLです
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#330 [YOU]
『うるさい!ロクさんが大人すぎるんだよ!』


ヤバい…本気でウケる。
その時インターホンが鳴った。
誰かと思えば、宅配便だった。ブレスレットがやっと戻ってきた。



見事に元の形に戻って嬉しかった。
左手首に通してブレスレットにキスをした。



『おかえり』

⏰:08/06/09 00:01 📱:F905i 🆔:.A6qZdX.


#331 [YOU]
リビングへ戻ると、まだ頭を抱えてうなっている。
あれだけ柱と遊べば腫れるだろう…
思い出すだけで、また笑いが出てくる。



『大丈夫か?』



『……うん』


体が弱いくせにやる事全てにおいて、体育会系なんだよな…。


『部屋に戻るね』


弱々しく自分の部屋に戻っていった。

⏰:08/06/09 00:05 📱:F905i 🆔:.A6qZdX.


#332 [い]
早く更新してーフフフ

⏰:08/06/09 00:07 📱:W52CA 🆔:CPy9rxok


#333 [YOU]
さん感想板にてコメントしてます(・∀・)ありがとうございます☆
━━━━━━━━━━━

夕方になったので、俺は仕事に向かった。

エレベーターをからエントランスを抜ける。
マンションの外にて駐車場へ向かう…


空が紅く染まって肌寒い。


でも今は凛がいる…
心は満たされているので寒さもそこまで感じないくらいだ…

⏰:08/06/09 23:24 📱:F905i 🆔:.A6qZdX.


#334 [YOU]
俺は…今幸せだ。

でも、やはり理性が保ちそうにない。


やっぱり徠に電話してみるか、でも…いい大人が2人きりになりたくないからだなんて、笑われる。


ため息をつきながらも、温かい気持ちを抱いて職場へ急いだ。





仕事をいつものように終わらせ、帰路につこうとしていた。

⏰:08/06/09 23:30 📱:F905i 🆔:.A6qZdX.


#335 [YOU]
凛はちゃんと眠ってるだろうか…

雪は彼の家に泊まりに行ってる。


鍵を静かに回して中へ入ると玄関には有り得ない光景があった。



ブランケットにくるまった凛とコロンが座っていた。


『凛、起きろ、こんな所で寝たら風邪引くぞ?』


『ンン…おかえり』


眠い目を擦り、コロンを抱き立ち上がる。

⏰:08/06/09 23:53 📱:F905i 🆔:.A6qZdX.


#336 [YOU]
『ただいま』


何年ぶりだろう、こうやって出迎えてもらうのなんて…

リビングへ行くと、夜食まで用意してくれていた。

いつの間に料理なんて覚えたんだろう。


『これぐらいしか出来なくてゴメン』



『ありがとう』

⏰:08/06/09 23:56 📱:F905i 🆔:.A6qZdX.


#337 [YOU]
おむすびに肉じゃがと味噌汁…
料理、出来るようになったんだ。


見た目は完璧だ、味はどうかと恐る恐る口に料理を運んだ。



『んっ!!うまい』


『本当!?嘘ついてない?』



テーブルの向かい合わせに座り、肘をついて前のめりに話してくる。

⏰:08/06/10 00:00 📱:F905i 🆔:YCSwabB2


#338 [YOU]
やばい…すごく幸せかも…。


『ねぇ、また作ってほしい?』


こんな所が最高に可愛い。でも、我慢だ…手をだしてしまったら、また泣かせてしまう。



『そうだな、こんな旨いメシ毎日食べられたら幸せだろうな…』


『んふふ…』


満面の笑みで嬉しそうに笑ってる。

⏰:08/06/10 00:49 📱:F905i 🆔:YCSwabB2


#339 [YOU]
料理がこんなに上達したって事は…
他の誰かにも作ってやった事があるのかもしれない。


えらく、料理の腕が成長した気がする。



『ニヤニヤして、どうしたんだ?』


さっきから食事してる俺を、凝視してくる。
食べずらくて仕方がない。


『ロクさんて、本当に格好いいなぁーと思って』

⏰:08/06/10 00:53 📱:F905i 🆔:YCSwabB2


#340 [YOU]
自分の頬が熱くなる感覚を覚えた。

こいつは何を言ってるんだ?

頭を柱にぶつけすぎておかしくなってしまったんじゃないんだろうか…



『かっこよくないよ』


『こんな男前で、優しくて…本当に付き合ってる人いないの?』



『いない』


『…………』

⏰:08/06/10 00:56 📱:F905i 🆔:YCSwabB2


#341 [YOU]
どうしてこんな事を聞いてくるんだ?
何か思い出してくれたんだろうか…。



『もしかして…僕が住み着いて、彼女を呼ぶに呼べないとか!?』


『だから、彼女はいない』



ため息混じりに言った、一体どうしたって言うんだよ。




『本当…?』

⏰:08/06/10 00:59 📱:F905i 🆔:YCSwabB2


#342 [YOU]
『本当だ、早く寝ろよ?明日もメシよろしく』



『わかった、おやすみなさい』


嬉しそうに返事をして、部屋に戻っていった。

変な奴…急に明るくなったり、暗くなったりして。



6年も離れていると、こんなに凛の事がわからなくなる物なのか?



何も変わらないと思っていたのは、俺だけか?

