・・万華鏡・・
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#522 [果樹]
横では哲がまだ何か言っていたが、俺はそれを遮断するように眠りについた。

――――・・

「どーゆうことなの?!隠し事はなしでしょ?!つる子ー!」

はぁうるさい・・・。

私は後ろからキャンキャン聞こえる声に心の中で深い溜め息をつく。

⏰:08/10/14 10:41 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#523 [果樹]
倉橋くんと別れてから麻衣はずっとこの調子で、
「何?どうゆうこと?!」
「教えて!」
と倉橋くんとのことを聞いてくる。

正直面倒臭いから嫌なのだ。

「つる子ってばー!」

「わかったわかった。後で話すから・・・」

嘘だけど。

⏰:08/10/16 10:24 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#524 [果樹]
「とか言ってつる子の後ではいつもないじゃない」

見抜かれてる・・・。

麻衣とは長い付き合いなので誤魔化しは通用しない。

私は観念して長い溜め息を吐く。

「倉橋くんとは・・・あのお菓子を貰った日に知り合ったの」

「えぇ?!あのお菓子くれたのって倉橋くんだったの?」

⏰:08/10/16 10:25 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#525 [果樹]
麻衣が身を乗り出すようにして聞いてくる。

私はこくりと小さく頷く。

「でもちゃんと話したのは昨日の放課後だよ」

「そうだったんだぁ・・・。なんか以外」

「何が?」

麻衣の発言に私の頭の上には無数のハテナマークが飛ぶ。

⏰:08/10/16 10:26 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#526 [果樹]
「つる子のタイプってあーゆーのなんだぁって思って。まぁ倉橋くんとつる子なら釣り合うからいーけどさぁ」

「・・・は?!」

麻衣の突拍子もない発言に私は、目玉が飛び出すくらい目を開いた。

「え?違うの?」

「違うも何もあたし倉橋くんのことよく知らないし。だいたい会った次の日に好きとかありえないでしょ」

⏰:08/10/16 10:26 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#527 [果樹]
私は呆れながらも麻衣を見ると麻衣はどこか納得していないようで
「そーかなー?」
なんて言っている。

・・・ありえないよ。

――――・・

「あーもう駄目だ。俺限界・・・」

ヘロヘロになった哲がドサッと地面に腰を下ろす。

「だらしねぇーなぁ。たかがマラソン程度で」

⏰:08/10/16 10:27 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#528 [果樹]
俺は哲の前に立ち、呆れながら哲を見下ろす。

「うるせー。サッカー馬鹿と比べんな!」

「馬鹿わ余計だ」

ドベシッと哲の頭を叩く。

今は、体育の授業中。
ちなみに学校の外周をマラソンしてきた直後だ。

サッカー部の俺と違い帰宅部の哲にはきつかったらしくとうとう哲は地面に寝転んでしまった。

⏰:08/10/16 10:28 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#529 [果樹]
「しょーがねぇーなぁ。飲み物買ってきてやるからちょっと待ってろ」

俺は自販機を探して校舎に向かった。


ピッ・・ガコン

校舎内の自販機からスポーツ飲料を取りだし、一口飲み込む。

「ぷはっ」

渇ききっていた喉が潤う。

⏰:08/10/16 10:29 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#530 [果樹]
「クスクス・・汗すごいよ?」

笑い声と共に聞こえた声を辿ると階段の方に小鶴さんが立っていた。

「マラソンしてきたから。小鶴さんこそ授業中じゃないの?」

俺は笑いながら答えて、首を傾げる。

「サボリ中」

⏰:08/10/16 10:29 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#531 [果樹]
ふふっと笑いながら俺の隣まで来た小鶴さんは、自販機のボタンを押して中から紅茶を取り出した。

「それなに?」

俺はふと小鶴さんが持っている冊子が気になった。

俺の言葉に反応した小鶴さんが「ん?」と自分の手の中のものを見る。

「ああ。これはあたしの趣味」

そういって捲ったページには沢山の写真。

⏰:08/10/16 10:29 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


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