・・万華鏡・・
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#251 [果樹]
総、寒くないのかな・・・?

あのままじゃ風引いちゃうかも・・・。

・・・よしっ!


「総?」

「ん?まだ起きてたのか?つかさ」

私が総に声をかけると背中を向けていた総がこっちを向いた。

⏰:08/06/09 05:12 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#252 [果樹]
「あ、あの・・・床じゃ痛いでしょ?よかったらこっちこない?」

「は?」

総はまぬけな声を出す。

私の顔はきっと恥ずかしさで真っ赤なはずだ。

現に今だって心臓が激しく脈を刻んでいる。

「つかさ、それ意味わかっていってるのか?」

むくりと起き上がって聞く総。

⏰:08/06/09 05:12 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#253 [果樹]
総の表情は暗くてよくわからなかった。

「はい・・・」

「ふぅん。そんじゃご相伴に預かりますか」

そういうと総は立ち上がって私の眠るベッドに近付く。

ギシッとスプリングが鳴り、総はベッドに身体を預ける。

私は総と向き合って眠るのはさすがに恥ずかしかったので、総に背中を向けて眠ることにした。

⏰:08/06/09 05:13 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#254 [果樹]
・・・・・・眠れない。

背中に総を感じる。

シングルベッドだからさすがに二人で寝るには厳しいものがある。

総の体温を背中に感じて恥ずかしくなる。


「つかさ。そんな隅っこにいたら落っこちるよ?もっとこっち来れば?」

「え?」

⏰:08/06/09 05:13 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#255 [果樹]
総の声が聞こえた瞬間、肩を掴まれて、反転させられた。

総の顔が近い。

「ほら・・・おいで」

そういって総は背中に手を回して引き寄せる。

私は総の胸に身体を密着させて、抱き締められるような形になった。

「おやすみ」

上を少し見上げると目を瞑って総は寝る体勢にはいっていた。

⏰:08/06/09 05:14 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#256 [果樹]
え?ええ?
これで眠れっていうの?

嘘でしょ!?

恥ずかしくて眠れないわよぉ!


すぐ近くでは総の心臓がトクントクンと脈を打っている。

あ・・・心地いい音。

あったかい。

「おやすみなさい・・・」

⏰:08/06/09 05:15 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#257 [果樹]
私もぽつりと呟いて目を閉じた。


――――――――・・・・


「んー・・・」

目を覚ますと見知らぬ天井が、目の前にあった。

ここ・・・どこだっけ?

私は何回か瞬きを繰り返して、自分がいる場所を確かめた。

⏰:08/06/09 05:16 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#258 [果樹]
あ、そっか。
昨日先生が家から連れ出してくれて、それで・・・。

それで・・・。

ん?なんか枕硬い?

少し顔を動かして見てみると総が隣で静かに寝息を立てていた。

そして私の頭の下には総のたくましい腕があった。

「きっ・・・!」

私は大声で叫びそうになった自分の口を急いで手で塞ぐ。

⏰:08/06/09 17:05 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#259 [果樹]
「んん゙・・・」

隣で眠っていた総が少し声を洩らす。

しかし総はまたすぐ寝息を立て始めた。

私は総が起きなかった事にほっと静かに胸を撫で下ろして、またそーっと総の顔を見る。

今までは総の顔をしっかり見たことなんてなかったが、総はよく見ると端整な顔立ちをしていた。

⏰:08/06/09 17:06 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#260 [果樹]
長いまつげに薄い唇、スッと通った鼻筋と綺麗に弧を描いた眉そして綺麗な黒髪。

街を歩けば女の人が振り返るような美形だ。

総は彼女なんていないのだろうか?

もしいたら、私なんかにかまっている時間なんてないだろうけど。

じっと総を見ていたらおもむろに総の目が開いた。

⏰:08/06/09 17:06 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


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