⏰:08/06/10 01:06 📱:F905i 🆔:YCSwabB2


#343 [YOU]
あれだけ愛していたのに。


自室へ入り、デスクの上の写真立てを一つ手に取った。

そう、俺が凛に部屋に入るなと言った理由…。



俺の部屋には凛が溢れている。
6年前の凛が…。


こんなの、あいつが見たら100%驚くに決まっている。


しかも、確実に問い詰められる…

⏰:08/06/10 01:11 📱:F905i 🆔:YCSwabB2


#344 [さき]
頑張って

咲はずっと待ってます

⏰:08/06/13 22:20 📱:SH902iS 🆔:CRGU4Azs


#345 [YOU]
さきさん感想板にてコメントしてます

━━━━━━━━━━━
いつの間にか眠っていた。目を覚ますと、時計の針は昼を指していた。



こんなに眠ったのは久々だ…結構疲れてるのかな。
着替えを済ませリビングへ向かったら人の気配を全く感じなかった。



凛の姿がない、部屋をノックしても返答がない。
周りを見渡すとベランダのカーテンがなびいていた。

⏰:08/06/14 23:22 📱:F905i 🆔:G6IWfFRA


#346 [YOU]
まさか!!走ってベランダへ出てみた。



『おそよう』


『凛、驚かせるなよ』



安堵のため息をついた。最悪のパターンを考えてしまっていたから、良かった。

今の凛なら何をしでかすか分かったものじゃない。

『疲れてたんだろうね、一応ノックしたんだけど、返事なくて』

⏰:08/06/14 23:27 📱:F905i 🆔:G6IWfFRA


#347 [YOU]
何をしているかと思ったら、洗濯してくれている。


楽しそうな横顔を見ていた。
まるで夢を見ているみたいだった。




一度は失ってしまった宝物が今、俺の側で笑っている。


しばらく、横顔に見とれていた。



『お腹空いたでしょ?お昼にしよっか!?』

⏰:08/06/14 23:32 📱:F905i 🆔:G6IWfFRA


#348 [YOU]
『そうだな…』




やばい…やはり、気持ちが抑えられそうにない。

キッチンで手際よく料理をし始めた。
最近は当たり前になってきてるが、エプロン姿…かなり板についてきたな。



こんな姿にまで見とれてしまう俺は、確実にどこかおかしくなってるみたいだ。

⏰:08/06/14 23:38 📱:F905i 🆔:G6IWfFRA


#349 [YOU]
『凛…?』



『んー?何?』


名前を呼んで返事をくれるが、料理を続けている。
ソファから立ち上がり、静かに背後に立った。




『どうしたの!?びっくりするじゃん!!』


かなりびっくりしたらしく、顔を真っ赤にして何か言ってる。

そんな凛を無視して、後ろから抱きしめてみた。

⏰:08/06/14 23:44 📱:F905i 🆔:G6IWfFRA


#350 [YOU]
それから首筋に顔をうずめた…。



『ロクさん!?』



『ねぇ…俺達付き合わない?』





『………えっ?』



固まってしまった。首筋に軽くキスを落とす。

⏰:08/06/14 23:48 📱:F905i 🆔:G6IWfFRA


#351 [YOU]
きっと…凛が今まで俺を好きな気持ちより、何倍も俺の方が惚れてる。


6年前、必死に俺を追いかけてくれた。



今度は俺がお前を追いかける番かもしれないな…



『……で…の?』


『んっ?』





『僕でいいの…?』

⏰:08/06/14 23:50 📱:F905i 🆔:G6IWfFRA


#352 [YOU]
何を言ってるんだ?と言おうかと思った。



どう考えても…俺の方が惚れてるのに。


『凛は俺でいいのか?』



こんなに綺麗で、まぁ、本人は全く気付いていないだろうが。
後ろからで顔がみえないけど、耳が真っ赤だ。



『ロク…さんじゃないと…イヤかも』

⏰:08/06/14 23:54 📱:F905i 🆔:G6IWfFRA


#353 [YOU]
正直、嬉しかった。
回していた腕を凛が掴んできた。



―――…チュ



『ひっ…ア…』


『メシも食べたいけど、その前に凛を食べたいんだけど』


首筋にいくつかのキスをしていたら、フリーズ状態になっていた凛がやっと言葉を発した。

⏰:08/06/14 23:59 📱:F905i 🆔:G6IWfFRA


#354 [YOU]
それでも俺は耳朶をかんだりを止めなかった。



『アッ…あの…』



『んー?』


俺は凛の腰に自分の腰を密着させもう1人の俺がしっかり熱を帯びていくのを伝えた。



『あた…ってる…』

⏰:08/06/15 00:02 📱:F905i 🆔:MD1nUd3Q


#355 [YOU]
『聞こえないな…』



凛を正面に向かせた。
顔を見ると…いつも通りに赤い。

最近、肩まで伸びた髪を一つに結んだせいか?
なんか…気のせいかもしれないが、妙に色っぽい。




『キス…してい?』



『…………』

⏰:08/06/15 23:22 📱:F905i 🆔:MD1nUd3Q


#356 [YOU]
無言で頷く…



俺達は今から…静かに…そっと…




一つになろうとしている。



『…ンッ…フ…』


小さな体をそっと抱きしめ、何度も名前を呼んだ。



『凛…凛…』

⏰:08/06/15 23:24 📱:F905i 🆔:MD1nUd3Q


#357 [YOU]
――――凛side――――

こうやって…ロクさんに名前を呼ばれると…

切なくて、懐かしい…そんな感じになる。



どう言葉で表したらいいかわからないけど。

とにかく、ロクさんの腕の中は落ち着く。




好き…だよ、ロクさん。

『好き』

⏰:08/06/15 23:28 📱:F905i 🆔:MD1nUd3Q


#358 [YOU]
『…凛?』



『ロクさんが…大好き』

『俺は、愛してる』



―――愛してる


どうして…まだ知り合って間もない僕にここまで優しくしてくれるんだろう。



声に出して言いたいよ。でも、分からない。

⏰:08/06/15 23:30 📱:F905i 🆔:MD1nUd3Q


#359 [YOU]
男の僕をロクさんは本当に好きなんだろうか…


女の人の代わりなのかな?

でも…今は僕を見てくれている。
ロクさんの瞳には…僕が写っている。


その時!!体中に甘い痺れが走った。



『ひっ…アァ…』


声が…変な声がでる!!どうしよう!!

⏰:08/06/15 23:33 📱:F905i 🆔:MD1nUd3Q


#360 [YOU]
『もっと、声聞かせて?』


ロクさんは、僕の至る所にキスを落としていった。
全身がロクさんの毒で支配されていく…



『ロクっ…アッ…ア』


胸に顔を埋め、突起を手と口でせめてくる。
たったそれだけなのに、

下半身は熱を持ち、腰がうずいてくる。

⏰:08/06/15 23:39 📱:F905i 🆔:MD1nUd3Q


#361 [YOU]
『ハッ…アァ…んっ!!』


右手は胸を触り続け、左手がズボンの中に入って僕の分身に触れてきた。



『ヤダ!!やめて』


『やだ、やめないよ…』


思い切り睨みをきかせてみたが、悪戯そうに笑い、首筋に噛みついてきた。


『いたっ!!』

⏰:08/06/15 23:43 📱:F905i 🆔:MD1nUd3Q


#362 [YOU]
『こんなにパンパンなのに…自分でするよりされた方がいいだろ?』



こめかみの辺りが一気に熱くなる感覚がした。

いくら睨んでも全く効果がない。



ムカつく!!僕はロクさんの首に腕を回して、顔を無理矢理近づけた。


『んっ…!?』

⏰:08/06/15 23:46 📱:F905i 🆔:MD1nUd3Q


#363 [YOU]
そう…思い切り唇を噛んでやった。
さっきから散々至る所を噛まれてる。


お返しだ!!



と笑ってやろうと思った矢先…口に目をやると、血がでていた。


『いっ…てぇ…』



『…………』



どうしよう!やりすぎた。

⏰:08/06/15 23:50 📱:F905i 🆔:MD1nUd3Q


#364 [YOU]
一気に血の気が引いていく感じがした。


やばいよ…口の端に血が滲んでる。
こんな時に思うのはいけない事と分かっているけど…


血を舐めているロクさんが、すごくやらしくみえた。



『この…悪ガキ!!』



『んっ!!ンッ…』


いきなりキスをされた。

⏰:08/06/17 23:17 📱:F905i 🆔:Fw9xuMYg


#365 [YOU]
血の味がする…そっと頬を撫でて、僕は傷口を舐めた。


これって…確実に僕から誘ってる。
クチュクチュと部屋中にいやらしい音が響いている。



『凛…入れてもいい?』



『フッ…ン…無理だよ』



僕の言葉を無視して続ける。

⏰:08/06/17 23:23 📱:F905i 🆔:Fw9xuMYg


#366 [YOU]
お尻の辺りがさっきから熱い…指が何本か入ってきて、僕をかき回す。


こんな感覚…どう表現したらいいかわからないけど、体が自然と動いている。


意識が薄れそうな中…急に指を抜かれて違和感がなくなった。




『ひゃ…アァ…』


四つん這いの体勢をとらされ、お尻を思い切り突き出した形になった。

⏰:08/06/17 23:28 📱:F905i 🆔:Fw9xuMYg


#367 [YOU]
猛烈な恥ずかしさが襲ってきた。



『ヤダッ…恥ずかしい』

足をばたつかせて逃げようとしても、腰をしっかり掴まれていて、逃げる事なんて出来ない!!



上から覆い被さってきて、耳朶を舐めてきた。



『何も考えられないぐらいにしてやるよ…』

⏰:08/06/17 23:32 📱:F905i 🆔:Fw9xuMYg


#368 [YOU]
『えっ??』



息をつく間もなく、下半身に熱と激痛が襲った。

『イッ!!痛い…ロク…』



顔が見えないのと、お尻の痛みで涙が滲んできた。


『大丈夫、大丈夫だ』


すっかり萎えてしまった分身を掴んで上下に動かしたり、背中にキスを落としてくるけど、痛みが和らがない!!

⏰:08/06/17 23:35 📱:F905i 🆔:Fw9xuMYg


#369 [YOU]
『全部入ったよ?』


そう言ってくるけど…違和感がありすぎて、気持ちいいとは言えない!



少しずつロクさんが腰を動かし出した。

ゆっくり…ゆっくりと。


動きが早くなると同時に乳首と分身を器用に手で転がされ、少しずつ熱を持ち出した。

⏰:08/06/17 23:40 📱:F905i 🆔:Fw9xuMYg


#370 [YOU]
『乳首…弱いんだね』



クスッと笑って、首筋を噛んだり吸ったりして…なんて…僕は淫乱なんだろう。


さっきまで萎えていたのに、完璧に熱を持った体が、自分の考えとはよそにどんどん淫らに反応していく…



『アッ…ロク!!…アァン…』

もっと…奥まで突いてほしい。
この体が壊れるほど抱いて欲しい。

⏰:08/06/17 23:49 📱:F905i 🆔:Fw9xuMYg


#371 [YOU]
急に動きが止まり、お預けを食らった僕は、恥ずかしながらも腰がヒクついて動いていた。



四つん這いから解放され、今度はお互いが向き合う形になった。


頬を形のいい長い指で包み込まれ、優しくキスしてきた。

キスも好きだけど、下半身が…疼いて…キスだけで、分身からは密が出てくるのが分かった。



もっと…ロクさんを欲しがっている。

⏰:08/06/17 23:53 📱:F905i 🆔:Fw9xuMYg


#372 [YOU]
『顔見せて?』



『…………』


恥ずかしくて見れないよ、絶対に顔赤いし。


『凛、俺を見ろ』


『……恥ずか…しい』



下を向いていたら、顎を掴まれて、無理矢理顔を上げられた。


目が合って、ロクさんの瞳に吸い込まれそうになった。

⏰:08/06/17 23:57 📱:F905i 🆔:Fw9xuMYg


#373 [YOU]
『ずっと…俺と一緒に居てくれ』



『………ふぇ?』


自分の目から涙が自然と溢れ出してきたのは言うまでもない。



気づけば、僕はロクさんの首にしがみついて泣いていた。




フワッと体が浮いたと思ったら、僕はロクさんの上に股がされる形になっていた。

⏰:08/06/18 00:01 📱:F905i 🆔:e9PIm9P.


