・・万華鏡・・
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#392 [果樹]
あたしはぎこちなく立ち上がり啓祐と向かい合わせになる。

「あ、あたし啓祐とはもう終わってるから・・・ヨリ戻す気もないし」

「は?ヨリ戻す気は俺にもねぇけど。ただやらせろって言ってんの」

・・・・・・え?

何言ってるの?

⏰:08/07/29 19:57 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#393 [果樹]
「い・・・いや」

私は勇気を振り絞って啓祐に自分の意思を伝えた。

震えて今にも崩れそうな足を床につけて踏ん張る。

啓祐は自分の嫌なことがあるとすぐ物に当たったり私を殴ってくる人だった。

だから怖い。
啓祐の逆鱗に触れたら私は間違いなく殴られるだろう。

⏰:08/07/29 19:58 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#394 [果樹]
ぎゅっと目を瞑って啓祐の言葉を待つ。


・・・・・・・・・。

長い沈黙の後、それを打ち破るように啓祐が口を開く。

「お前誰に向かってそんな口きいてんだよ!!」

ガンッという音と共に啓祐の側にあった机が大きな音を立てて倒れた。

⏰:08/07/29 19:59 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#395 [果樹]
ビクッと体が跳ねる。

「ヤらせろよ」

「い・・や・・・・・キャッ!」

二度目の否定をしたところでいきなり腕を掴まれて啓祐に引っ張られた。

「口ごたえしてんじゃねぇよ」

パシンッと乾いた音と頬に走った痛みが啓祐に叩かれたことを私に認識させた。

⏰:08/08/02 17:56 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#396 [果樹]
「真ー理奈♪まだ俺のこと好きなんだろ?」

ぎゅっと啓祐に抱き締められたが私は頬を押さえたまま呆然と立ち尽くすことしかできなかった。

恐怖で頭が混乱して今から何をされるかわかっているのに抵抗できなかった。

私はぎゅっと固く目を瞑って今ある恐怖をやりすごすことだけに専念した。

「気持ちよくしてやるからな?」

⏰:08/08/02 17:56 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#397 [果樹]
ちゅっと首筋に啓祐がキスを落とす。

嫌なのに抵抗できない・・・。

助けて・・・逃げたい・・・。
誰かっ・・・!!

心の中で叫んでも誰も来ないのはわかってる。

だけど望んでしまう。
助けて・・・と。

⏰:08/08/02 17:57 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#398 [果樹]
ダンッ!!

「痛っ」

啓祐に押し倒されて机に仰向けにされた。

押し倒された時に打ったようで肩が痛い。

啓祐の手が制服の上から胸を触る。

キモチワルイ・・・。

「いや・・・いやー!!」

⏰:08/08/02 17:57 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#399 [果樹]
―ガラガラッ

私が叫んだ直後に教室のドアが開く音がして啓祐の顔がそちらに向く。

私も少し顔を上げて見ると入り口には不機嫌そうな柴浦が立っていた。

「お取り込み中か?」

「見りゃあわかんだろ」

いつもより低い声の柴浦。

⏰:08/08/02 17:58 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#400 [果樹]
啓祐はだるそうに柴浦を睨みながら言う。

「そりゃあ悪かったな。でも」

言葉の途中で柴浦は早歩きでこちらに向かってきて私の手首を掴むといきなりグイッと引き寄せ、

「笹原は返してもらう」

とだけ言って、そのまま呆然とする啓祐を残し、私の手を引いたまま教室の外へ連れだした。

⏰:08/08/02 17:58 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#401 [果樹]
読んでくれている方いらっしゃるのでしょうか?
もしよろしかったら感想ください

⏰:08/08/02 17:59 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


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