・・万華鏡・・
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#492 [果樹]
「だからぁさっき母ちゃんからの土産もらってきたつってんの!」

「おっマジで?!」

食い物の話に釣られて哲が前のめりで聞いてきた。

「ほら」

「やりぃ!サンキュー倉!ほれみんな食い物だぞー」

哲はニカッと笑ってから、俺が渡した土産を配りにみんなのとこへ行った。

⏰:08/09/26 03:33 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#493 [果樹]
あれ、そういえばさっきの子どっかで・・・。

えーっと・・・。

俺はふと、さっき土産をあげた子のことを思い出したが、結局誰かわからなかったので、諦めて弁当の残りをかきこんだ。

――――――――――・・・・

「あ、いたいた。おーいつる子ー」

⏰:08/09/26 03:33 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#494 [果樹]
後ろから麻衣の声が聞こえたと思い振り向けば、案の定麻衣がこちらへと走ってきていた。

「帰ってくるのが遅いと思って探しに来てみれば。やっぱりこんなところにいた」

ぷくーっと頬に膨らませて麻衣は、冗談めかしく怒る。

「あれ?何それ?」

麻衣が私の掌を指差しながら首を傾げる。

⏰:08/09/26 03:34 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#495 [果樹]
私の手にはさっきオレンジ頭の男の子からもらった赤い包み。

「どっかの国のお菓子だって」

「は?」

更に首を傾げる麻衣を横目に、私は赤い包み紙を開けて中のお菓子をポイッと口の中に放り込む。

口の中にはほのかな甘さが広がり、クッキーの様な歯応えがあってとてもおいしい。

⏰:08/09/26 03:35 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#496 [果樹]
「あ゙!ずるい!」

「あーはいはい。ごめんね」

私はすねる麻衣の口に残りのお菓子を放り込む。

「あ!おいしい」

頬に手を当てて、嬉しそうな顔をする麻衣に笑いかけ私は教室に足を進める。

「ねっねっ!あのお菓子誰に貰ったの?」

⏰:08/09/26 03:35 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#497 [果樹]
廊下を歩きながら麻衣が興味津々といった顔で、聞いてきた。

「えーっと・・・」

私はあの菓子をくれた男の子のことを思い出す。

「アレンジ頭」

「は?」

私の返答に、麻衣の頭にはてながいくつも浮かんだ。

⏰:08/10/05 00:15 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#498 [果樹]
あ。
お礼言い忘れちゃった・・・。

――――――――――・・・・

「くそーたなっちめぇ。長々と世間話なんかしやがって。おかげでもう真っ暗じゃんかー!」

担任に話があると呼ばれた俺は、結局担任の世間話につき合わされた挙句、下校時間もとっくに過ぎてしまった。

⏰:08/10/05 00:16 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#499 [果樹]
「あ。くっそーっ負けたぁ!あ・・・?うわーーっ!」

ズダダダダダダダァン!

「いってーーぇ・・・」

凄い音と共に俺は階段から盛大に落っこちてしまった。

はぁ・・・人がいなくてよかった。

こんなださい姿見られたら俺は国外に逃亡するしかない。

⏰:08/10/05 00:18 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#500 [果樹]
「あれ?」

「あ?あれ?君は・・・」

上から声が聞こえたと思い見れば、階段の踊場に少女が立っていた。

「大丈夫ですか?」

タンタンと軽やかに少女は階段を下りてくる。

「はい。落し物」

俺の側まで来た少女の手には、ゲーム機。

⏰:08/10/05 00:18 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#501 [果樹]
それもそのはず、俺はこのゲーム機に熱くなりすぎて階段から転げ落ちてしまったのだから。

「ごめんね。ありがと」

俺は苦笑いで少女からゲーム機を受け取る。

「ゲームしながら歩いていたら危ないですよ?」

受け取る瞬間にクスッと笑われて昼休みにあったことを思い出す。

⏰:08/10/05 00:19 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


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