#374 [YOU]
腰を掴まれ、少し浮かせてロクさんが僕の中に入ろうとしていた。


お尻の間にヌルヌルする感覚があった。



『冷たい!!』


『ゆっくり、腰下ろして?』



耳元で囁かれて背中がゾクッとした。
言われた通りにゆっくりと腰を下げていく。

⏰:08/06/18 00:08 📱:F905i 🆔:e9PIm9P.


#375 [YOU]
『フッ…んッ…アッ!!』


胸に吸い付いて舌で乳首ばかりを攻めてくる…



『ヤッ!!ロク…ヤダァ』


ロクを全部飲み込んだ時には僕の息が上がっていた。


『よくできました』



片手で髪を撫でて、お互いの瞳には最愛の人が映っている…

優しく下唇を噛んできた。

⏰:08/06/18 23:30 📱:F905i 🆔:e9PIm9P.


#376 [YOU]
僕も負けずに噛み直す…
腰を掴まれ、何が始まるかと思ったら。



『失神するなよ?』


『えっ…?』


いきなり一番感じる場所を突きだした。



『待って…ヤッ…』

自分の喘ぎ声がどんどん大きくなっていくのが分かった。

⏰:08/06/18 23:34 📱:F905i 🆔:e9PIm9P.


#377 [YOU]
恥ずかしいけど、我慢できない!

奥までロクさんにかき回されて…気持ちいい。



『こっ…壊れる!!』


『まだイクなよ?』



分身をしっかり握って離してくれない…
動きは早くなる一方で、僕はありえない声で鳴いてる。


『もぉ…無理!お願いぃ…ロク!!』

⏰:08/06/18 23:39 📱:F905i 🆔:e9PIm9P.


#378 [YOU]
ぐちゃぐちゃの顔だったと思う…


それでもいいから早くイカせて欲しかった。


『ロク!!』



目の前の愛しい人はニヤリと悪戯そうに笑っていた。


『イキたい?』



頷く事しかできない僕は、必死に訴えた。

⏰:08/06/18 23:41 📱:F905i 🆔:e9PIm9P.


#379 [YOU]
『じゃあ、キスして』



『アァ…ンッ!!…フゥ…』


夢中でキスをしたのは覚えている。



『おりこーさん』


軽いキスをもらった瞬間、ラストスパートをかけ、僕らは同時にイッた。


『凛!!』


ロクさんの言った通り、気を失ってしまったらしい。

⏰:08/06/18 23:45 📱:F905i 🆔:e9PIm9P.


#380 [YOU]
『んンー…イダイ…』



体中に激痛が走る。
どうしてだ?必死に動こうとするが、体が思うように動かない。


諦めて少し起こした体をもう一度ベッドにうずめた。



あぁ…そっか、昨日あんなに激しく抱かれたんだった。


ロクさんは?一体今何時?
体を少しずつ移動させながら時計を見た。

⏰:08/06/18 23:49 📱:F905i 🆔:e9PIm9P.


#381 [YOU]
10時かぁ…意外と早く目が覚めたな。


とりあえず、喉渇いたからリビング行こ。
重い体を起こして着替えを済ませリビングへ向かった。



『おはよう』


―――…ドキッ!!



『おはようございます』

やばい!!まともに顔が見れないし。

⏰:08/06/18 23:53 📱:F905i 🆔:e9PIm9P.


#382 [YOU]
昨日と違って見える…なんで!?


1人でパニクっていたら声が掛かった。



『何してる、座れよ』


『…うん』



『どうした?』



言えない…言える訳ない!!ロクさんが違ってみえるなんて。
僕だけ?こんなパニクってるのは??

⏰:08/06/21 22:32 📱:F905i 🆔:N6kLwXhg


#383 [YOU]
ロクさんは何とも思ってないのかな?
雪ちゃん、今日は何で帰って来ないんだろ…。



2人きりなんて気まず過ぎる。
とりあえず、自分を落ち着かせるためにキッチンへ行き、コーヒーを持ってテーブルに座った。



『大丈夫か?』


『なっ…何が!?大丈夫!!平気』



昨日の事が思い出されて、顔が熱くなるし、目を見れないし、やばい。

⏰:08/06/21 22:37 📱:F905i 🆔:N6kLwXhg


#384 [YOU]
『どうした、おかしいぞお前?』



我慢できない僕はこの場から逃げる決断をした。



『暑い!!この部屋暑くない?コロン散歩行こ!?』

ワン!と嬉しそうにリードを持ってきた。
コロンを抱え、ダッシュで玄関を飛び出した。



エレベーターの扉がしまり、大きな溜め息をついた。

⏰:08/06/21 22:42 📱:F905i 🆔:N6kLwXhg


#385 [YOU]
『心臓破裂しそう…』




――――ロクside―――

『どうしたんだよ…』



1人問いかけるように呟いて、新聞を開きコーヒーを一口飲んだ。




さっきの凛の光景を思い出したら、おかしくて笑いが出てきた。

⏰:08/06/21 22:47 📱:F905i 🆔:N6kLwXhg


#386 [YOU]
『何笑ってんの?』




『……ッ!雪』



『ただいま、お兄ちゃん大丈夫?』


『…すまん』



雪が戻って来た事に俺はまたしても気づかなかった。
凛の事を考えると…周りが見えなくなる。

⏰:08/06/21 22:53 📱:F905i 🆔:N6kLwXhg


#387 [YOU]
凛と再会して…俺は確実に変わっていってる。


雪と話をしていたら、凛が帰ってきた。



『雪ちゃん!!』


雪を見るやいなや、一目散に抱きついた。
俺が少し苛ついたのは言うまでもない。


そんな俺の考えをよそに、2人はカップルの用にいちゃついている。


『私居なくて寂しかったでしょ?』

⏰:08/06/21 22:59 📱:F905i 🆔:N6kLwXhg


#388 [YOU]
凛と雪は向かい合い、手を繋いでいる…



『うん…本当に寂しかったよ』



『お兄ちゃんに何もされてないよね?』



『………!!』


あからさまに2人共動揺してしまった。
凛は黙ってるし、俺は新聞で顔を隠して読むふりをしていた。

⏰:08/06/21 23:04 📱:F905i 🆔:N6kLwXhg


#389 [YOU]
『あるわけないだろ?変な事聞くな雪』



『はぁーい』


ニヤニヤしながら俺の妹は凛を引っ張って部屋に連れて行った。


危ない、もう少しでバレる所だった。
でも、結局はバレる事になる…今頃雪に話しているだろう。



夕方になり、俺は着替えて仕事場へ向かった。

⏰:08/06/21 23:10 📱:F905i 🆔:N6kLwXhg


#390 [YOU]
あれからあの2人は部屋から出てくる事なく、話し込んでるらしい…


本当に、あいつらの方が兄弟みたいだ。







社長室へ入り、椅子に座りタバコに火をつけたと同時にノック音がした。



『おはようございます』

⏰:08/06/21 23:14 📱:F905i 🆔:N6kLwXhg


#391 [YOU]
『おはよう…』



俺の右腕…と言うか、俺よりこの店を知ってるかもしれない。


野崎 真━ノザキ マコト━

今日の予約表を持ってきた。予約はお陰様でびっしりだ。



今日は兄貴達も久々に来る。予約表に目を通していたら、頭上から声がした。



『首…蚊にでもかまれましたか?』

⏰:08/06/21 23:20 📱:F905i 🆔:N6kLwXhg


#392 [YOU]
『えっ?どこ??』


鏡を渡されたので、首筋を見てみると…
キスマークがくっきりついている!!



