・・万華鏡・・
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#81 [果樹]
上体を起こした俺に咲良は小首を傾げる。

「ずっと言えなかったんだけどさ・・・。俺、お前が好きだよ」

「―――――っ!」

咲良の顔は驚いていてみるみる真っ赤になっていった。

「さっ卒業式に行くか!」

⏰:08/06/02 14:34 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#82 [果樹]
立ち上がって制服についた葉を手でぱんぱんと払いとり校舎に歩き出そうとした俺は、強い力に引き留められ進むことが出来ない。

後ろを振り返ると、咲良が俺のブレザーの裾をぎゅうっと両手で掴んでいた。

「あっあのね!」

「うん?」

俺は肩越しに咲良を見る。

⏰:08/06/02 14:36 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#83 [果樹]
咲良はうつ向いているが耳まで真っ赤になっていた。

「あたしも!あたしも千晃くんのこと・・・好きだよ」

「うん♪知ってる」

「なっ・・・!」

咲良は真っ赤な顔で俺をみて口をぱくぱくしている。

俺は咲良の方に振り向き、咲良と向き合う。

⏰:08/06/02 14:37 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#84 [果樹]
「クス・・・大好きだ咲良」

ちゅっと不意打ちで咲良の唇にキスをすれば咲良は顔を更に真っ赤にして「もうっ」と俺の胸を叩いてきた。


そしてすぐにいつもの優しい笑顔でふわっと笑ったんだ。

⏰:08/06/02 14:45 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#85 [果樹]
なぁ咲良。


俺たちの出会いはこの桜からだったな。

じゃあ今度はここから恋愛を始めようか・・・。



【桜咲クミライ恋ユメ】

―End―
.

⏰:08/06/02 14:51 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#86 [果樹]
.

あなたを見ている時間だけは幸せに包まれる。



story 2

【レンズ越しの恋】

.

⏰:08/06/03 02:27 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#87 [果樹]
あーやっぱり冴木先輩かっこいいなぁ。

あの取り巻きさえいなければ私が今頃!

・・・って何自惚れているんだろう私は。

はぁ・・・。


私は神田涼子。

私は毎朝、この渡り廊下から登校してくる冴木先輩を見ている。

⏰:08/06/03 05:15 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#88 [果樹]
冴木先輩とはあたしの想い人。

学校の中でもかっこいいと有名で、いつも周りには取り巻きの綺麗なお姉さま方。

三年生の冴木先輩に二年生の私が寄り付けるわけもなく、ここから見てることしか出来ない私。

はぁあー。

「また明日来よう」

私は渡り廊下を降りて教室に向かった。

⏰:08/06/03 05:15 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#89 [果樹]
だけど冴木先輩にみとれていた私は、渡り廊下にもう一人居たことに気が付かなかった。


「んーええ写真や。タイトルはさしずめ『切ない心』やろか?」


――――――――・・・・


あー今日も冴木先輩かっこいい。

また今日も私は、渡り廊下で冴木先輩を見ている。

⏰:08/06/03 05:16 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#90 [果樹]
軽くストーカーだ・・・。


今日は青空で気持ちがいいし、天井の無いこの渡り廊下はあたしの大好きな場所だ。

なんていったって冴木先輩も見れるし!


カシャッ

え?

「タイトルは『熱視線』。んー我ながらええタイトルや!」

⏰:08/06/03 05:45 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


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