・・万華鏡・・
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#477 [果樹]
美少女か・・・
俺には無縁の話かな。
――――――――・・・・
「つる子ー!!」
名前を呼ばれて振り向くと、走りながらこっちに向かってくる人影がいた。
あ、ちなみにつる子は私の愛称。
「麻衣」
:08/09/11 06:52
:P902iS
:☆☆☆
#478 [果樹]
走ってきたのは友達の麻衣。
「まぁた告られてたでしょー」
にやにやと笑いながら麻衣は脇腹をこずく。
「覗き魔」
ぼそりと呟くと麻衣は「酷い!」と言ってよろめき三文芝居を始めた。
:08/09/11 06:53
:P902iS
:☆☆☆
#479 [果樹]
「覗きなんて・・・!あたしは純粋につる子が心配で」
「はいはい」
いい加減このやりとりにも飽きた私は、麻衣を適当にあしらう。
「それで?それで?なんて返事したの?」
さっきの三文芝居はもうやめたらしく、麻衣はまたにやにやと笑いながら私の顔を覗きこんできた。
:08/09/11 06:53
:P902iS
:☆☆☆
#480 [果樹]
「別に?いつも通りだよ。」
「また?もうちょっとは告白してくる人の身になって返事してあげたら?」
またいつものお説教か。
麻衣は私がいつも通りの“ごめんなさい”という言葉で、告白してきた相手を振ると必ずお説教をしてくる。
「わかったって。ほら行こう!授業始まっちゃう」
:08/09/11 06:54
:P902iS
:☆☆☆
#481 [果樹]
始まると長いので、私は麻衣のお説教が始まる前に麻衣を急かし、教室へと急いだ。
――――――――・・・・・
昼休み
飯を食う為に、弁当を持ちみんなのところへ、ルンルン気分で行こうとした時、放送が流れた。
ピンポンパンポーン
『1年С組、倉橋空。至急職員室まで来なさい』
:08/09/11 06:54
:P902iS
:☆☆☆
#482 [果樹]
・・・・は?俺?
「なんだ倉〜?なんかやらかしたのかぁ?」
哲がからかってきた。
「し、してねぇ!」
と思うがわかんねぇ・・・。
「とりあえず俺行ってくるわ!」
:08/09/12 01:08
:P902iS
:☆☆☆
#483 [果樹]
弁当を机の上に置き、俺は職員室へ急いだ。
・・・・・・・・・・・・・・・
「失礼しましったー」
ガラガラガラ・・・パタン
はー何だよ。
焦って損したぁ。
俺が職員室へ呼ばれた理由。
それは、母ちゃんからの土産の礼だった。
:08/09/12 01:09
:P902iS
:☆☆☆
#484 [果樹]
俺の母ちゃんと父ちゃんは、世界中飛び回ってる翻訳家とカメラマンで、結構名前は知れてんだ。
けど何故か、行った先の外国の土産を学校に送りつけてくるっていうちょっと変わった人たち。
いつもは学校側から礼の電話をしてるらしいんだけど、前に母ちゃんが
「たまには空の声も聞きたい!」
:08/09/12 01:09
:P902iS
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#485 [果樹]
とか愚痴ったお陰で、担任に
「今日はお前から電話してやれ!」
とか頼まれた。
はー母ちゃんと話すと長くなるから極力電話は避けてたのに最悪だ。
案の定休み時間を20分も削られた。
元気そうで何よりだったけど、貴重な休み時間を削られたのは痛い。
:08/09/12 01:09
:P902iS
:☆☆☆
#486 [果樹]
昼飯をゆっくり食う時間がなくなったことに、俺は肩を落とし、一人とぼとぼと廊下を歩いていると、向こうから本を読みながら歩いてくる子が視界に入った。
あのままじゃ壁に激突するんじゃないかなーと思った矢先、彼女は壁に一直線に進む。
「うわっ前!前ー!」
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「うわっ前!前ー!」
:08/09/12 01:10
:P902iS
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