俺は、余りの驚きで声が出なかった。
凛がつけたのか!?…凛しかいない…
動揺をさとられないように、静かに答えた。




『蚊だな…』



『大きな蚊なんでしょうね…失礼します』

⏰:08/06/21 23:26 📱:F905i 🆔:N6kLwXhg


#393 [YOU]
『野崎!!』


ニコニコ涼しい顔して部屋を出て行った。



本当に野崎だけは未だにペースが全く掴めない。いつも冷静沈着…俺より年上だからか?



社長室の入り口近くにある姿見の鏡で、身だしなみを整え、もう一度キスマーク見てみた。


従業員にバレたら示しがつかない。
襟を整え、ネクタイをキツく締め直し、大きく深呼吸してフロアに向かった。

⏰:08/06/21 23:32 📱:F905i 🆔:N6kLwXhg


#394 [我輩は匿名である]
あげ
頑張って(_´Д`)ノ~~

⏰:08/06/22 22:54 📱:P905i 🆔:PnmVXNUk


#395 [YOU]
我輩は匿名さん感想板にてコメントしてます

―――――――――――
従業員は大切にしている。
下が一生懸命働いてくれているお陰で今の俺がある。


フロアに集まり、挨拶をすませて今日も始まろうとしている。



兄貴達も開店と同時に来てくれた。
VIPルームに通し、少ししてから顔をだした。

⏰:08/06/22 23:35 📱:F905i 🆔:QEZst9ak


#396 [YOU]
『ロク、久しぶりだなぁ…坊ちゃんは元気か?』


『うん、お陰様で…』



『記憶、戻りそうか?』

『……大丈夫だよ』



俺の表情を見て察してくれたのかもしれない。
みんなが一斉に話題を変えだした。

⏰:08/06/22 23:38 📱:F905i 🆔:QEZst9ak


#397 [YOU]
『そう言えば、ロクが居なくなって、坊ちゃんやたら料理習ってたなぁ』


――――…えっ?


『そうそう!!厨房に入って頑張ってたし』


兄貴達がみんな笑い出した。


なんで?料理?

俺が不思議な顔をしていたのを察してくれたらしく、説明してくれた。

⏰:08/06/22 23:41 📱:F905i 🆔:QEZst9ak


#398 [YOU]
沖縄から帰って…一時凛は入院していた。


屋敷に戻っても、誰とも口を聞かず、1人でふさぎ込んでいたらしい。



戻ってきてから、みんなの知る所…全く泣いていないみたいだった。


大学もちゃんと卒業して、バイトにもチャレンジしたらしい。



俺の知らない凛が次々と出てくる。
何よりも一番驚いた事は、

⏰:08/06/22 23:44 📱:F905i 🆔:QEZst9ak


#399 [YOU]
あれだけべったりだった母とほとんど口をきかなかったらしい。


それから…俺を探し続けていてくれた。
何よりもそれが嬉しかった。



『まずい料理出てきた事もあったな』



またみんな大爆発だ…
あいつは、本当にみんなに可愛がられていたんだと感じた。


兄貴達も言葉には出さないが、凛に会えなくて寂しそうだ。

⏰:08/06/22 23:48 📱:F905i 🆔:QEZst9ak


#400 [YOU]
早く、みんなの為にも記憶が戻って欲しいと強く思う…。



結局、兄貴達は閉店まで居てくれた。
みんなを送り出して、マンションへ帰った。


玄関を開けると、いつもの日課のように、凛とコロンが待っていてくれる。



『ただいま』



『おかえり…』

⏰:08/06/22 23:51 📱:F905i 🆔:QEZst9ak


#401 [YOU]
午前中のぎこちなさが嘘のように普通に戻っていたので、かなり安心した。



『お腹空いたでしょ?』

帰ってきて、温かい食事をとるなんて…これほどの幸せはない。
ここ最近は毎日のように夜食を作って待っていてくれる。


ここへ越してきて、外出してないな…
明日は休みだし、どこか連れて行ってやるか。



ずっとマンションに閉じ込めるのも可哀想だ。

⏰:08/06/24 01:16 📱:F905i 🆔:sZk9zmso


#402 [YOU]
キッチンで料理を温めてくれてる後ろ姿をみつめながら問いかけた。



『凛?どこか行きたい所ないか?』


一瞬動きが止まり、首を傾けて考え込んでいる様子だ。
結局何も話さずに、料理をトレーに乗せてこちらに向かってくる。



心なしか、顔が赤いような気がするが大丈夫か?

一体、何を考えてるんだろう…

⏰:08/06/24 01:21 📱:F905i 🆔:sZk9zmso


#403 [YOU]
テーブルに料理を置いてくれて、トレーを持って立ち尽くしている。



『凛…?』



『ロクさんと一緒ならどこでもいいよ…』


こいつ…何て事を言ってくれるんだ?
自然と俺の顔も熱くなってきた。




『買い物でも行ってみるか?』

⏰:08/06/24 01:26 📱:F905i 🆔:sZk9zmso


#404 [YOU]
必死に平静を保つために言ったのに…
凛は嬉しそうに満面ね笑みでフワッと笑う。


『うん』



『早く寝ろよ、置いていくぞ』


焦ってエプロンを外して寝る準備を始めた。
単純で一生懸命な所も微笑ましくなる…




『わかった!!おやすみロクさん』

⏰:08/06/24 01:30 📱:F905i 🆔:sZk9zmso


#405 [YOU]
部屋に入るのを見送り、夜食を食べて俺もすぐ眠りについた。









いつも、朝は静かだ。だけど今日だけは違う…
やたらと騒がしい。


俺は朝が弱い…
体を起こして、リビングの方に意識を集中させてみた。



また凛と雪だ…

⏰:08/06/24 01:35 📱:F905i 🆔:sZk9zmso


#406 [YOU]
どうしてこいつらは朝からこんなにテンションが高いんだろうか…


ある意味羨ましい。
カーテンをあけて着替えをしながらも2人の話を聞いてみる。



どうやら、今日の予定を雪と話しているらしい。


『良かったね〜!!ラブラブ?』



『やめてよ!!起きちゃうじゃん』

⏰:08/06/24 01:38 📱:F905i 🆔:sZk9zmso


#407 [YOU]
『お兄ちゃんの事…本当に好きなのねぇ』



『雪ちゃん!!』



うるさい…こいつら。
部屋からリビングへ出ると一気に静かになった。

凛の顔を見てみると、また泣きそうになって…
雪の奴、最近特に思うけどS度増してないか?



でも、この2人本当に良いコンビだ。
見てるだけで面白い。

⏰:08/06/25 23:25 📱:F905i 🆔:puZUNZ3w


#408 [YOU]
顔を洗いコーヒーを持ってテーブルに座った。
2人はまだコソコソ話している。


一体何を話してるんだ?まぁ…いいが腹が減った。



『凛、何かある?』


『あっ!ごめんね、すぐ作る』



キッチンへ行き、手際よく作り出した。
俺は新聞を読み、雪はコロンを抱っこして静かに何かを見ている。

⏰:08/06/25 23:30 📱:F905i 🆔:puZUNZ3w


#409 [YOU]
『先にこれ食べてて』



小皿に盛りつけられたサラダを出してくれた。
当たり前の用に食べ出した途端に、予想もしない言葉が聞こえた。



『新婚さんみたい…』




―――…ガシャン!!


『何を言ってる、早く仕事の準備したらどうだ』

⏰:08/06/25 23:33 📱:F905i 🆔:puZUNZ3w


#410 [YOU]
『今日は私休みなの、留守番しますよ、新婚さん』



『雪ちゃん!!』


それだけ言って、雪はコロンの散歩へ行った。
凛は料理を作る手を止めて、立ち尽くしている。


『気にするな、凛』



『………うん』

⏰:08/06/25 23:36 📱:F905i 🆔:puZUNZ3w


#411 [我輩は匿名である]
ガンバ
応援してマス

⏰:08/06/26 00:36 📱:P905i 🆔:4XKLvGbY


#412 [我が輩は匿名である]
失礼します

>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500

⏰:08/06/27 20:27 📱:D704i 🆔:qNIq7JvA


#413 [YOU]
我輩は匿名さん感想板にてコメントしてます☆

―――――――――――
朝食を3人でとった後、雪に見送られ俺たちは出かけた。
車を発車させてしばらく凛は無言のまま座っていた。




『何か欲しい物あるか?』



『ううん…大丈夫』


基本的に催促する奴じゃないしな…

⏰:08/06/28 23:37 📱:F905i 🆔:oX5UEW3Y


#414 [YOU]
また会話が途切れた。
でも、俺だけかもしれないが、無言のままでも嫌な感じではない…



凛は窓から外を眺めていた。
いろんな風景を見て、少しでも何か思い出してくれたらいいが…


しばらく車を走らせていたら、目的地に着いた。車を停めて歩いて買い物へ向かった。



俺の隣で瞳をキラキラさせながら色んな店を見ている。

⏰:08/06/28 23:42 📱:F905i 🆔:oX5UEW3Y


#415 [YOU]
店に入って手に取るが、何も買おうとしない…外で待っていた俺は店の中に入り、凛の手に取った物を買っていった。



『ロクさん!やめてよ、僕いらないから…』


遠慮する凛をよそに、俺は支払いを済ませて店を出た。



洋服をある程度買ったのはいいが…
洋服より多く買っただろう物がある。

⏰:08/06/28 23:47 📱:F905i 🆔:oX5UEW3Y


#416 [YOU]
小物だ…ガラスで出来た繊細な細工されてある置物。


昔からこんなの好きだったか?
6年の間で好きな物もかわったんだな…凛らしい。



次に入った店で雪とコロンのお土産を買ったりしている。選んでいる横顔が楽しんでるみたいで良かった。


『荷物…持つよ』



『いーよ、行きたい所に入れよ』

⏰:08/06/28 23:51 📱:F905i 🆔:oX5UEW3Y


#417 [YOU]
急に凛の表情が曇ってきた。どうしたんだ?



『……やっぱり働くよ、買って貰ってばかりだし』


また言い出した。こんな所は全く変わってないのはいいが、もう少し俺に甘えて欲しい。



『ちゃんと働いてるだろ家で、掃除、洗濯、食事まで…』


それでも表情は全く晴れる様子はない。

⏰:08/06/28 23:55 📱:F905i 🆔:oX5UEW3Y


#418 [YOU]
『だって…それは仕事じゃないよ』



『お前は、俺の側にいるだけでいいよ』




『ロク……さ…ん』


歩くのをやめて俺の事を見る。
公衆の面前で凛は顔を赤く染めていて…
キスしたい衝動になったが、必死に我慢した。



『行こ、まだまだ買うぞ』

⏰:08/06/28 23:59 📱:F905i 🆔:oX5UEW3Y


#419 [YOU]
本当は…凛を誰にも見せたくない。
でも、見せつけたい気持ちもあるのは確かだ。


もし…凛が働き出して、他の誰かを好きになってしまったら?



情けない話だが、最近はそんな不安が日々増していく。


凛…頼むから俺から離れて行かないでくれ。

もし、お前とまた離れてしまったら、間違いなく一生立ち直れないだろう…

⏰:08/06/29 00:03 📱:F905i 🆔:gloMJSRQ


#420 [YOU]
こんな俺の心模様を全くしらない凛が明るい表情で手を振ってくる。



『ロクさん!!来て、似合いそうなアクセサリーがあるよ』


優しく微笑む凛に少し心が和んだ…。
呼ばれて中へ入ってみると店内はお洒落な装飾がされている所だった。


嫌いじゃないな…


俺の店もインテリアや壁紙、至る物にに気を使っている。
最近はショップもこんな感じなのかと関心していた。

⏰:08/07/02 22:27 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#421 [YOU]
『これ…似合うよ』



凛が手に取って見せてくれたのはネックレスだった。
トップはクロスで中心にはオニキスの石が入っていて中々いいセンスだ。


いや、俺の事はどうでもいんだ。


『お前も何か選べよ』



『いーよ…だってさ』

⏰:08/07/02 22:30 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#422 [YOU]
顔を近付けて耳元で囁いてきた。


『ここ、高いよ…』



何を小声で話してくるかと思ったら、そんな事で…
おかしくてつい笑ってしまった。



『何が!!また…そうやって笑う!』



『俺が選ぶよ、ちょっと待ってろ』

⏰:08/07/02 22:34 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#423 [YOU]
口を膨らませながら店のソファに座った。
その横に荷物を置いて、店内を物色しだした。



ショーケースを見ていると、凛には全てゴツいアクセサリーばかりだった。

店の全体を見渡し、諦めかけた矢先に一番奥の小さなガラスケースに、ピンクゴールドで華奢なリングが目に入った。



凛の白い肌につけたら絶対に似合うだろうな…
そんな妄想をしながらもある疑問が浮上した。

⏰:08/07/02 22:39 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#424 [YOU]
指のサイズ…何号だ?



振り返り凛を見ていると、疲れたのだろう、ソファにもたれて、意識が遠のいてる様子だった。




サイズが合えばこれにしよう。


店員に指のサイズを計りに行ってもらった。
本人は何をされているか全くわからず唖然と俺を見るばかりだった。


吹き出しそうだった俺は、口に手を当て見守っていた。

⏰:08/07/02 22:43 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#425 [YOU]
リングと指のサイズはピッタリだった。
すぐにラッピングしてもらい店を出た。



『あのネックレス買ったの?』


『違う…ほら、大切にしろよ』



手の平に小さな箱を渡すと眉間に皺を寄せて箱を振り出した。



『買わなくて良かったのに、どうして買うんだよー』

⏰:08/07/02 22:48 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#426 [YOU]
言ってる事とは裏腹に、歩きながらもラッピングを開けていく。


小さなボックスを開けた瞬間ピタッと立ち止まり動かなくなった。




『………これっ…』



『お気に召しませんか?』


下を向いたまま何も言わない。
もしかしたら、本当に気に入ってなかったのかも?と心配になった俺は覗き込んでみた。

⏰:08/07/02 22:53 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#427 [YOU]
顔を見てみると、瞳には涙が溜まっていた。



やばい…と思った俺は路地裏に連れ込んだ。


『どうした、何で泣くんだよ…笑ってくれ凛』




『だ…って……嬉しくて…』


胸に握りしめていたボックスを取り、リングを手に取って左手の薬指にはめた。

⏰:08/07/02 22:56 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#428 [YOU]
『よく似合ってるよ…』


額にキスを一つ落とした。
こんな路地裏で渡すなんて酷い男と言われるかもしれない…



一秒でも早く、俺の証をつけて欲しかった。



『ロク…キス……していい?』


突然の申し出に驚いたが、嬉しい。

⏰:08/07/02 23:07 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#429 [YOU]
『いい加減…さん付けやめろよ』



『ロク…ありがとう』


俺の両腕をしっかり持って背伸びをしてきた。



凛からのキスは…俺の心を一気に温かくしてくれた。

でも…こんな触れるだけのキスじゃ足りない。
腰を抱き寄せ、顎を上に向かせ…




深くて…熱いキスをした

⏰:08/07/02 23:17 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#430 [YOU]
『んン…ァ…ロク』



お互いに目が合って笑う。もう一度唇に軽くキスをした…


『食事どうする?』



『帰って作るよ、だって今日は記念日だよ!』


左手をゆっくり挙げて指輪を見せてくる。


その凛の幸せそうな表情…俺は一生忘れない。

⏰:08/07/02 23:21 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#431 [YOU]
『こんな路地裏で結婚式か?』


申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
もっと、雰囲気のある場所で指輪を渡したかった。



『ロクとなら…ドブの中でもいいよ』


俺の胸は締め付けられた。愛しくて…愛しくて…切ない。




荷物を持って路地裏から表通りに出て歩き始めた。

⏰:08/07/02 23:36 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#432 [さび]






⏰:08/07/02 23:48 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#433 [YOU]
『凛!!』



2人して振り返ると、全く知らない男が息を切らせて立っていた。


しかも…馴れ馴れしく呼び捨てなんかしやがって誰だこいつ。



『えっと…すみませんが、どちら様ですか?』



『何言ってるんですか!?涼ですよ!!小倉 涼!!』

⏰:08/07/03 22:42 📱:F905i 🆔:0fSmPjXE


#434 [YOU]
――小倉 涼?


考え込んでいると、隣で小倉とか言う男が凛に必死の形相で訴えかけていた。



『おい、こいつ記憶なくして本当に分からないんだ』




立ち話もなんだから3人で近くのカフェに入った。

⏰:08/07/03 22:55 📱:F905i 🆔:0fSmPjXE


#435 [YOU]
凛の表情は曇っていた…テーブルのしたから弱々しく手を握ってきたので、強く握り返した。



お互いに目が合って、俺は頷き微笑んだ。




前に座っている男は、俺の知らない凛を知っている。



呼び捨てにするぐらいだ、親しかったのは間違いないだろう…

⏰:08/07/03 22:58 📱:F905i 🆔:0fSmPjXE


#436 [YOU]
話を聞くとこの男は凛の会社の同期で親しかったらしい。
こいつがヤクザの息子と知っていても普通に接していたと…



そこまでは良かった…


『小倉君だっけ?凛とはどういった関係だったんだ?』



大人気なく俺はこの事が聞きたくて仕方なかった。もし、凛がこの男を愛していたら…



俺より…この男を…

⏰:08/07/04 23:52 📱:F905i 🆔:oksEoiBs


#437 [YOU]
『付き合ってました』



真っ直ぐな瞳で俺の目を見てきた。


嘘だろ…?この男と凛が付き合ってたとでも言うのか!?



確かに、姿をくらませた俺が100%悪いのは分かる、正面切って言われてみるとショックは大きい。




『嘘だ!!』

⏰:08/07/04 23:55 📱:F905i 🆔:oksEoiBs


#438 [YOU]
『凛?』



『凛!!本当です!!信じてください、嘘なんかじゃない!』


男も必死に訴えてる。こいつも…凛に相当惚れ込んでいたんだと…



『この人、絶対嘘ついてるよ!ロクもう帰ろう』

突然立ち上がり荷物をまとめて逃げ出すように歩き出した。
何か思い出したのか?その質問をする間もないぐらいの急ぎようだ。

⏰:08/07/05 00:00 📱:F905i 🆔:Ci7xlcfE


#439 [YOU]
俺も立ち上がり、急いで後を追いかけようとしたが、目の前には絶望感を漂わせた男がいる。



こいつには改めて話を聞かなくては…
名刺を一枚取りだし、テーブルの上に置いた。




『小倉君、これ俺の連絡先だ、また連絡してくれ話を聞きたい』


それだけ言って、凛を追いかけた。

⏰:08/07/05 00:04 📱:F905i 🆔:Ci7xlcfE


#440 [YOU]
『海堂 ロク…って、凛の好きな人だ…』










『凛、待てよ』



腕を引っ張りやっと止めた。
急にどうしたんだ?何かを思い出した?表情を見るとすごく怒ってるみたいだ。

⏰:08/07/07 23:22 📱:F905i 🆔:k2MQwEp2


#441 [YOU]
『どうした、そんな怖い顔して』



ゆっくり歩きながらしばらく凛は黙っていた。



『なんだか…わかんないけど…あの人の嫌いだ』

何かを思い出したわけではないらしい…
記憶はなくても拒否するって事は、よっぽどの事をされたのかもしれないな…

⏰:08/07/07 23:25 📱:F905i 🆔:k2MQwEp2


#442 [YOU]
もしかして…あいつに何かされたのか!?

そう考えるともの凄くイライラしてきた。
車中でお互い無言だった。




多分…お互い同じ事を考えているんだろう。
マンションのエレベーターの中でも言葉を交わす事はなかった。


今日の外出は失敗したかな…
申し訳ない気分になったが、俺にとっては収穫だ。

⏰:08/07/07 23:29 📱:F905i 🆔:k2MQwEp2


#443 [YOU]
凛の過去を知っている…ただそれだけだが、凛との関係が一番気になる。


いつかまたあの男とは出会うと確信した俺は、意識を凛に戻した。


家に帰り着き、部屋で着替えを済ませてリビングへ出てみると凛はキッチンに立っていた。



『お腹空いた?今日は食べきれない位作るから、ちょっと待っててね』

⏰:08/07/07 23:34 📱:F905i 🆔:k2MQwEp2


#444 [YOU]
凛に笑顔が戻っていた。良かった…
ソファに座ってテレビを観ていた。



凛が眠ったら徠に会いに行こう。
何かを知っているはずだ。


しばらくして声が掛かってテーブルを見ると山のようなご馳走が並んでいた。



『ロク、全部食べてね』

⏰:08/07/07 23:37 📱:F905i 🆔:k2MQwEp2


#445 [YOU]
そんな可愛い顔で言うな、と言いたい所だったが一生懸命作ってくれた思いが嬉しくて…ついつい抱きしめてしまった。



『ロク!!』



『ありがとう…』


耳元で囁いただけで真っ赤になっていた。
幸せを感じた、本当に…


ワインで乾杯をして、2人だけのささやかなお祝いが始まった。

⏰:08/07/07 23:42 📱:F905i 🆔:k2MQwEp2


#446 [YOU]
食事は本当に豪勢で美味しかった。



『旨かったよ、また腕あげたな』



『本当に?良かった』


片づけを一緒にやり、ワインとグラスを持ってソファに2人座り、飲みだした。



乾杯をしてテレビを観てたわいない話をしていた。

⏰:08/07/14 23:12 📱:F905i 🆔:iZ.q6EGQ


#447 [YOU]
ただ…昨日と少し違うのは、凛との距離。
べったりとお互いに体を寄り添っていた事…。



何かの不安から逃れるように。



『ロク?』



『んー?』


俺はテレビを観ながら返事をした。
しばらくの沈黙があったがあまり気にせず酒を飲んで話し始めるのを待っていた。

⏰:08/07/14 23:15 📱:F905i 🆔:iZ.q6EGQ


#448 [YOU]
『もし…僕の記憶が戻ったとしても…そばにいてくれる?』



テレビから目線を凛に向けた。
また何を言い出すかと思えば…



『もし…今日の男の人と…僕が…付き合っていたとしても…嫌いにならないって約束…してくれる?』


お互い視線を合わせたまま、今度は凛が俺の返事を待っている。

⏰:08/07/14 23:18 📱:F905i 🆔:iZ.q6EGQ


#449 [YOU]
『もし…お前の記憶が戻って、今日の男の方が俺より愛しているなら…あいつの元に戻ればいい』

『……………』



凛の顔が次第に歪んでいく…
酷い事を言っているのはわかっている。
でも、きちんと伝えなければ…




凛には…幸せになってほしい。


『その時は…心から祝福するよ』

⏰:08/07/15 23:38 📱:F905i 🆔:QIRVOqFM


#450 [YOU]
『…ロクッ……やだ…』


一体俺は何を言っているんだ?
一番離れたくないのは俺なのに…。


『今は…今だけは、俺だけの凛で居てくれ』



ソファでお互い向き合い話していた。
両手で涙で濡れた頬を包み込んだ。


こんなに愛しくて…誰にも渡したくないのに…

⏰:08/07/15 23:43 📱:F905i 🆔:QIRVOqFM


#451 [YOU]
『僕は…もし記憶が戻っても…ヒッ…ロクがいい!!ロクじゃないと…やだ!やだよぉ!!』



その言葉を聞いた瞬間、力の限りに強く…強く抱きしめた。



どうして…俺達はこんな不器用な道しか歩む事が出来ないんだろう…


せっかく出逢えたのに、幸せになりたいのに…




『僕…ロクから離れないから』

⏰:08/07/15 23:47 📱:F905i 🆔:QIRVOqFM


#452 [YOU]
俺に抱きついたまま話し出した。



『えっ?』



『ロクが僕を…嫌いに…なっても…まとわりついてやる…ストーカーになる!』


泣きながらも途切れ途切れに話していた。
しかも!鼻をズルズルさせながら言う姿が本当におかしい。



『ストーカー?それは困るな』

⏰:08/07/15 23:54 📱:F905i 🆔:QIRVOqFM


#453 [YOU]
『絶対に離れない!!』



腰に回していた手に力が入ってきた。

髪をかき上げて額にキスをして目を合わせた。



『俺も、凛を離さないよ…』



頬にキスをして、今度は優しく抱きしめた。




絶対…何があっても守るよ。

⏰:08/07/15 23:57 📱:F905i 🆔:QIRVOqFM


#454 [YOU]
凛が眠りに入って、徠のマンションへ向かった。インターホンを押して中から香澄さんが出迎えてくれた。




『久しぶりだな、どうした急に』


軽く挨拶を交わして用件を伝えた。



『凛の古い携帯持ってる?あれば貰えない?あと…聞きたい事があるんだけど』

⏰:08/07/16 23:13 📱:F905i 🆔:7NC1dRWE


#455 [YOU]
ベランダに出て、テーブルとウッドチェアがあったので、酒を飲みながら話をしていた。



古い携帯は徠が預かっていた、今でも使えるらしい…手にとってみると、あの頃と全く変わっていない。


しかも…俺が沖縄でプレゼントしたストラップ、ちゃんと付けてくれていたんだ。




やばい…嬉しいかも。

⏰:08/07/16 23:17 📱:F905i 🆔:7NC1dRWE


#456 [YOU]
頬が自然と緩む感覚を覚えた。
そんな事で今日は徠に会いに来たわけじゃない。

本題に入らなくては…
とりあえず携帯を開き、着信履歴を見てみた。



履歴には小倉 涼の名前が全てを埋め尽くしていた。


やっぱり…2人は付き合っていたんだと思った。


『小倉 涼が気になるか?』

⏰:08/07/16 23:22 📱:F905i 🆔:7NC1dRWE


#457 [YOU]
『うん、知ってる事があれば教えて欲しいんだけど』



徠はグラスの酒を一気に飲み干してゆっくり話し出してくれた。



小倉 涼は会社の同期で、凛がヤクザな家系と知っていながらもめげずに屋敷に通っていたらしい。



凛にとって、唯一の友人だそうだ。

⏰:08/07/16 23:25 📱:F905i 🆔:7NC1dRWE


#458 [YOU]
『付き合ってたんじゃないの?』




『やってはないな…』



『徠!!』

思わず大きな声が出てしまった。
徠はニヤリと笑ってグラスを傾け話を続けた。


涼は相当凛に惚れ込んでいたし、何度も告白したが、ことごとく断られたらしい…

⏰:08/07/16 23:29 📱:F905i 🆔:7NC1dRWE


#459 [YOU]
『好きな奴がいるっていったんだぞ?あの凛が…よく流されなかったよなぁ』




『確かに…』


話を聞いているだけでもハラハラする。
徠が立ち上がり部屋に入って何かを持ってきた。

椅子に腰掛けこっちに何かを投げてきた。
なんだ?パスケース?恐る恐る開けてみると…



『…嘘だろ』

⏰:08/07/17 23:28 📱:F905i 🆔:vNYTxXQg


#460 [YOU]
笑ってる…普通に気持ち悪い、俺が笑ってる。



『それを涼って奴に見せつけてやったらしい』


なぜだかわからないが、徠は楽しそうに話していた。

凛を何度か試して2人で遊びに行かせたりもした事、思わず俺がそんな事をした徠を殴りそうになったのは、言うまでもない…



『一発喰らったよ…あの泣き虫坊ちゃんに、ふざけるな!お前に何がわかるんだ!!ってな』

⏰:08/07/17 23:34 📱:F905i 🆔:vNYTxXQg


#461 [YOU]
『凛が徠を殴ったのか??』



うなずいて嬉しそうにまた笑う。
目を細めて当時を思い出してるかのように…。


良かった、凛が殴ってくれて。




『お前等は本物だって分かって良かったよ』


こっちを見てニヤリと笑う、でも…徠が居てくれたから今の俺たちはあるんだ。

⏰:08/07/17 23:37 📱:F905i 🆔:vNYTxXQg


#462 [YOU]
自分の幸せを後回しにして俺たちを再び逢わせてくれた。



『ありがとう、徠』


良かった…小倉 涼と何もなくて、でも…あいつは今から厄介な存在になるだろう。

なんとなくそんな予感がした。




徠と香澄さんに別れを告げてマンションを後にした。

⏰:08/07/17 23:41 📱:F905i 🆔:vNYTxXQg


#463 [YOU]
自分のマンションに戻ったのは深夜だった。
なんか今日は疲れた…日頃浴びない太陽にしっかり当たったし…



少しドアが開いている凛の部屋に入った。
よほど今日疲れたんだろう、ぐっすり眠っている。




左手の薬指を見ると、今日プレゼントしたリングが光っていた。

⏰:08/07/17 23:45 📱:F905i 🆔:vNYTxXQg


#464 [YOU]
『……ンッ…』


今何時だ?どこだここ…回りの悪い頭をフル回転して考えていたら、胸の辺りに暖かい感触があった。



くせっ毛のこの髪は、凛だ。
そっか…寝顔をしばらく見ていていつの間にか布団に潜り込んだんだ。


しかも、着替えもせずそのままだし…

⏰:08/07/19 23:35 📱:F905i 🆔:US5RbneI


#465 [YOU]
頭にキスをしてベッドからでしょう出ようと試みたが、しっかりと腕と足が回されていて、動けない…



また眠りに入るなんてできないし…
脱出を決意した俺は、静かに腕を解いていったが、足が絡められてやはり身動きがとれない。


こいつ…こんなに寝相わるかった?と感じる程しっかり絡みついている。


大きなため息をついて目を閉じたのは言うまでもない…

⏰:08/07/19 23:39 📱:F905i 🆔:US5RbneI


#466 [YOU]
『ロク…ロクッ!!起きてよ』




『んー…』


目を開けると今度は俺が凛の胸に顔を埋めていた。
どうやら朝らしい…困った顔をして俺を見ている。



『おはよ!』



『………はよ』

⏰:08/07/19 23:41 📱:F905i 🆔:US5RbneI


#467 [YOU]
低血圧な俺はとにかく朝が弱い。
そんな事を知ってか、着替えを手伝ってくれている。



『誘ってんの?』


思わず口からこぼれてしまった。




『なっ!!何言ってんだよ朝から』



着替えを思い切り顔にぶつけられてしまった。

⏰:08/07/19 23:44 📱:F905i 🆔:US5RbneI


#468 [YOU]
シャワーを浴びてリビングへ戻ると、朝食が出来ていた。



『いただきます』




そうだ…古い携帯渡さないと、俺は部屋に戻り携帯を手にした。
渡す前に電話帳を確認してみると、父や母の番号は無くなっていた。



多分、徠がやってくれたんだろう。

⏰:08/07/19 23:47 📱:F905i 🆔:US5RbneI


#469 [YOU]
『根回しがいいね…』



独り言を言いながら、部屋を後にした。




『ほら、携帯…昨日徠にもらっておいた』



『僕の?』


不安そうに携帯を手にして、開けていた。

⏰:08/07/19 23:49 📱:F905i 🆔:US5RbneI


#470 [我輩は匿名である]
『ロク…』



自然と凛の手を取り、「大丈夫」と伝えた。



『今度から、ちゃんと持っていろよ?後…俺を登録してくれ』


よく考えてみたら、凛に番号を教えてない事に今更ながら気付いた。



目の前の凛が首を傾げている。

⏰:08/07/19 23:53 📱:F905i 🆔:US5RbneI


#471 [我輩は匿名である]
『ロクが2件入ってる、番号も違うし…』



ヤバい!!と思った瞬間、携帯を奪い取り、確認すると、昔の番号が入っていた。


同じ名前なんていいわけもおかしいし…



『気にするな、そのうちわかる』


苦しい言い逃れをして、反応を待つが、意外に気にしていなかったのは幸いだ。

⏰:08/07/22 12:28 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#472 [YOU]
『でも…携帯二つもいらないよね』



確かに俺の心情からしたら古い携帯を解約して欲しいんだけど、強制するのは好きじゃない。



『こっち、いらないよ!!』




『はっ?』


立ち上がり、凛はバルコニーに出て行った。

⏰:08/07/22 12:30 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#473 [YOU]
少し間があいてバルコニーに出ようとしたら、ガシャンとガラスの割れたような音がした。



まさか!!と思いバルコニーに出ると、レンガを手に持って古い携帯を壊している。


『凛!やめろ!!』




『もう壊れた…』


隣にしゃがみ込み、大きなため息をついて携帯を手に取った。

⏰:08/07/22 12:34 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#474 [YOU]
真っ二つになって使える状態じゃなくなっている。
当の本人は、悪気なんて全くない顔をしていた。


『全く…お前は極端なんだよする事が』


それに…今番号教えたばかりなのに。




『ロク?』



『なんだ?』

⏰:08/07/22 21:07 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#475 [YOU]
申し訳なさそうに何かを言おうとしているのが分かった。
言わなくても先がわかる…。



『もう一回番号教えて』


上目使いで見るなよ…
しばらく見つめ合い、顔をゆっくりと近づけていった。


―――チュ…



『来い、次やったら2度と教えないからな』

⏰:08/07/22 21:09 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#476 [YOU]
『……はい』



いきなりのキスで相当驚いたのかは知らないが、中々戻ってこない。


俺はタバコを吸いながら待っていた。
しばらくして戻ってきて番号を教え、一段落した。




『ただいまぁー!疲れたぁ…お腹空いた』

⏰:08/07/22 21:13 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#477 [YOU]
タイミングよく雪が帰ってきた。
凛は雪が戻ると本当に嬉しそうだ。



そんなに俺と一緒は嫌なのか?
軽くショックを覚えながら2人を見守った。


なんか…俺女々しくなったな…歳とったからか?


雪がキッチンへ行き、昼ご飯の準備をしている凛に体を密着させて2人で楽しそうに話をしている。


俺にしてくれたらいいのに…

⏰:08/07/22 23:05 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#478 [YOU]
イライラしながら新聞を見ていた。
でも2人が気になってすぐに視線を戻す。


俺の視線に雪が気づいて目が合った。
最初は怪訝な顔をしていたが、次にはニヤリとと笑い凛の腰に手を回しだした。



肩に頭を置いて、わざとイチャつきだした。



駄目だ…我慢の限界だ。

⏰:08/07/22 23:08 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#479 [YOU]
『怖い顔した人がいるけど、凛ちゃんどうするぅ〜?』



雪…お前が妹じゃなかったら、確実に殺してるぞ!?


声を掛けられて手を止め、凛がこっちを向いた。確実におびえている…お前は悪くないのに。




『コロン!!散歩行くぞ』

ワン!!と嬉しそうにリードを持ってきたので、そのまま外へ出て行った。

⏰:08/07/22 23:14 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#480 [YOU]
『ロク…何で機嫌悪いの?』



『さぁ…』


雪はニコッと笑って、つまみ食いをしていた。









タバコを吸って少しだけイライラが収まった。
雪にまで嫉妬心むき出しだなんて…重症だ。

⏰:08/07/22 23:16 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#481 [YOU]
マンションに戻るとリビングから騒がしい声が聞こえる。


本当…雪の前じゃリラックスしてるな。




『ただいま…』


2人揃って「おかえり」と言った。
なぜかその光景が妙におかしくて。



『お前達の方が兄妹みたいだな…』

⏰:08/07/22 23:20 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#482 [YOU]
ただ、一言いっただけなのに…2人揃うと10以上も返ってくる。


手を洗いに行っている間にも2人は何かしら楽しそうだ。



3人で食事をするのは楽しい。
雪が一人で話し続けるだけだが、落ち着く…。





俺は夕方から仕事へ向かった。

⏰:08/07/22 23:36 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#483 [YOU]
いつものように野崎と2人で今日の予約状況や打ち合わせをしていた。



ノック音がして、従業員が入ってきた。



『何?』


『小倉さん?て人がオーナーに会いたいって』


…小倉?あぁ、あいつか、中へ通してもらい、待ってもらった。


『大丈夫ですか?』

⏰:08/07/22 23:40 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#484 [YOU]
何かを察知してくれたのだろう…
野崎が声を掛けてきた。


『大丈夫、後よろしく』

それだけ伝えて俺は2階の仕切られたBOX席へ向かった。

店は開店していて、ありがたいことに繁盛している。



『失礼します』


中に入ると緊張した面持ちで小倉 涼は座っていた。

⏰:08/07/23 22:23 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#485 [YOU]
俺の姿を見て立ち上がり自己紹介をしてきた。



『どうも先日は、小倉です』



『そんなに固くならなくていいよ』


年は大して代わらないだろう、背は俺と同じぐらい。
自分で思うのは変かもしれないけど…似ている。

⏰:08/07/23 22:26 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#486 [YOU]
凛も…多分こいつに少なからず惹かれていたんだと思う。



『何か飲む?』


『いえ、手短に済みますから』


とりあえずウーロン茶を差し出した。
喉が渇いていたんだろう、一気に飲み干した。



『何か聞きたい事あるから来たんだろ?』

⏰:08/07/23 22:32 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#487 [YOU]
タバコに火をつけて一息はいた。
彼は拳を握り、背筋を伸ばして聞いてきた。




『海堂さんは…ヤクザなんですか?』


なにを聞いてくるかと思ったら…
あまりのベタな質問で笑いそうだった。



『だったらなに…?』


こいつ…いい眼してるな、思い切り睨みつけてきやがる。

⏰:08/07/23 22:37 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#488 [YOU]
相当…惚れ込んでるんだろうと感じた。



『凛と付き合ってるんですか?』


こいつ…まだ諦めてないんだ。
真っ直ぐと凝視してくる。



『うん』



『遊びだったら別れて下さい』

⏰:08/07/23 22:43 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#489 [YOU]
『何でそう思う?』



俺は表情を変えない…。凛以外の者にはいくらでも冷酷になれる。

ましてや凛に近づこうとする者なら尚更だ…。



さっきのしたたかさはどこえやらだ。
急に立ち上がり怒鳴りだした。



『凛を一人ぼっちにして、何年も音沙汰なして!!今更よりを戻すなんて…都合よすぎるだろ!!しかも…事故に遭ったのもあんたのせいだ!!』

⏰:08/07/23 22:55 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#490 [YOU]
『何でそうなるんだ?』



『あの日…ツッ…カフェにあんたを捜しになんか…行かなければ!!』


吐き出すように訴えかけてくる。
分かってる…そんな事、俺が凛を傷つけたと…



『言いたい事はそれだけか?』


もう一度、小倉 涼は拳を握り返して言った。

⏰:08/07/23 23:13 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#491 [YOU]
『絶対諦めませんから!!』


それだけ言い放って、出て行った。


宣戦布告だ…面倒の芽は早めに摘み取らないと後から大変な事になりそうだ。



大きなため息をついて、座席にうなだれた…
ノック音と同時に野崎が入ってきた。




『お疲れさまです』

⏰:08/07/23 23:15 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#492 [YOU]
『何かあった?』



『いえ…何も…』


そうか…と言う事しか出来ない位疲れた。



『帰られた方がいんじゃないですか?』


目頭を押さえながら立ち上がった瞬間立ちくらみがしたけど、軽いもんだ。



『大丈夫だ、みんな頑張ってるし』

⏰:08/07/23 23:18 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#493 [YOU]
各自仕事に戻り、今日を終わろうとしていた。



最近…恥ずかしい話、一人での眠りがやたら浅い。
凛と一緒に眠ると、一度も起きることなく眠れる俺がいる。




『まるで…ガキだな…』


自分に笑えてくる。時計を見ると早朝5時だ。

⏰:08/07/23 23:20 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#494 [YOU]
今日は週末と言うのもあって、客が中々ひかなかった。


店のスタッフに挨拶をして解散した。




マンションの駐車場に車を停めエントランスに向かう。
ネクタイが息苦しかったので外しながらエレベーターに乗った。




今日は…色んな意味で疲れた…。

⏰:08/07/23 23:23 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#495 [YOU]
カードキーを取り出し、差し込んだ瞬間!!ドアが勢いよく開いた。



『うわっ…!!』



『ロク!!』



なんだ!?何があったんだ?



『凛どうした!?何かあったのか?』

⏰:08/07/23 23:26 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#496 [YOU]
今にも泣き出しそうな顔でコロンを抱っこしていた。
まさか…小倉 涼がここまで来たか??



『何かあったじゃないよ!!』


えっ?なんで怒っているんだ…大きな声で怒鳴りつけられながら、玄関を閉めた。



『どうしたんだ…言ってくれ』

⏰:08/07/23 23:28 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#497 [YOU]
凛はと言えば…まだ俺を睨みつけている、
まぁ…俺からすれば怒ったうちには入らないが…



『………バカ』



『なんでだよ…』




『どれだけ心配したと思ってんだよ!!』


『心配してくれたのか?』

⏰:08/07/23 23:31 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#498 [YOU]
瞳からは涙が溢れている。考えてみたらこんなに遅く帰った事…今までなかったかな…?



『良かった…』



俺の胸に顔を埋めて泣いている。




『ごめん…』


頭を撫でて、小さな肩を抱きしめた。
気がつけば凛は…声を出して泣いていなかった。

⏰:08/07/23 23:33 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#499 [YOU]
俺と離れている間に…声を殺して泣くようになったのかと思うと…とてつもなく苦しくなった。



リビングへ行き、ソファに座らせた。




『タバコ臭い…』


『風呂入ってくるよ、待ってろ…』



凛を残し急いで入った。なんだか…体が妙にしんどい…。

⏰:08/07/23 23:36 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#500 [YOU]
風邪でも引いたかな…?風呂から上がると、凛はキッチンに立っていた。


『スープ作ったから飲む?』


リビングにはいい香りが充満していた。
食欲なかったが、スープなら飲める。


一気に飲み干し、お腹が満たされた俺は、一気に睡魔に襲われた。
ソファに座ってきた凛に、今日ぐらいは…甘えてもいいかな。


『ロク!!』

⏰:08/07/23 23:39 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


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